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書籍詳細

Annual Review 腎臓 2008

Annual Review 腎臓 2008

御手洗哲也 他編

B5判 272頁

定価10,340円(本体9,400円 + 税)

ISBN978-4-498-12454-7

2008年01月発行

在庫なし

注目すべきトピックを選び,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評ある年刊書の最新版.

I.Basic Nephrology

1.腎発生を制御する遺伝子および転写因子群
〈阪口雅司 西中村隆一〉
  前腎,中腎発生の分子機構  後腎発生の分子機構
  腎臓発生からみた腎臓再生への展望

2.腎糸球体特異的遺伝子の包括的プロファイリングと機能解析
〈竹本 稔 齋藤 康〉
  糸球体特異的遺伝子を同定する意義
  糸球体特異的遺伝子の包括的プロファイリング
  糸球体特異的遺伝子の機能解析  今後の展望

3.転写因子によるネフリンの発現制御
〈松井 功 鈴木 朗 伊藤孝仁〉
  vitamin A(retinol)  vitamin D  peroxisome proliferator-
  activated receptor(PPAR)agonists  Wilms' tumor 1(WT1)Snail

4.腎における小胞体ストレス(ER stress)の意義
〈北村正敬〉
  小胞体ストレス応答(UPR)  小胞体ストレスと細胞障害
  小胞体ストレス評価法  腎と小胞体ストレス-dark side
  腎と小胞体ストレス-light side

5.アクアポリン研究の最前線
〈安井正人〉
  腎臓における新しいタイプのアクアポリン

6.H+/有機カチオンアンチポータ(MATE/SLC47A)
〈寺田智祐 乾 賢一〉
  MATEがクローニングされるまで  MATE1の構造,臓器分布,膜局在
  MATE2-Kの構造,臓器分布,膜局在  MATEの薬物輸送特性
  MATEの駆動力と必須アミノ酸残基
  hMATE1ならびにhMATE2-Kと腎毒性との関係

7.FGF23/klothoシグナルによるリン代謝調節
〈宮本賢一 辰巳佐和子 伊藤美紀子 瀬川博子〉
  腎臓における血中リン濃度調節  FGF23とは
  Klotho変異(kl/kl)マウスのリン代謝異常
  kl/klマウスとFGF23ノックアウトマウスの類似性
  FGF23/klothoシグナル  骨代謝と腎臓を結ぶリン代謝調節系

II.診断・画像診断
1.健診における尿蛋白検査の意義
〈渋谷祐子 菱田 明〉
  CKD対策としての健診での尿蛋白検査
  尿蛋白陽性者の予後は治療によって変わる  健診での尿蛋白発見の費用対効果
  メタボリック症候群対策と尿蛋白検査

2.GFRの推算式
〈堀尾 勝〉
  GFR推算式  血清Cr,血清シスタチンCの標準化  推算式の評価

3.腎虚血の画像診断
〈扇谷芳光 須山淳平 清野哲孝 廣瀬正典 後閑武彦〉
  画像診断法  CT angiography  MR angiography
  MR perfusion

III.腎炎・ネフローゼ
1.C1q nephropathy
〈久野 敏〉
  疫学  臨床像  病理所見  治療と予後  最近の知見

2.急性巣状細菌性腎炎(acute focal bacterial nephritis: AFBN)に関する最近の知見
〈松山 健〉
  疾患概念-診断  治療  経過観察法  予後

3.糖尿病性腎症とELMO1
〈前田士郎〉
  ゲノムワイドアプローチによる糖尿病性腎症関連遺伝子ELMO1の同定
  新規糖尿病腎症関連遺伝子ELMO1
  高糖濃度条件下および糖尿病状態でのELMO1遺伝子発現
  ELMO1発現増加が細胞機能に及ぼす影響

4.CKDにおけるadipocytokine
〈小村徳幸 西澤 均 船橋 徹〉
  レニン-アンジオテンシン(RAS)系
  PAI-1(plasminogen activator inhibitor-1)
  アディポネクチン  TNFα  レプチン

IV.間質・尿細管
1.腎内リンパ管系に関する最近の知見
〈石川由起雄〉
  正常腎におけるリンパ管の分布と走行  良性腎疾患とリンパ管
  腎癌とリンパ管  今後の展望



2.腎尿酸輸送機構-最近の話題
〈安西尚彦 金井好克〉
  腎臓の尿酸輸送分子の解明
  尿酸輸送分子複合体(尿酸トランスポートソーム)
  血清尿酸値異常と尿酸輸送関連分子

V.腎と高血圧
1.日本人のエビデンス: CASE-Jの意味するもの
〈楽木宏実 荻原俊男〉
  CASE-J  JATOS  INNOVATIONとSMART  NICE Combi

2.アルドステロンと腎障害
〈安藤康宏〉
  アルドステロン作用とは  アルドステロンによる腎障害
  アルドステロンによる腎障害とナトリウム負荷
  アルドステロンブレークスルー

3.EPO受容体(EPOR-FとEPOR-T)とEPO誘発性高血圧
〈井岡 崇 鶴岡秀一 草野英二〉
  EPO誘発性高血圧  エリスロポエチン受容体
  血管内皮細胞におけるEPO/EPORの機能  EPORサブタイプとEPO誘発性高血圧

VI.腎不全
1.CKD-MBD: 新しい疾患概念をめぐって
〈藤井秀毅 濱田康弘 深川雅史〉
  CKD-MBDの分類  RODの分類  CKD-MBDに関連したガイドライン

