いまさら訊けない!透析患者検査値のみかた,考えかた Ver.3

定価:
3,960円(本体価格3,600円+税)

在庫あり

書誌情報

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サイズ B6判
300頁
ISBN 978-4-498-32404-6
発行日 2025年06月30日

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内容


効率的かつ適切に透析患者の検査を行うための好評書がリニューアル!
透析患者の血液検査について,その臨床的な意義や診療での注意点などが一目で理解できると好評を博したハンドブックの最新版.透析患者の高齢化がますます進むいま、複数の並存疾患を抱える場合も少なくない.いかに適切な検査計画を立て,併存実感の早期発見に繋げるかが重要である.このような状況をうけ,日常診療で測定機会の多い3項目(HIV抗体、アンモニア、骨代謝マーカー)を加え,改訂第2版と同様,基準値,測定法,特徴,測定頻度,臨床的な意義,透析診療における注意点などについてアップデートした.

序文

3版の序



 本書が出版されてから早や11年がたち,2版が改訂されてから7年が過ぎました.お陰様で,「透析現場で役立つ検査ハンドブック」として高くご評価いただき,今回,3版を改訂する機会をいただきました.
 現在,透析患者さんはますます高齢化しており,複数の併存疾患を有する場合が少なくありません.そのため,日常診療では併存疾患の発症・進展をいかに早く見つけるかがポイントであり,患者さん個々の病態に応じて適切な検査計画を立てる必要があります.その一方で,診療報酬の減額やメディカルスタッフ不足などの影響により,医療経済的に効率の良い適切な検査メニューを考えることも求められます.
 3版では,日常診療で測定機会の多い4項目(HIV抗体,アンモニア,テストステロン,骨代謝マーカー)を新たに加え,全部で49項目を取り上げました.今回も各検査の基準値,測定法,特徴,測定頻度,臨床的な意義,透析診療での注意点などについて,最近の診療ガイドラインの知見を含めてご執筆いただいています.
 本書は透析診療へ従事する研修医・専攻医などの若手医師のみならず,中堅の医師や看護師・臨床工学技士などのメディカルスタッフの皆様にも,日常診療における臨床検査ハンドブックとして,自信をもってお薦めできる内容となっています.ぜひ,本書を透析室のベッドサイドに置いていただき,検査計画をたてる際の参考書として活用いただけると幸いです.
 最後に,今回も第一線で活躍される多くの先生方に,お忙しい中,それぞれの項目をわかりやすく解説いただきました.この場をお借りし,心よりお礼申し上げます.

2025年5月
市立湖西病院腎臓内科 加藤明彦

目次

目 次


I 総論
 1.透析患者の検査は特殊である 〈加藤明彦〉

II 定期的に行われる検査
 2.白血球数/分画 〈山下  敦 池谷直樹〉
 3.ヘモグロビンHb/MCV/MCHC/網状赤血球 〈山本  泉 山本裕康〉
 4.血小板 〈戸川  証〉
 5.ナトリウム/クロール 〈小松康宏〉
 6.カリウム 〈石垣さやか〉
 7.pH/重炭酸イオン 〈熊谷裕通〉
 8.クレアチニン 〈長井幸二郎〉
 9.血清尿素窒素 〈松島秀樹〉
10.尿 酸 〈岡崎空弥 安田日出夫〉
11.リン/カルシウム 〈横山啓太郎〉
【Column】線維芽細胞増殖因子(FGF23)と心血管合併症
12.マグネシウム 〈米村克彦〉
13.GOT(AST)/GPT(ALT)/γ-GTP 〈山本龍夫〉
14.アルカリホスファターゼ 〈藤倉知行〉
15.アルブミン 〈加藤明彦〉
16.コレステロール 〈庄司哲雄〉
17.中性脂肪(トリグリセリド) 〈佐々木  環 和田佳久〉
18.C反応性蛋白(CRP) 〈辻  孝之〉
19.鉄/フェリチン 〈稲熊大城〉
【Column】ヘプシジン-25
20.副甲状腺ホルモン 〈重松  隆〉
21.β2-ミクログロブリン 〈松尾浩司 山本  卓〉
22.血糖/ヘモグロビンA1c/グリコアルブミン 〈稲葉雅章〉
23.B型肝炎ウイルス 〈大石和久〉
24.C型肝炎ウイルス 〈安藤亮一〉
25.HIV抗体 〈日ノ下文彦〉
26.透析効率の指標(Kt/V, URR, nPCR) 〈宮地武彦〉

