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書籍詳細

Annual Review 糖尿病・代謝・内分泌 2011

Annual Review 糖尿病・代謝・内分泌 2011

寺内康夫 他編

B5判 250頁

定価10,560円(本体9,600円 + 税)

ISBN978-4-498-12342-7

2011年01月発行

在庫なし

注目すべきトピックを選び,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評ある年刊書の最新版.

I.糖尿病

 Overview
〈寺内康夫〉


 A.基礎分野での進歩

1.視床下部を介したエネルギー代謝調節機構
〈志内哲也 箕越靖彦〉
  視床下部におけるエネルギー代謝調節メカニズム
  摂食リズムとエネルギー代謝
  臓器間相互連関によるエネルギー代謝調節と視床下部

2.膵β細胞におけるcAMP情報伝達系
〈木戸良明 柴崎忠雄 清野 進〉
  インクレチンによるインスリン分泌増強作用
  インスリン分泌増強効果におけるPKA依存性経路の役割
  インスリン分泌増強効果におけるPKA非依存性経路の役割
  SU薬によるEpac2/Rap1シグナルの活性化
  インクレチンによるグルカゴン分泌の制御

3.肝糖代謝におけるPI 3-キナーゼの役割
〈鈴木 亮〉
  はじめに
  PI 3-キナーゼを構成する分子
  クラスIA制御サブユニット(p85)欠損マウス: p85の余剰性
  クラスIA触媒サブユニット(p110)欠損マウス
  クラスIA制御サブユニット(p85)の新たな結合パートナー

4.細胞老化と糖尿病
〈横山真隆 南野 徹〉
  テロメアと細胞老化
  インスリン抵抗性と細胞老化
  脂肪の老化・炎症がもたらすインスリン抵抗性

5.糖尿病とエピゲノム
〈酒井寿郎 稲垣 毅〉
  遺伝素因と環境素因
  エピゲノムとは
  エピゲノムは,受精卵でリセットされ,生まれた後に環境により書き換えられる
  肥満生活習慣病発症におけるエピゲノムの関与―Barker仮説とオランダ飢饉疫学調査
  Inbred mouseを用いた太りやすい動物の解析
  核内受容体PPARγのエピジェノミックスを介した脂肪細胞分化制御機構
  ChIP on ChipやChIPシーケンスを用いたエピゲノム解析
  PPARγの2つの標的,H3K9メチル化酵素(Setdb1)とH4K20モノメチル化酵素(Setd8)は脂肪細胞分化を制御する
  H3K9のエピゲノム修飾異常マウスは肥満になる

6.食餌誘導性肝癌発症の分子機構
〈前田 愼〉
  肥満からNAFLD-NASH発生の分子メカニズム
  NASH発癌の臨床的現況
  発癌の分子機構

 B.臨床分野での進歩

1.糖尿病の診断基準
〈植木浩二郎〉
  我が国における糖尿病診断基準の変遷
  診断基準改訂の背景―糖尿病予防,早期診断・早期介入の重要性―
  糖尿病診断の手順
  今後の展望―HbAlcの国際標準化と改訂診断基準―

2.日本人の糖尿病血管合併症
〈曽根博仁〉
  腎症
  網膜症
  神経障害
  大血管合併症
  遺伝的因子の影響

3.糖尿病ゲノム研究の現状と展望
〈堀川幸男〉
  全ゲノム関連解析(GWAS)から判明したこと
  今後の糖尿病遺伝子探索法
  エピジェネティクス的アプローチ

4.インクレチン関連薬の臨床
〈松木道裕 加来浩平〉
  2型糖尿病の自然経過とインクレチン分泌
  既存の糖尿病治療薬の課題
  インクレチン関連薬の糖代謝への影響
  GLP-1受容体作動薬とDPP IV阻害薬の臨床的特性の比較

II.代 謝

 Overview
〈石橋 俊〉


 A.基礎分野での進歩

1.脂肪酸伸長酵素と肥満・インスリン抵抗性
〈松坂 賢 島野 仁〉
  はじめに
  脂肪酸伸長酵素ファミリー
  ELOVL3の肥満・エネルギー代謝における意義
  ELOVL5の肝臓の糖・脂質代謝における意義
  ELOVL6の肥満,インスリン抵抗性における意義

2.脂肪酸結合タンパクと小胞体ストレス応答
〈古橋眞人〉
  脂肪酸結合タンパク(FABP)
  aP2(FABP4/A-FABP)とmal1(FABP5/E-FABP)
  小胞体ストレス応答
  小胞体ストレスと糖尿病
  小胞体ケミカルシャペロンによる糖尿病の治療

3.脂肪組織における自然炎症の形成機序
〈西條美佐 菅波孝祥 小川佳宏〉
  脂肪組織リモデリング
  脂肪細胞の肥大化と脂肪組織機能障害
  脂肪組織へのマクロファージ浸潤
  脂肪細胞とマクロファージの相互作用
  脂肪組織マクロファージの質的変化
  自然炎症としての脂肪組織炎症
  脂肪組織へのリンパ球の浸潤

4.細胞内中性脂質水解酵素群の新しい機能
―脂肪細胞TG水解とマクロファージCE水解―
〈石橋 俊〉
  脂肪細胞lipolysisの活性調節
  LIPE
  LIPE欠損マウス
  ATGL
  TGHまたはカルボキシルエステラーゼ
  マクロファージのCE水解
  NCEH1またはKIAA1363
  NCEH1欠損マウス
  ヒトマクロファージにおけるNCEH1

