サル痘特講 Dr.岡の感染症ディスカバリーレクチャー

定価:
2,640円(本体価格2,400円+税)

在庫あり

書誌情報

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サイズ A5判
86頁
ISBN 978-4-498-02142-6
発行日 2022年10月28日

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内容

大好評「感染症ディスカバリーレクチャー」シリーズ最新版.世界で異例の流行を見せるサル痘は,従来の臨床像とは異なる特徴があります.正しい対応を知っていれば救える治療可能な疾患だからこそ読んで欲しい1冊.
・サル痘について基本的知識から,鑑別の注意点,今回の流行の特徴まで網羅
・鑑別診断の鍵となるHIVや梅毒など性感染症の診療原則についても解説
この1冊で必要な情報をすべて学べる超実用的マニュアル!

序文



 新型コロナウイルスの国内第7波がようやく落ち着きつつある.目の前のコロナの7波の対応や,今後の対策,さらに,冬を迎えるにあたりインフルエンザの脅威など医療に対する課題は山積している.医療のみならずウクライナ戦争や進む円安,元総理の国葬問題などもあり,なかなか大変な令和の世の中であるが,忘れてはならないのが,このサル痘だ.
 感染力の問題から,おそらく新型コロナウイルスのような事態にまでなる可能性は低いだろうが,水面下で依然として感染は拡大している.本文中でもあるように,性感染症としての特徴も持つ本感染症は,このように水面下にゆっくりと持続的な流行が続く可能性がある.
 おそらく,じきに様々な医療機関で患者が報告されてくると考えて,準備していた方が良い.本書はそのために院内の職員対象に行った講義を書き下ろしたものである.加えて,性感染症の診療の基本を理解して頂くための講義も収録した.
 新型コロナウイルスにおいても,デマや差別偏見といったウイルス以外の戦いが現場の負担となったことは忘れられない.サル痘においては,新型コロナウイルス以上に差別や偏見の目にさらされることにWHOは警鐘を鳴らし,病名自体の変更も検討されている.
 差別や偏見の一部は,不正確な知識からしばしば生まれてくる.流行が拡大してしまう前に,多くの医療従事者の皆様に,わかりやすさを第一に心がけた本講義録を一読いただいて,差別偏見なく,本来はどこでも診療できるはずである本4類感染症の診療の参考になれば幸いである.

2022年10月
岡 秀昭

目次

Contents

PART1 サル痘
  ◆はじめに
  ◆基礎・疫学
  ◆感染源・キャリア
  ◆2022 年の大流行について
  ◆特徴
  ◆ウイルス学
  ◆天然痘とは
  ◆天然痘とワクチン
  ◆天然痘ワクチンとサル痘
  ◆臨床像
  ◆感染様式
  ◆2022 年のサル痘
  ◆予後・重症度
  ◆診断
  ◆治療
  ◆どんな時に疑う?
  ◆感染予防策
  ◆最後に

PART2 知っておきたい性感染症診療
  ◆症例を通して考える性感染症への対応: 症例1
  ◆症例を通して考える性感染症への対応: 症例2
  ◆HIVについて
  ◆性感染症を診るうえで重要なこと
  ◆性感染症とは
  ◆性感染症の症状
  ◆問診のコツ
  ◆代表的な性感染症
  ◆梅毒について
  ◆性感染症予防

文献
索引

執筆者一覧

  • 埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科教授 岡 秀昭
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