III 病態に応じて行われる検査
27.アミラーゼ 〈大浦正晴〉
28.トロポニンT/I,CK 〈古殿孝高 渋谷祐子〉
29.凝固検査 〈磯部伸介〉
30.シスタチンC 〈内藤善隆〉
31.ペントシジン 〈岩崎香子 深川雅史〉
32.アンモニア 〈宇田  晋 柏木  愛 安藤宙和〉
33.甲状腺ホルモン 〈木村祐太 菅野義彦〉
34.レニン/アルドステロン 〈大橋  温〉
35.コルチゾール/ACTH 〈坂尾幸俊〉
36.テストステロン 〈白石晃司〉
37.体液量マーカー(hANP, BNP, NTpro-BNP) 〈櫻井  薫〉
38.ビタミンD 〈笠井健司〉
39.骨代謝マーカー 〈谷口正智〉
40.プロカルシトニン/プレセプシン 〈辻  尚子〉
41.クォンティフェロン/Tスポット 〈小野雅史〉
42.抗MAC抗体(キャピリア®MAC抗体) 〈安井秀樹〉
43.深在性真菌症マーカー 〈岩倉考政〉
44.腫瘍マーカー 〈中井健太郎〉
45.自己抗体 〈野垣文昭〉
【Column】透析導入後にSLEやANCA関連血管炎は再燃することはあるの?
46.アルブミン以外の生化学的栄養指標(RTP) 〈磯崎泰介〉
【Column】理想的な生化学的栄養指標
47.微量元素 〈松本芳博〉
【Column】微量元素とは
48.カルニチン 〈樋口輝美〉
49.脂肪酸4分画 〈庄司哲雄〉
50.薬物血中濃度 〈見野靖晃〉

索 引

執筆者一覧

  • 市立湖西病院腎臓内科 院長特別補佐 加藤明彦 編著
  • 焼津市立総合病院総合診療内科 山下 敦
  • 焼津市立総合病院医務部長・総合診療内科 池谷直樹
  • 東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科講師 山本 泉
  • 東京慈恵会医科大学附属病院教授・副院長 山本裕康
  • 静岡済生会総合病院腎臓内科部長 戸川 証
  • 板橋中央総合病院副院長 小松康宏
  • 浜松医科大学医学部附属病院血液浄化療法部診療助教 石垣さやか
  • 錦野クリニック 熊谷裕通
  • 静岡県立総合病院腎臓内科部長・腎センター長 長井幸二郎
  • 聖隷三方原病院医長補佐・腎臓内科 松島秀樹
  • 浜松医科大学腎臓内科 岡崎空弥
  • 浜松医科大学腎臓内科准教授 安田日出夫
  • 慈恵医大晴海トリトンクリニック所長 横山啓太郎
  • 富士宮市立病院顧問 米村克彦
  • 藤枝市立総合病院腎臓内科診療部参与 山本龍夫
  • 浜松医科大学第一内科助教 藤倉知行
  • 社会医療法人愛仁会井上病院臨床研究センターセンター長/大阪公立大学大学院代謝内分泌病態内科学特任教授 庄司哲雄
  • 川崎医科大学総合臨床医学特任教授 佐々木環
  • 川崎医科大学腎臓・高血圧内科学講師 和田佳久
  • 浜松医療センター腎臓内科部長 辻 孝之
  • 藤田医科大学ばんたね病院腎臓内科教授 稲熊大城
  • 地方独立行政法人りんくう総合医療センター腎臓内科主任部長 重松 隆
  • 新潟白根総合病院腎臓内科医長 松尾浩司
  • 新潟大学大学院医歯学総合研究科腎研究センター腎・膠原病内科学分野教授 山本 卓
  • 大野記念病院名誉院長・大阪市立大学名誉教授 稲葉雅章
  • 志都呂クリニック院長 大石和久
  • 医療法人社団石川記念会顧問 安藤亮一
  • 日ノ下医院院長 日ノ下文彦
  • しみず巴クリニック院長 宮地武彦
  • 焼津市立総合病院腎臓内科科長 大浦正晴
  • NTT東日本関東病院高血圧・腎臓内科主任医長 古殿孝高
  • NTT東日本関東病院副院長・高血圧・腎臓内科部長 渋谷祐子
  • 浜松医科大学血液浄化療法部部長・准教授 磯部伸介
  • 藤枝市立病院腎臓内科 内藤善隆
  • 日本文理大学保健医療学部教授 岩崎香子
  • 東海大学医学部客員教授 深川雅史
  • JCHO横浜中央病院腎臓・人工透析内科部長 宇田 晋
  • JCHO横浜中央病院腎臓・人工透析内科医員 柏木 愛
  • JCHO横浜中央病院腎臓・人工透析内科医員 安藤宙和
  • 東京医科大学腎臓内科学分野助教 木村祐太
  • 東京医科大学腎臓内科学分野主任教授 菅野義彦
  • 浜松医科大学卒後教育センターセンター長・特任准教授 大橋 温
  • 浜名クリニック院長 坂尾幸俊
  • 山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座教授 白石晃司
  • 大原綜合病院腎臓内科統括主任部長 櫻井 薫
  • 富士市立中央病院腎臓内科診療参事兼人材育成センター長 笠井健司
  • 福岡腎臓内科クリニック副院長 谷口正智
  • 浜松医科大学附属病院血液浄化療法部診療助教 辻 尚子
  • 静岡共立クリニック腎臓内科 小野雅史
  • 浜松医科大学医学部附属病院臨床研究センター特任准教授 安井秀樹
  • 浜松医科大学第一内科診療助教 岩倉考政
  • 福岡赤十字病院腎臓内科副部長 中井健太郎
  • 島田市立総合医療センター腎臓内科主任部長 野垣文昭
  • いそざきファミリークリニック院長 磯崎泰介
  • 静岡市立静岡病院腎臓内科主任科長 松本芳博
  • 敬愛病院理事長兼病院長/腎臓内科 樋口輝美
  • 浜松医科大学医学部附属病院薬剤部特任准教授・副薬剤部長 見野靖晃
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