Annual Review 腎臓2014
- 定価:
- 12,100円(本体価格11,000円+税)
在庫なし
書誌情報
| サイズ | B5判 |
|---|---|
| 頁 | 296頁 |
| ISBN | 978-4-498-22408-7 |
| 発行日 | 2014年01月24日 |
内容
序文
序
1987年,中外医学社から“Annual Review”シリーズの1つとして腎臓編が上梓され,これまで多くの編者・執筆者のご尽力により各年度の腎臓病学の動向が簡潔にまとめられてきた.腎臓病の基礎研究者および腎臓専門医の研鑽に貢献してきたと自負している.今回も,「Annual Review?腎臓2014」が刊行されることになり,Basic nephrology とClinical nephrologyのこの1年間の進歩が大変よくまとめられている.通読することも,あるいは関心あるポイントに絞って学ぶことも可能である.是非,広くご活用いただきたい.
近年,腎・泌尿器・産科領域における基礎研究・臨床診療の分野でも遺伝子解析を基盤にした出生前・術中遺伝子診断や創薬・薬物アレルギー対策,iPS細胞を用いた再生医療,さらには医用ロボットなどが盛んに検討され,実践されている.また,最近は急性腎障害(AKI)の新規バイオマーカーの検討や治療法の開発,慢性腎臓病(CKD)の診療ガイド・ガイドライン作成などへの取り組みも盛んである.しかし,末期腎不全から透析療法への進行を抑え込むことは,いまだ不十分であり,基礎研究と臨床診療のエビデンスに基づいた治療法の確立が一層求められている.
本書を多くの基礎研究者,腎臓専門医,腎臓を専門とするかかりつけ医,大学院生など多くの人達に活用していただきたいと願っている.最近は,ICTを用いた学習に舵を切っているが,私が学生時代から行ってきた文字ベースで色を付けたり下線を引いたりする勉強法も決して間違ってはいないと思っている.執筆は,今回も新進気鋭の腎臓専門医にお願いした.皆様のご協力に対し,心からお礼申し上げる.しかし,内容の不備な点や過不足があろうかと思われるので,忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いである.
末筆ながら,本書の刊行にご尽力いただいた中外医学社の皆様に厚くお礼申しあげます.
2013年厳冬 神田川のほとりにて
富野康日己