生殖医療フロントラインMOOK(1)EBMから考える生殖医療

定価:
7,040円(本体価格6,400円+税)

在庫あり

書誌情報

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サイズ B5判
212頁
ISBN 978-4-498-16040-8
発行日 2022年11月18日

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内容

生殖医療の最前線の知識と技術を伝えるシリーズ第一弾.令和4年,一般不妊治療と生殖補助医療が保険適用となり,生殖医療の需要はますます高まっている.同時に,ARTは日進月歩で発展し,携わる医療者のスキルアップも重要な課題だ.そんな現状を鑑みて,本シリーズでは生殖医療に携わるチーム全体での向上を叶えるべく,必要な情報を精査.第一弾では,最新のエビデンスを踏まえて重要なトピックスについて解説している.

序文

シリーズの序

 わが国の生殖医療は,1983年に国内初の体外受精が成功して以来,その医療レベルは着実に進化し,現時点では国際的にも最高水準にあると言えます.この間に生殖医療はチーム医療として確立され,直接診療を担当する医師(産婦人科・泌尿器科)や看護師以外にも,専門的なスキルをもつカウンセラー(遺伝・心理),あるいは精子,卵子や受精卵を取り扱う胚培養士などが,挙児を切望するクライアントに対してチーム一丸となり,上述のような最高水準の生殖医療を提供しています.
 またいよいよ2022年4月から生殖補助医療に対しても待望の保険適用が開始されましたことから,不妊症に悩むカップルにとりましても体外受精等が以前にも増して身近な存在となりました.それらの治療効率の高さから,引き続き現在の本邦における切実な少子化問題の解決の一助として,生殖医療の全体にわたる発展が期待されています.
 今回中外医学社より企画致しましたMOOKシリーズでは,各号のテーマにふさわしい,永年の研究歴を有する著名な先生方に,現時点における生殖医療の知見に対する理解を深めることを目標に,編集をご担当いただきました.今回のMOOK(1)「EBMから考える生殖医療」に続く今後の発刊予定としまして,MOOK(2)では国際医療福祉大学教授の柳田薫先生に「受精とその障害」というテーマで,またMOOK(3)では聖マリアンナ医科大学の鈴木直先生に「がん・生殖医療」というテーマで各々ご企画をいただき,いずれもまもなくお手元にお届けできる状況にございます.是非ご期待をいただけましたらと存じます.
 本シリーズの刊行にあたりましては,企画編集の先生方をはじめ,ご多忙な中ご執筆頂いた先生方にも心より感謝を申し上げます.また本シリーズの企画以来,中外医学社の皆様方からは献身的なご協力,ご指導をいただきましたことに,深く感謝を申し上げます.

令和4年9月

兵庫医科大学医学部産科婦人科学講座主任教授
兵庫医科大学病院生殖医療センター長
柴 原 浩 章
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序文

 私は最近までに,生殖医療に特化したいくつかのテーマのテキストを,中外医学社から順次出版してまいりました.その時々を振り返りますと,拙い着想ではございましたが,素晴らしい執筆陣からのご協力と,出版に携わられた関係者からの温かいご支援のおかげをもち,各々が大変読み応えのあるテキストに仕上がり,お手に取っていただいた方々のお役にたてたものと自負しています.
 ところで生殖医療に留まらず,医学とは常に進歩し続ける領域であることから,生殖医療における最前線の知見を整理し,いち早くそれらの情報を広く提供することができればという思いから,このたび新たにMOOK企画として,「生殖医療フロントラインシリーズ」を発刊する運びとなりました.MOOKとはmagazineとbookの混成語であり,雑誌と書籍をあわせたような刊行物ですが,スピード感を重視した出版を目指すためには,最善の戦略と考えるに至りました.
 今回の「EBMから考える生殖医療」では,前半の「一般不妊治療とエビデンス」では男性不妊症,女性不妊症に関して診療でよく遭遇する場面を想定したテーマを,後半の「ARTとエビデンス」では,主として難治性の症例に対する対応手段や,最近注目されるテーマを中心に,各分野のトップランナーの先生方に,ご多忙な中ご執筆をいただきました.改めましてこの場をおかりし,喪心より感謝を申し上げます.
 このMOOKシリーズ第1弾を,生殖医療の現場でご活躍されている全ての職種の皆様方,あるいは少しでもこの領域に興味をお持ちの方々に是非ご一読いただき,実診療等での一助になることができましたら望外の喜びです.
 また本シリーズの企画以来,中外医学社の皆様方からは献身的なご協力,ご指導をいただきましたことに,深く感謝を申し上げます.

