間違いだらけの緩和薬選び Ver.2 世界一簡単な緩和薬の本
- 定価:
- 3,300円(本体価格3,000円+税)
在庫なし
書誌情報
| サイズ | A5判 |
|---|---|
| 頁 | 182頁 |
| ISBN | 978-4-498-01795-5 |
| 発行日 | 2015年06月10日 |
電子書籍はこちらから(外部サイト)
内容
臨床で「すぐ」に活用できる緩和薬選びの本として,緩和医療の常識を変えた好評書の最新版.初版刊行から約2年が経過し,緩和医療の世界も,新たな薬剤の登場,薬の使い方や考え方の変化など,その進歩は著しい.緩和医療医として最前線で活躍し続ける著者が,コンパクトかつシンプルでわかりやすいスタイルはそのままに,これらの動向を余すところなく随所に織り込んだ.本書ver.2で,あなたの緩和医療臨床をよりup-to-dateなものに!
序文
第2版の序
皆さんからの温かい支持のおかげさまで,初版から2年でこの新版を出させて頂くこととなりました.ありがとうございます.
他の医療分野の発展と同様に,緩和医療の領域でも新たな薬剤が使用可能となり,また使用法や考えが進歩し続けています.
日々進化し続ける医療の知識をアップトゥデートすることは,とりわけ日々の臨床に多忙な臨床家にとって易しいものではなく,また特に専門分野外ではそうだと思います.
他方で緩和医療のニーズは増える一方で,以前からは考えられないことですが,患者さんから「緩和医療を行ってください」と“緩和医療”の名を挙げて,苦痛緩和を求められるというような機会が出てきております.満足な症状緩和ががんや他の医療に携わる医療者により求められているという状況があります.
そのような中,最短の時間で,臨床ですぐに活用できる緩和医療の本があれば便利であろう,との思いから生まれた初版が,筆者の予想を超えてお手に取って頂いたということは望外の幸せであります.新版でも,最新の知見を盛り込みながら,版を重ねるほど長大化するというようなありがちな弊を踏まぬように心がけ,シンプルさに重きを置いて編ませて頂きました.
実は新版でも,鍵となる薬剤はそれほど変わっていないことに気がつかれるでしょう.新しい薬剤も,私自身が使って明らかに良いという実感がないものは,判断保留として収載しておりません.その点では中小の変化は数ありましたが,旧版からパラダイムシフトを起こすほどの大変革はこの2年ではなく,あくまで地道な改良が中心であったと概観しています.
本書が皆さんのお手元にあって,症状緩和の頼りになるパートナーとしてあり続けることを,そして苦しむ患者さん方に皆さんの手によって優れた緩和医療が為されることを願ってやみません.
2015年5月
大 津 秀 一
目次
目 次
はじめに
使用上の注意
緩和スペクトルの見方
序章 がんの患者さんの苦痛を取る時のポイント薬を適切に使用するための(薬以外の)基礎知識
1 ベタメタゾン,デキサメタゾン,プレドニゾロン
2 ミダゾラム,フルニトラゼパム
3 疼痛の治療法
◆ アセトアミノフェン
◆ NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)
◆ オピオイド
◆ モルヒネ
◆ オキシコドン
◆ フェンタニル
★鎮痛補助薬のすべて
◆1 プレガバリン
◆2 デュロキセチン
◆3 アモキサピン
プラス1 ミルタザピン
4 ブロマゼパム坐薬
5 呼吸困難の治療法
6 フェノバルビタール(注射と坐薬)
【精神症状の治療薬】
7 せん妄の治療薬
◆ クエチアピン
◆ リスペリドン
◆ ハロペリドール
8 不安の治療薬
◆ 抗不安薬
9 不眠の治療薬
10 抑うつの治療薬
【消化器症状の治療薬】
11 消化管閉塞の治療薬
◆ オクトレオチド
12 腸蠕動痛の治療薬
◆ ブチルスコポラミン
13 嘔気・嘔吐の治療薬
14 便秘の治療薬
【その他の身体症状の治療薬】
15 高カルシウム血症の治療薬
16 浮腫・腹水・胸水の治療薬
17 めまいの治療薬
18 口腔カンジダ症の治療薬
19 抗菌薬と皮下点滴
20 皮膚転移の悪臭に
おわりに
索引