2.INNOVATION Studyから何を学ぶか
〈槇野博史〉
  慢性腎不全の原因疾患としての糖尿病性腎症
  糖尿病性腎症の進行と死亡・心血管リスク  ARBの腎保護効果とエビデンス
  テルミサルタンの特性と腎保護のエビデンス
  微量アルブミン尿を呈する2型糖尿病患者を対象としたINNOVATION
  テルミサルタンは顕性腎症への移行を抑制
  INNOVATION Studyから何を学ぶか

3.副甲状腺インターベンションの新ガイドライン
〈小野田教高〉
  ガイドラインの解説  PEITの長期予後
  ビタミンD局注療法新研究会ガイドラインの存在意義

VII.血液浄化法
1.ICU nephrology
〈中 敏夫 篠崎正博 重松 隆〉
  ICUで施行される血液浄化法  IRRTとCRRT: 生命予後についてIRRTとCRRT:
  透析離脱(renal recovery)について  
  ICUに収容された急性腎不全患者の予後を改善するために

2.カルシウム・リン代謝異常の臨床的帰結
〈本田浩一 中村真理 秋澤忠男〉
  Ca・P代謝異常と血管石灰化形成機序  Ca・P代謝異常の臨床的影響
  Ca・P代謝異常への介入の効果

3.CAPD治療ガイドライン
〈友 雅司〉
  NKF-K/DOQIガイドライン1997について
  NKF-K/DOQIガイドライン1997の限界
  適正透析量に関するrandomized prospective study
  新しいK/DOQIガイドライン

VIII.移植
1.免疫抑制薬としての分子標的治療薬
〈寺岡 慧〉
  抗原認識とT細胞内シグナル伝達  分子標的免疫抑制薬
  抗体治療薬: リンパ球表面抗原を標的としたモノクローナル抗体
  シグナル伝達阻害薬  細胞周期調節薬

2.生体腎移植の倫理的問題(臓器売買を含めて)
〈臼木 豊〉
  非治療行為としての生体臓器摘出  人的範囲制限  臓器売買 病腎移植

IX.小児科領域
1.血清cystatin-Cによる小児の腎機能評価
〈亀井宏一 飯島一誠〉
  小児における血清cystatin-Cの正常値の報告
  血清cystatin-Cの有用性について
  血清cystatin-CによるGFR推定式の報告
  血清cystatin-Cに影響を及ぼす因子

2.Nephrogenic syndrome of inappropriate antidiuresis
〈粟津 緑〉
  syndrome of inappropriate antidiuresis(SIAD)  NSIAD

3.アンジオテンシン変換酵素阻害薬とアンジオテンシンIIタイプ1受容体拮抗薬の胎児毒性
〈五十嵐 隆〉
  動物実験におけるACE inhibitor/ARB fetopathy
  分子レベルでのACE inhibitor/ARB fetopathy  ヒトのACE inhibitor/
  ARB fetopathy ACE inhibitor/ARBを服用している妊娠中の母親への対応

X.泌尿器科領域
1.間欠性水腎症
〈芦田 明 玉井 浩〉
  病因  臨床症状  検査所見  治療  予後

2.尿路悪性腫瘍のプロテオミクス
〈車 英俊〉
  プロテオミクスの手法  腎癌のプロテオミクス  膀胱癌のプロテオミクス
  前立腺癌のプロテオミクス

3.メタボリックシンドロームと尿路結石症
〈伊藤恭典 安井孝周 郡 健二郎〉
  尿路結石症の成因  動脈硬化症と尿路結石症との類似点  肥満と尿路結石症
  尿路結石症と酸化ストレス  メタボリックシンドロームと尿路結石症
  未来のメタボリックシンドローム予防のために

XI.電解質,塩酸基平衡
1.偽性低アルドステロン症(PHAII)とWNKキナーゼ
〈太田哲人 内田信一〉
  WNKキナーゼ  遠位尿細管・集合管でのイオン輸送  
  PHAIIとWNK4  PHAIIとWNK1

2.マクラデンサ細胞とTGF機構
〈河原克雅 安岡有紀子〉
  糸球体近接装置(JGA)  TGF機構
  糸球体濾液[NaCl]変化を感知するMD細胞の分子機構
  TGFシグナルの液性因子: ATP or adenosine  TGFの修飾因子

XII.治療法
1.ミゾリビン使用上の注意点
〈上村 治 山田拓司 牛嶌克実〉
  小児ネフローゼ症候群  ループス腎炎などの膠原病
  血中濃度と投与量

2.アミロイドーシスの最近の治療
〈高市憲明〉
  アミロイド蛋白の生成沈着機構
  アミロイド蛋白による臓器障害腎へのアミロイドの沈着
  ALアミロイドーシスの予後と治療 AAアミロイドーシス
  透析アミロイドーシス

3.新しいerythropoiesis stimulating agent開発の現状
〈椿原美治〉
  darbepoetinα(ネスプ(R))  CERA  Hematide(TM)
  内因性EPO産生促進薬

4.酢酸フリー透析液
〈斎藤 明〉
  酢酸フリー治療としてのacetate-free biofiltration
  酢酸フリー透析液の臨床評価

5.腎不全患者の血管再生療法
〈池田宇一〉
  血管内皮前駆細胞  骨髄細胞移植による血管再生療法
  EPC動員による血管再生療法

6.小児神経因性膀胱に対する塩酸オキシブチニン膀胱内注入療法
〈林 篤 齊藤源顕〉
  小児神経因性膀胱に対する尿路管理  塩酸オキシブチニン膀胱内注入療法
  ヒドロキシセルロースを配合した塩酸オキシブチニン膀胱内注入療法


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