令和4年9月
兵庫医科大学医学部産科婦人科学講座主任教授
兵庫医科大学病院生殖医療センター長
柴 原 浩 章

目次

目 次

Chapter I 一般不妊治療とエビデンス

1. 男性不妊症
 1 特発性造精機能障害の治療法 〈千葉公嗣 藤澤正人〉
 2 精索静脈瘤の治療法 〈白石晃司〉
 3 閉塞性無精子症の治療法 〈湯村 寧〉
 4 抗精子抗体保有不妊男性の診断と治療法 〈柴原浩章〉

【Topics】不妊治療中のサプリメント〜男性編〜 〈太田邦明〉

2. 女性不妊症
 1 クロミフェン抵抗性PCOSの排卵誘発法 〈逸見博文 池田詩子 遠藤俊明〉
 2 黄体機能不全の診断と治療法 〈田村 功〉
 3 POIの診断と治療法 〈田中佑佳 河村和弘〉
 4 卵管性不妊症の診断と治療法 〈杉山瑞穂 鈴木達也〉
 5 子宮内膜症合併不妊女性の治療法 〈谷口文紀〉
 6 子宮腺筋症合併不妊女性の治療法 〈赤枝 俊 甲賀かをり〉
 7 子宮筋腫合併不妊女性の治療法 〈黒川早紀 前田長正〉
 8 帝王切開瘢痕症候群の不妊女性の治療法 〈辻 俊一郎 村上 節〉
 9 菲薄化子宮内膜の治療法
  A.多血小板血漿(PRP) 〈堤 治 久須美真紀〉
  B.ERP 子宮内膜再生増殖法 〈宮崎 薫〉
 10 精子不動化抗体保有不妊女性の診断と治療法 〈小林眞一郎〉
 11 原因不明不妊症の診断と治療法 〈辻 祥子 岡田英孝〉

【Topics】女性不妊症のサプリメント 〈安藤寿夫〉

Chapter II ARTとエビデンス
 1 PGT‒Aの有効性 〈竹内一浩〉
 2 確実な妊孕性温存に必要な卵子/胚の凍結数 〈脇本 裕 児島輝仁〉
 3 二段階胚移植法とSEET法 〈後藤 栄〉
 4 ICSI
  A.精液所見に基づく媒精法の選択(ICSIの適応について) 〈片桐由起子〉
  B.ICSIと人為的卵活性化処理 〈柳田 薫 柿沼敏行〉
  C.Rescue ICSIについて 〈菅沼亮太〉
  D.IMSI 〈吉田 淳〉
 5 胚培養/胚操作
  A.1PN,3PN,2.1PNの取り扱い 〈苔口昭次 塩谷雅英〉
  B.PCOSに対するIVM 〈吉田仁秋 小川誠司〉
  C.Assisted hatching(補助孵化法) 〈高見澤 聡〉
  D.Artificial shrinkage(人工的胞胚腔穿刺収縮法) 〈向田哲規 後藤優介〉
 6 反復着床不全(RIF)
  A.RIFの診断基準 〈岩佐 武 鎌田周平〉
  B.子宮内膜病変の診断と治療 〈加藤 徹〉
  C.慢性子宮内膜炎の診断と治療 〈木村文則〉
  D.子宮内膜胚受容能の診断と治療 〈京野廣一 吉永光希 橋本朋子〉
  E.子宮内フローラの診断と治療 〈鍋田基生〉
  F.免疫学的診断と治療 〈福井淳史〉
 7 ミトコンドリア移植(AUGMENT療法) 〈森本義晴〉

