今まで誰も教えてくれなかった 新井式前庭リハビリのエッセンス 第2版
内容
めまいと上手く付き合う新井式 〜治すだけが前庭リハにあらず〜
めまい診療のスペシャリスト・新井先生の診療ノウハウのすべてがわかるエッセンスブック,通称「還暦本」が改訂されました.めまい・ふらつきに負けずに治すためのオーダーメイドなプログラムを紹介した前版でしたが,この2年で新井先生の心境には若干の変化が生じてきました.なかなかすんなりとめまい・ふらつきが消えてくれないこともあります.そんなときは,「めまいと上手く付き合いましょう」「ふらつきとは手打ちをしましょう」とシンプルな折り合いも可能なのです.37年の前庭リハ指導経験で辿り着いた,誰でも簡単にできる前庭リハビリテーションをぜひご覧ください.新井先生からのスペシャルメッセージ集も必見です.
序文
はじめに
みなさん、こんにちは。私は横浜市立みなと赤十字病院めまい平衡神経科の新井基洋と申します。本書をお手に取ってくださり、ありがとうございます。本書は、薬物のみでの治療に抵抗し、患者さんを苦しめている各種めまい症状とめまいに付随する諸症状が遷延する慢性めまい患者さんに、前庭リハビリ(以下前庭リハ)という治療法があることを医師から話していただき、段階的に実践していただくための本です。
それぞれの患者さんの症状を踏まえて最適な前庭リハを選択して治療したいのだが、どの前庭リハを選んでよいかわからないという声を、医師からも患者さんからも頂戴します。これには患者さんの実年齢や前庭リハへの取り組みのやる気の度合も関係しますので、本来は患者さん一人ひとりに対してオーダーメイドされた選択が理想なのです。しかし、令和8年4月の時点では前庭リハ指導料などには保険点数がないため、医師や理学療法士は無料で指導しなくてはなりません。よって、忙しい診療で前庭リハのための時間を多くはとれません。
そこで、私が35年間の前庭リハ指導歴の経験値から厳選した前庭リハを本書で紹介します。それも、自宅の限られたスぺースで行うのにふさわしい内容としました。高齢の患者さんには、年齢で落ちた全身の平衡機能や筋力などの改善も加味し、適切な強度も考慮した前庭リハから開始していただきます。リハビリ強度は基本的には「弱」→「中」→「強」と段階的にステップアップしていきますが、年齢が若く、やる気のある患者さんは「中」から始め、「強」へとステップアップしていただいても構いません。指導医師の皆さんには、迷った場合は「弱」から開始されることをお勧めします。
また、本書では、前庭リハビリや耳石置換法をわかりやすく解説した動画を用意し、2次元コードからスマートフォンなどで手軽に視聴できるようにしました。動画はモデルさんと新井、および出演を快諾してくれたジャパン・メディカル・カンパニーCEOの大野秀晃氏が実演している3パターンです。
では、動画も参考にしながら実際に施行してみましょう! 楽しみながら学習してください。
横浜市立みなと赤十字病院めまい平衡神経科 新井基洋
著者からのメッセージ
(初版、2024年)
著者からのメッセージ
(第2版、2026年)
目次
目次
第1章 強度別前庭リハビリ〔コンパクト版〕
第2章 BPPVの耳石置換法と耳石が動く様子
第3章 最新の検査と薬物治療
本書のウリ
2次元コードから動画を見ることができます。
歩行の代わりに足踏みを取り入れたリハビリ(18番コンパクトスペース版)を学ぶことができます。
耳石が動く様子を見ることができます。
本書の内容は複写厳禁です。