医療系学生のための 合格授業!内科学
内容
医療系専門学校の学生に向けて,「内科学」の重要ポイントを凝縮した.何をどこまで知っていればいいのか分からない…という人は,まずは本書を手にとってもらいたい.長年医療系専門学校で教鞭を取り,数多くの合格者を輩出してきた著者が,国試に受かるために,そして患者から信頼を得るために必須の知識に絞って解説した.あたかも目の前で授業を受けているような親しみやすく分かりやすい解説で,無理なく頭に入ってくる.
序文
はじめに
多くの患者さんにとって医療従事者は医療の専門家であり,医師でなくとも患者さんから病気についての質問を受けることは日常的です.したがって発生頻度の多い疾患についてはある程度しっかりと理解していることが医療従事者には求められます.
私は10年以上,医療系専門学校で内科学の講義を行ってきました.かつては仕事をしながら医療資格を取ろうという比較的年齢の高い方が多かったのですが,ここ数年は高校を卒業してからすぐに専門学校に入る20歳前後の若者が非常に多くなりました.
教え始めの頃は自分よりも年齢の高い学生さんが多かったので,内科学の要点をかいつまんで教えていました.しかし,学生さんの年齢が若くになるにつれ,卒業までに必要最低限の知識は全て教えたいと,この10 年間で講義の内容も網羅的なものに変わりました.近年は毎回ノドが枯れるまで熱弁を奮っているため常にノドの調子が悪いのですが,それでも卒業までに全て伝えたい気持ちの方が勝っています.
本書は私が講義している内容のうち,特に重要な疾患に絞ってまとめたもので,多くの医療従事者にとって必須の知識と言えます.ここに記載されている内容は国家試験において内科学の問題で高得点を取る上で必須の知識です.また卒後に患者さんからの信頼を得るために必要な知識でもあります.どの医療資格においても,最低限知っておくべきこととして本書は基本中の基本です.どこまで何を知ればいいかわからないという学生さんには,是非本書を手にとって頂き,学習の参考にして頂ければ幸いです.
平成29年5月
永井恒志
目次
もくじ
Chapter 1 呼吸器疾患
1 肺炎
2 肺結核
3 気管支喘息
4 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
5 肺癌
Chapter 2 循環器疾患
1 狭心症
2 心筋梗塞
3 心不全
Chapter 3 消化器疾患
1 胃十二指腸潰瘍
2 胃癌
3 大腸癌
4 肝炎
5 肝硬変
6 肝癌
Chapter 4 内分泌疾患
1 クッシング症候群
2 バセドウ病
3 橋本病
4 糖尿病
Chapter 5 腎臓疾患
1 急性糸球体腎炎
2 ネフローゼ症候群
3 腎不全
Chapter 6 神経疾患
1 脳梗塞
2 脳出血
3 くも膜下出血
4 パーキンソン病
COLUMN
インフルエンザ桿菌
細菌のサイズ
喘息患者は気象予報士
喫煙者のCOPD発症率
肺癌早期発見にレントゲンは無効
ニトログリセリンは爆発する?
代償性心不全
ショック
凄まじきバリー・マーシャル
胃と大腸のポリープ
皮膚が黄色い
かよわいのは乙女ではなくオトコである
メドゥーサの頭
消えた高脂血症
バセドウ病とグレーブス病
膵臓のチカラ
複雑怪奇な腎臓疾患
アレルギーの5型
私は認知症でしょうか?
火事で一番に出てきたのは