索引

執筆者一覧

  • 兵庫医科大学医学部産科婦人科学講座主任教授 柴原浩章 編集主幹・企画編集
  • 神戸大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学分野講師 千葉公嗣
  • 神戸大学大学院医学系研究科腎泌尿器科学分野教授,神戸大学長 藤澤正人
  • 山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学教授 白石晃司
  • 横浜市立大学附属市民総合医療センター/生殖医療センター泌尿器科診療教授 湯村 寧
  • 東京労災病院産婦人科部長 太田邦明
  • 斗南病院婦人科・生殖内分泌科科長 逸見博文
  • 斗南病院婦人科・生殖内分泌科医長 池田詩子
  • 斗南病院婦人科・生殖内分泌科 遠藤俊明
  • 山口大学大学院医学系研究科産科婦人科学 田村 功
  • 順天堂大学大学院医学研究科産婦人科 田中佑佳
  • 順天堂大学大学院医学研究科産婦人科教授 河村和弘
  • 自治医科大学産科婦人科学講座・同附属病院生殖医学センター 杉山瑞穂
  • 自治医科大学産科婦人科学講座・同附属病院生殖医学センター准教授 鈴木達也
  • 鳥取大学医学部産科婦人科学教授 谷口文紀
  • 東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 赤枝 俊
  • 東京大学医学部附属病院女性診療科・産科准教授 甲賀かをり
  • 高知大学医学部産科婦人科学講座 黒川早紀
  • 高知大学医学部産科婦人科学講座教授 前田長正
  • 滋賀医科大学医学部産科学婦人科学講座准教授 辻 俊一郎
  • 滋賀医科大学医学部産科学婦人科学講座教授 村上 節
  • 山王病院名誉病院長/リプロダクション・婦人科内視鏡治療部門 堤 治
  • 山王病院リプロダクション・婦人科内視鏡治療部門副部長 久須美真紀
  • はらメディカルクリニック院長 宮崎 薫
  • Kobaレディースクリニック院長 小林眞一郎
  • 関西医科大学産科学婦人科学講座 辻 祥子
  • 関西医科大学産科学婦人科学講座教授 岡田英孝
  • 豊橋市民病院総合生殖医療センターセンター長 安藤寿夫
  • 竹内レディースクリニック院長 竹内一浩
  • 兵庫医科大学医学部産科婦人科学講座講師 脇本 裕
  • 脇本産婦人科・麻酔科 児島輝仁
  • 後藤レディースクリニック院長 後藤 栄
  • 東邦大学医学部産婦人科学講座教授 片桐由起子
  • 国際医療福祉大学大学院教授/リプロダクションセンターセンター長 柳田 薫
  • 国際医療福祉大学教授/リプロダクションセンター副センター長 柿沼敏行
  • 福島県立医科大学産科婦人科学講座講師/附属病院生殖医療センター長 菅沼亮太
  • 木場公園クリニック院長 吉田 淳
  • 英ウィメンズクリニックさんのみやクリニック院長 苔口昭次
  • 英ウィメンズクリニック理事長 塩谷雅英
  • 仙台ARTクリニック院長 吉田仁秋
  • 仙台ARTクリニック副院長 小川誠司
  • 杉山産婦人科新宿副院長 高見澤 聡
  • 広島HARTクリニック院長・理事長 向田哲規
  • 広島HARTクリニック 後藤優介
  • 徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野教授 岩佐 武
  • 徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野 鎌田周平
  • Kobaレディースクリニック副院長 加藤 徹
  • 奈良県立医科大学産婦人科学講座教授 木村文則
  • 京野アートクリニック高輪理事長 京野廣一
  • 京野アートクリニック高輪 吉永光希
  • 京野アートクリニック高輪副院長 橋本朋子
  • つばきウイメンズクリニック理事長・院長 鍋田基生
  • 兵庫医科大学医学部産科婦人科学講座准教授 福井淳史
  • HORACグランフロント大阪クリニック院長 森本義晴
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