改訂コルポスコピースタンダードアトラス:日本婦人科腫瘍学会2014
- 定価:
- 5,170円(本体価格4,700円+税)
在庫あり
書誌情報
| サイズ | 四六倍判 |
|---|---|
| 頁 | 58頁 |
| ISBN | 978-4-498-06035-7 |
| 発行日 | 2014年03月27日 |
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内容
2011年にリオデジャネイロで開催された国際学会でなされた改訂を踏まえ,我が国での臨床で役立つよう最新の所見分類に基づいて解説したアトラス.コルポスコピーに習熟し正しく所見を読みとるために必携のレファランス.
序文
序
昨今の子宮頸癌予防,検診,啓発活動の高まりとともに,二次精検を必要とする患者も増加しており,子宮腟部拡大鏡診(コルポスコピー)は現在不可欠の手段となっています.ベセスダシステムでは,high-risk HPV陽性ASC-USならびにLSIL以上の全ての細胞診異常例に対してコルポ下生検が推奨されており,その臨床検査法としての重要性が一層高まってきました.また,CIN1,CIN2症例はHPV genotypingに基づいて検診間隔や治療の要否を勘案しますが,その臨床的取扱いにはコルポスコピーが不可欠であります.
コルポスコピー所見分類に関しては,国際的な情勢に対応して,わが国でも過去3回にわたり図譜が発行されてきました.1975年にグラーツで開催された第2回国際子宮頸部病理・コルポスコピー学会(International Federation of Cervical Pathology and Colposcopy: IFCPC)で採択された国際分類を本邦用に改編し,初版であるコルポスコピー標準図譜(1980年,日本コルポスコピー研究会編)が発刊されました.次に,第2回目の大幅な分類改正が1990年にローマの第7回IFCPC学会で行われ,わが国でもそれに対応して改訂コルポスコピー標準図譜(1994年,日本婦人科病理・コルポスコピー学会編)が発刊されました.さらに,2002年にバルセロナで開催された第11回IFCPC学会で,ローマ分類を改訂した新しい国際所見分類(バルセロナ分類)が採択されました.日本婦人科腫瘍学会でもそれに対応して改訂用語が定められ,「新コルポスコピースタンダードアトラス:日本婦人科腫瘍学会2005」が発刊されています.
一方,2011年にリオデジャネイロで開催された第14回IFCPC学会で,また新たにコルポスコピー所見分類の改訂が行われました.今回の改訂では,子宮頸部の全体像や異常所見の概観を把握した上で個々の所見を整理するというコンセプトであること,異型血管を浸潤癌疑いに含めていること,リープ切除方式に言及していること,腟病変にもコルポ所見分類を適用すること,などが従来と異なっています.これまでも改訂のたびに混乱がみられたので,わが国が世界の趨勢に必ずしも全面的に従う必要性はないと思われましたが,日本婦人科腫瘍学会では再び改訂小委員会を立ち上げて対応策を協議してきました.
今回の改訂では,今後の国際的対応も考慮しリオデジャネイロ分類を基盤として大幅に変更を加えました.詳細は本書に記載しておりますが,可能な限り簡潔で現行の日本版コルポスコピー所見分類に慣れている医師にとって混乱なく受け入れ可能なコルポスコピー所見分類として提示しました.正常,異常所見,その他非癌所見の症例写真も,第3版の図譜と関連を持たせながら,さらに充実しました.
ここに編集に当たってご尽力下さった各委員ならびに中外医学社各位に感謝するとともに,「改訂コルポスコピー所見分類:日本婦人科腫瘍学会2014」が皆様の日常診療のお役に立つことを心から願う次第です.
2014年3月
日本婦人科腫瘍学会
コルポスコピー標準図譜
改訂小委員会
委員長 植田 政嗣
目次
目 次
改訂コルポスコピー所見分類:日本婦人科腫瘍学会2014
改訂コルポスコピー所見分類:日本婦人科腫瘍学会2014 所見対応略図記載法
改訂コルポスコピー所見分類:日本婦人科腫瘍学会2014 成立について
Colposcopic Classification:Rio de Janeiro 2011
コルポスコピー所見分類:日本婦人科腫瘍学会2005
Colposcopic Classification:Barcelona 2002
リオデジャネイロ国際分類とバルセロナ国際分類の相違について
コルポスコピー所見分類採択の歴史的経緯
A.総合評価
B.正常所見
C.異常所見
D.浸潤癌所見
E.その他の非癌所見
改訂コルポスコピー所見分類:日本婦人科腫瘍学会2014 各所見解説
リオデジャネイロ国際分類における腟所見および円錐切除法に関する見解
コルポスコープ紹介
編集後記