臨床症状の評価と戦略的理学療法
- 定価:
- 4,180円(本体価格3,800円+税)
在庫なし
書誌情報
| サイズ | B5判 |
|---|---|
| 頁 | 112頁 |
| ISBN | 978-4-498-08326-4 |
| 発行日 | 2013年10月02日 |
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内容
次代の理学療法を担うすべての人々のために!
これまで,理学療法のリスク管理においては,心拍数や呼吸数,血圧といった各種検査値を評価指標としてきた.しかし,高齢者やいわゆる重複障害の患者に対して安全かつ効果的な理学療法を実践するには,臨床症状を評価する視点が欠かせない.そこで本書では,脳循環・心循環・腎循環・呼吸機能といった身体機能別に臨床症状を評価し,戦略的理学療法を実践する道筋を具体的に示した.次代の理学療法を担うすべての人々のために!
序文
序
臨床では高齢化社会や重複障害と称される時代背景のなかで,安全かつ効果的な理学療法の実践が求められている.また,急性期や回復期または維持期といった,各病期における病態特異性に応じた臨床症状の評価と管理は,理学療法の戦略を立てる上で必須事項である.
運動器疾患や脳血管疾患など疾患別の理学療法についての戦略は,それぞれ成書を参考にしていただきたいが,種々の疾患を問わず必要な共通する状態として臨床症状があると考える.この臨床症状をどのように評価し理学療法を戦略的に進めるのか?については,種々の疾患別理学療法や急性期または慢性期などの病期にかかわらず必要な能力である.また,臨床症状ではないが電解質異常や動脈硬化などの合併症を評価しながら,戦略を立案する能力も必要不可欠である.
これまで理学療法のリスク管理といえば,心拍数や呼吸数および血圧の数値などが重要視され評価指標とされていた.しかし,前述の呼吸循環に関わる評価指標と,臨床症状や合併症などの評価指標の重要度は同じであり,評価・観察している内容が異なるだけの話である.心拍数であっても臨床症状や合併症であっても,種々の症状を適切な評価指標に基づいて考察することが重要である.
とはいえ,本書で取り上げている領域はエビデンス研究の手薄な分野でもあり,参考となる書物が限られ賛否両論のある見解も存在する.しかし本書はこの領域をあえてターゲットにしてまとめ上げた.したがって,今後多くのエビデンス研究が発表されるまでの過渡期に,戦略的理学療法を実践する際の参考になれば幸いである.
2013年8月
聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部技術課長 渡辺 敏
目次
目 次
第1章 総 論 〈渡辺 敏〉
A 臨床症状と全身のリスク
B 理学療法の評価と管理
C 理学療法の治療戦略
第2章 脳循環 〈熊切博美〉
A 臨床症状(意識障害,起立性低血圧,めまい)
意識障害
起立性低血圧
めまい
B 評価と管理
意識障害
起立性低血圧
めまい
C 治療戦略
意識障害
起立性低血圧
めまい
第3章 心循環 〈武市尚也〉
A 臨床症状(胸痛,動悸,低拍出症候群)
胸 痛
動 悸
低拍出症候群
B 評価と管理
胸 痛
動 悸
低拍出症候群
C 治療戦略
胸 痛
動 悸
低拍出症候群
第4章 腎循環 〈渡邉陽介〉
A 臨床症状(体液異常,電解質異常,腎性貧血)
体液異常
電解質異常
腎性貧血
B 評価と管理
体液異常
電解質異常
腎性貧血
C 治療戦略
体液異常
電解質異常
腎性貧血
コラム:体液分布と体液移動について
第5章 呼吸機能 〈武市梨絵〉
A 臨床症状(呼吸困難,低酸素,換気の異常)
呼吸困難
低酸素
換気の異常
B 評価と管理
呼吸困難
低酸素
換気の異常
C 治療戦略
呼吸困難
低酸素
換気の異常
第6章 血管機能 〈堅田紘頌〉
A 臨床症状(動脈硬化,脂質異常,糖代謝異常)
動脈硬化
脂質異常
糖代謝異常
B 評価と管理
動脈硬化
脂質異常
糖代謝異常
C 治療戦略
動脈硬化
脂質異常
糖代謝異常
第7章 代謝機能 〈石阪姿子〉
A 臨床症状(全身倦怠感,低栄養と体重減少)
全身倦怠感
低栄養と体重減少
B 評価と管理
全身倦怠感
低栄養と体重減少
C 治療戦略
全身倦怠感
低栄養と体重減少
索 引