Annual Review消化器2015
- 定価:
- 10,780円(本体価格9,800円+税)
在庫なし
書誌情報
| サイズ | B5判 |
|---|---|
| 頁 | 244頁 |
| ISBN | 978-4-498-14037-0 |
| 発行日 | 2015年01月30日 |
内容
注目すべきトピックを厳選し,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評あるシリーズの最新年度版である.
序文
序
2013年12月にC型肝炎に対して第2世代のプロテアゼー阻害薬シメプレビルが使用できるようになり,1992年代にはじまったインターフェロン治療はその治療効果が最大限に発揮されるほぼ最終型になりました.また,2014年9月からはダクラタスビル+アスナプレビル治療が登場し,インターフェロン治療が克服できなかった問題,すなわちインターフェロン治療ができない症例やインターフェロンに反応しない患者さんへの対策が一気に進みました.今後もさらにウイルス排除率の高い治療法がいくつも開発される予定でありC型肝炎治療の進歩からは目を離すことができません.また,膵癌領域でも2013年12月のFOLFIRINOX療法に続き,2014年12月にはナブパクリタキセル+ゲムシタビン併用治療が切除不能進行膵癌の1次治療として保険収載となりました.膵癌においても実臨床の現場で使用できる抗がん剤の選択肢が増え病態に応じ治療が可能になってきています.
今年もAnnual Review消化器2015が完成し,無事に刊行されることになりました.内容をみますと,まさに急速に進歩する消化器領域の研究,疾患の診断,治療を的確に反映しており,各疾患領域の最新のトピックスがおおよそ理解できる充実した内容になっています.消化器領域は,消化管,肝臓,胆膵と守備範囲が広く,またそれぞれに内科的視点,外科的視点が存在します.忙しい毎日の中で,自身の専門領域の診療・研究に従事していると,広い消化器領域の最新の情報をバランスよくキャッチアップすることが時に難しくなることもあります.本書が多忙な先生方の診療・研究の一助となり,最新の消化器領域の進歩を俯瞰していただくことのお役にたてれば編者として望外の喜びです.
2015年1月
編集一同