新版 スポーツ整形外科マニュアル
- 定価:
- 6,160円(本体価格5,600円+税)
在庫なし
書誌情報
| サイズ | A5判 |
|---|---|
| 頁 | 292頁 |
| ISBN | 978-4-498-07314-2 |
| 発行日 | 2013年10月23日 |
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内容
日常診療でよく遭遇するスポーツ障害や病態の基礎知識,身体所見や徒手検査,画像診断のポイント,治療方針を決定するうえで考慮すべきノウハウやピットホール,術後リハビリテーションや保存療法における復帰までプロトコールなどを具体的かつ簡潔に解説.スポーツ障害を診るうえで知っておくべきコアな知識を厳選して収載しているので,医師だけでなく,理学療法士や看護師など,整形外科スタッフなら1冊はもっているべき必携書.
序文
序
旧「スポーツ整形外科マニュアル」は故萬納寺毅智先生が関東労災病院スポーツ整形外科部長であった1991年に出版された著書です.
外来や病棟で患者さんに向き合うとき診断・手術だけでなく競技復帰までのリハビリテーションの道筋も重要な問題でした.リハビリの各段階でできることは何か,いつ練習を始められるのか,競技を始められるのはいつ頃かといったことを,ある程度具体的に示す必要がありました.スポーツ整形外科のテキストは既にありましたが,それとは別に代表的な外傷・障害のリハビリプロトコールをわかりやすく解説したパンフレットが関東労災病院スポーツ整形外科の病棟には備えてありました.それを基に患者さんに説明しながら後療法を行っていました.萬納寺先生の旧著の序文を再録し,本書のコンセプトの説明に替えたいと思います.
「このような必要性に応じて生まれたリハビリテーション中心の小冊子に,診断・治療などを書き加えたのが本書である.外来の診察机の中にでもおいて頂き,診察の一助になれば幸いである.
なお本書は学生クラブ活動レベル以上のスポーツ選手を,主に対象としているので,一般のスポーツ愛好家にとっては復帰が遅すぎるきらいがあると思うが,御批判を頂ければ幸いである.
なお最近は後療法が急速に早くなってきておりそれを競うかのような風潮があるとも思う.基礎的データを無視した超早期のリハビリテーションは医療サイドにとり決して良いものではなく,患者サイドでも再発など隠れた問題点は少なくない.われわれは厳に患者側に立った治療を行って行くべきだと思う.」
本書が萬納寺毅智先生のマニュアルの改訂版として出版できることになるにあたりましては,福林徹先生,メディカルコーディネーター吉野秀昭氏に大きな御尽力を頂きました.お二人のお力添えがなければ改訂版を作ることは不可能でした.また執筆を引き受けてくださった全ての著者の先生方のお力の結集でこのようにアップデートされた形になりました.萬納寺先生の御家族からは快く改訂版出版の許可を頂きました.中外医学社の秀島悟氏,宮崎雅弘氏,沖田英治氏のお力で本の形になりました.深く感謝いたします.
ありがとうございました.
2013年8月19日
篠塚整形外科
篠塚昌述
目次
目次
第1章 スポーツ診療のポイント〈白石 稔〉
1 Minor injuryの考え方
2 全身から各部位へ
3 診察室で
4 診断学の進歩 ; MRI,CT,US
5 コメディカルとの連携
第2章 頭部外傷・脳振盪 担当編集者:川又達朗
1 総論〈谷 諭〉
2 頭皮挫傷,切傷〈福田 修〉
3 脳振盪〈荻野雅宏〉
4 急性硬膜下血腫〈森 達郎〉
第3章 手・前腕 担当編集者:大江隆史
1 橈骨遠位端骨折〈三浦俊樹〉