 B.臨床分野での進歩

1.糖尿病・肥満症患者における遺伝子発現変化
〈篁 俊成〉
  肝脂肪化がインスリン抵抗性を形成する可能性
  過栄養とヒト肝臓遺伝子発現プロファイル
  2型糖尿病患者の肝臓で変動する代謝パスウェイ
  肥満症患者の肝臓で変動する代謝パスウェイ
  2型糖尿病患者の病態を形成する新規肝臓由来分泌蛋白の探索
  末梢血単核球の遺伝子発現プロファイルが2型糖尿病患者の病態を反映する可能性

2.時計遺伝子と代謝性疾患
〈安藤 仁 藤村昭夫〉
  体内時計の分子機構
  末梢時計の調節機構
  時計遺伝子と代謝関連遺伝子群とのクロストーク
  体内時計障害による代謝異常
  時計遺伝子の多型と代謝性疾患
  代謝性疾患における体内時計障害

3.原発性脂質異常症の分子病態
〈小林淳二 野口 徹 野原 淳 馬渕 宏〉
  家族性高コレステロール血症(FH)
  家族性複合型高脂血症(FCH)
  家族性III型高脂血症
  高トリグリセリド(TG)血症
  家族性LCAT欠損症
  家族性CETP欠損症
  低ベータリポ蛋白血症,無ベータリポ蛋白血症
  Tangier病
  脳腱黄色腫(CTX)

4.アポB48定量の臨床的意義
〈山下静也〉
  血清TGの高値は動脈硬化のリスクとなる
  レムナントの測定方法と動脈硬化惹起性
  アポ蛋白B48測定系の開発と各種高脂血症におけるアポ蛋白B48レベル
  食後のアポB48含有リポ蛋白の代謝と食後高脂血症
  食後高脂血症と粥状動脈硬化症の関連
  食後高脂血症の発症機序とアポB48測定の重要性
  食後高脂血症の新しい指標としてのアポ蛋白B48
  脂質異常症治療薬の薬効評価のためのアポB48測定

5.大規模脂質介入試験UpDate
〈山崎健也 田代 淳 武城英明〉
  スタチンを用いた介入試験の動向
  フィブラート系薬剤の動向
  エゼチミブの動向
  ニコチン酸製剤(ナイアシン)の動向
  プロブコールの動向

III.内分泌

 Overview
〈伊藤 裕〉


 A.基礎分野での進歩

1.生体リズムと高血圧
〈岡村 均 土居雅夫〉
  はじめに
  生体リズムの分子機構
  中枢も末梢も全身の時計が止まっているCry-nullマウスに食塩負荷をするとnon-dipper型の高血圧となる
  Cry-nullマウスの高血圧の原因は副腎にあった
  Cry-nullマウスにおけるアルドステロン産生亢進は,時計によって制御される酵素Hsd3b6の転写レベルの発現亢進による
  ヒトにもマウスと同じく,アルドステロン産生細胞で特異的に働く3β-HSDが存在する
  原発性アルドステロン症と3β-HSD

2.臓器間クロストークにおける骨代謝
〈竹田 秀 伊藤 裕〉
  レプチンによる骨,エネルギー代謝調節
  セロトニンによる骨代謝調節
  その他の神経ペプチド・神経伝達物質と骨代謝
  下垂体ホルモンによる骨代謝調節
  骨代謝とエネルギー代謝のクロストーク

3.グレリンのプロセシングに関与する酵素とその性質
〈児島将康〉
  グレリン前駆体(prepro-ghrelin)を切断するプロセシングプロテアーゼ
  グレリン脂肪酸転移酵素(ghrelin O-acyltransferase: GOAT)の発見
  GOATの性質について
  摂取した脂肪酸がグレリンの修飾反応に重要であること
  GOAT-KOマウスの表現型について

4.心血管ホルモンによるミトコンドリア制御
〈宮下和季〉
  環境に応じたミトコンドリア制御とメタボリックシンドローム
  内分泌因子によるミトコンドリア制御
  心血管ホルモンによるミトコンドリア制御
  心血管ホルモンによるミトコンドリア制御の病態生理学的意義

5.糖尿病治療標的としてのNAD依存性脱アセチル化酵素SIRT1とNAD合成系
〈吉野 純 今井眞一郎〉
  NAD依存性脱アセチル化酵素SIRT1の代謝・内分泌制御における重要性
  SIRT1の発現・活性増強による糖尿病治療効果
  サーチュイン活性化物質(STACs)の可能性
  哺乳類NAMPT/NAD合成系によるSIRT1の活性制御および生理学的重要性
  NAD中間代謝産物を応用した新規栄養学的治療法開発の可能性

6.Angptlファミリーとメタボリックシンドローム
〈宮田敬士 尾池雄一〉
  アンジオポエチン様因子ファミリーについて
  Angptl2
  Angptl3
  Angptl4
  AGF/Angptl6

 B.臨床分野での進歩

1.原発性アルドステロン症の診断手引き
〈西川哲男 大村昌夫 齋藤 淳〉
  スクリーニング法
  確定診断法
  局在診断法

2.直接的レニン阻害薬の臨床
〈市原淳弘 伊藤 裕〉
  RASを上流で阻害する意義
  アリスキレンの薬理学的特徴
  降圧効果と血漿レニン活性への依存性
  (プロ)レニン受容体との関連
  臨床研究結果と安全性

3.骨粗鬆症と生活習慣病
〈山口 徹 杉本利嗣〉
  分子レベルにおける糖・脂質代謝と骨代謝の相互リンク
  各生活習慣病における骨代謝異常

4.グレリンの展開医療研究
〈中里雅光 寒川賢治〉
  グレリンの機能
  心疾患
  神経性食思不振症
  慢性閉塞性肺疾患
  慢性下気道感染症の気道炎症抑制
  糖尿病性末梢神経障害
  消化管疾患
  癌

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