2 槌指〈三浦俊樹〉
3 TFCC損傷〈大江隆史〉
4 舟状骨骨折〈森崎 裕〉
5 有鉤骨骨折〈森崎 裕〉
6 中手骨骨折〈森崎 裕〉
7 伸筋腱脱臼・手指腱損傷〈三浦俊樹〉
8 手指関節側副靱帯損傷〈大江隆史〉
第4章 肘・上腕 担当編集者:岩堀裕介
1 リトルリーグ肘〈松浦哲也〉
2 肘関節離断性骨軟骨炎〈松浦哲也〉
3 肘関節内側側副靱帯損傷〈山崎哲也〉
4 肘関節疲労骨折・骨端線閉鎖遅延〈山崎哲也〉
5 肘関節変形性関節症〈山崎哲也〉
6 肘関節部末梢神経障害〈織田 崇 和田卓郎〉
7 肘関節上顆炎(外側上顆炎・内側上顆炎)〈織田 崇 和田卓郎〉
第5章 肩 担当編集者:岩堀裕介
1 反復性肩関節前方脱臼〈小林尚史〉
2 肩鎖関節脱臼・鎖骨骨折〈菊川和彦〉
3 動揺肩,後方および多方向性肩関節不安定症〈小林尚史〉
4 腱板損傷・インピンジメント症候群〈小林尚史〉
5 腱板疎部損傷〈小林尚史〉
6 SLAP損傷〈岩堀裕介〉
7 スポーツによる肩関節部神経障害〈岩堀裕介〉
8 投球障害肩〈岩堀裕介〉
第6章 脊椎(頚椎,胸椎,腰椎) 担当編集者:金岡恒治
1 頚椎・頚髄損傷〈坂根正孝〉
2 頚椎捻挫・Burner症候群〈金岡恒治〉
3 胸腰椎の外傷〈坂根正孝〉
4 腰椎椎間板ヘルニア〈西良浩一〉
5 腰椎分離症(疲労骨折)〈西良浩一〉
6 非特異的腰痛,椎間関節性腰痛,仙腸関節障害,筋性腰痛〈金岡恒治〉
第7章 骨盤・股関節・大腿 担当編集者:間瀬泰克
1 裂離骨折〈間瀬泰克〉
2 鼡径部痛(グロインペイン)症候群〈立石智彦〉
3 FAI〈立石智彦〉
4 弾発股〈立石智彦〉
5 筋挫傷〈間瀬泰克〉
6 骨化性筋炎〈間瀬泰克〉
第8章 膝関節 担当編集者:宗田 大
1 前十字靱帯損傷〈石橋恭之〉
2 内側側副靱帯損傷〈古賀英之 宗田 大〉
3 後十字靱帯損傷〈津田英一〉
4 後外側構成体損傷(複合靱帯損傷)〈古賀英之 宗田 大〉
5 半月板損傷〈関矢一郎〉
6 腸脛靱帯炎〈藤谷博人〉
7 膝蓋骨外側不安定症〈立石智彦〉
8 膝蓋腱炎〈宗田 大〉
9 オスグッド病〈藤谷博人〉
10 タナ障害〈宗田 大〉
11 有痛性分裂膝蓋骨〈津田英一〉
12 膝離断性骨軟骨炎〈石橋恭之〉
13 関節軟骨損傷〈関矢一郎〉
14 変形性膝関節症〈関矢一郎〉
第9章 下腿,アキレス腱 担当編集者:熊井 司
1 アキレス腱断裂〈熊井 司〉
2 アキレス腱症・周囲炎・付着部症〈熊井 司〉
3 シンスプリント〈篠原靖司 熊井 司〉
4 近位脛腓関節障害〈東山一郎 熊井 司〉
5 下腿コンパートメント症候群〈林 宏治 熊井 司〉
6 脛骨疲労骨折〈宗田 大〉
第10章 足関節 担当編集者:杉本和也
1 足関節外側靱帯損傷,陳旧性足関節外側靱帯損傷〈杉本和也〉
2 三角靱帯損傷〈倉 秀治〉
3 遠位脛腓関節離開〈倉 秀治〉
4 骨軟骨損傷,離断性骨軟骨炎〈倉 秀治〉
5 腓骨筋腱脱臼〈倉 秀治〉
6 足関節インピンジメント症候群〈杉本和也〉
7 足関節・足部の疲労骨折〈杉本和也〉
第11章 足部〈田中康仁〉
1 外反母趾
2 母趾種子骨障害
3 足底腱膜炎
4 Lisfranc靱帯損傷
5 外脛骨障害
6 その他の種子骨・過剰骨障害
第12章 肉離れ〈奥脇 透〉
1 肉離れ
第13章 リハビリテーション 担当編集者:石橋恭之
1 アスレチックリハビリテーションの概要〈前田周吾〉
2 関節可動域訓練とストレッチング〈前田周吾〉
3 筋力回復・増強訓練〈前田周吾〉
4 テーピング〈前田周吾〉
5 ACL再建術後リハビリテーション〈前田周吾〉
付録 徒手テスト法〈岩堀裕介 篠塚昌述〉
索引