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書籍詳細

Annual Review 消化器 2012

Annual Review 消化器 2012

林 紀夫 他編

B5判 310頁

定価10,780円(本体9,800円 + 税)

ISBN978-4-498-14030-1

2012年01月発行

在庫なし

注目すべきトピックを選び,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評ある年刊書の最新版.

目 次

I.消化管

1.腸内細菌と免疫担当細胞のクロストーク
〈上田仁康 竹田 潔〉
  Bacteroides fragilis
  Segmented filamentous bacteria
  Clostridium属菌

2.消化管幹細胞の同定・培養と臨床応用の可能性
〈佐藤俊朗〉
  腸管上皮幹細胞の同定
  幹細胞はどのようにして一定の数に保たれているのか?
  腸管上皮幹細胞の自己複製メカニズム
  腸管上皮幹細胞培養の確立
  腸管上皮幹細胞ニッシェの同定
  ヒト腸管上皮幹細胞培養の確立と臨床応用

3.ピロリ菌の薬剤耐性機序とその対策
〈鈴木秀和 津川 仁 日比紀文〉
  薬剤耐性に寄与するH. pylori変異
  薬剤耐性に寄与するピロリ菌の異物排出トランスポーター
  薬剤耐性ピロリ菌の出現予防と今後の対策

4.機能性胃腸障害の機序と新治療
〈川田晃世 草野元康〉
  FDの定義
  病態,機序
  治療

5.潰瘍性大腸炎治療の進歩
〈松岡克善 日比紀文〉
  5-アミノサリチル酸製剤
  白血球除去療法
  タクロリムス インフリキシマブ
  難治性重症UCに対する治療法の使い分け 今後の課題

6.クローン病治療の進歩
〈長沼 誠 渡辺 守〉
  クローン病に対するインフリキシマブ
  クローン病に対するアダリムマブ
  抗体製剤による副作用の現状(感染症とリンパ腫を中心に)
  新規治療薬の開発

7.食道・胃・小腸・大腸カプセル内視鏡の今後の展望
〈角川康夫 斎藤 豊〉
  食道カプセル内視鏡
  胃カプセル内視鏡
  小腸カプセル内視鏡大腸カプセル内視鏡
  その他のカプセル関連機器

8.NOTESの可能性
〈炭山和毅 田尻久雄〉
  NOTESとは
  NOSCAR,Japan NOTESの設立,白書(研究指針)の発行
  経胃ルートの実現を目指した機器開発
  経膣ルート,hybrid NOTES(腹腔鏡補助下)を中心とした臨床導入

9.OGIBの原因とその診断
〈大塚和朗 工藤進英〉
  OGIBの定義
  OGIBの原因
  OGIBの診断機器
  OGIBの診断戦略

10.Microscopic colitisの新知見
〈梅野淳嗣 松本主之〉
  疫学
  病因・病態
  臨床症状・合併症
  内視鏡所見
  病理組織所見・診断
  治療

11.下部消化管感染症
〈清水誠治〉
  カンピロバクター腸炎
  病原性大腸菌感染症
  クロストリディウム・ディフィシル感染症Clostridium difficile infection(CDI)
  ノロウイルス感染症
  サイトメガロウイルスcytomegalovirus(CMV)感染症

12.消化器癌に対する化学療法の最新情報
〈船越信介 高石官均 日比紀文〉
  食道癌
  胃癌
  大腸癌

13.消化管癌の内視鏡治療の適応拡大
〈三浦義正 山本博徳〉
  消化管癌の内視鏡治療の適応
  食道
  胃癌
  大腸

II.肝臓

1.ウイルス肝炎の疫学
〈田中榮司〉
  急性肝炎の動向
  E型肝炎の疫学
  肝硬変の成因

2.C型肝炎ウイルス研究の現況
〈後藤耕司 小池和彦〉
  HCVの感染性粒子形成メカニズム
  HCVの感染メカニズム
  HCVの翻訳・複製メカニズム
  HCV研究の実験系
  HCV治療

3.ウイルス性肝炎の遺伝子研究
〈村田一素 溝上雅史〉
  B型肝炎における宿主側因子
  C型慢性肝炎の治療効果予測としての遺伝子解析
  副作用予測としての遺伝子解析
  肝癌と遺伝子

4.B型肝炎の抗ウイルス療法
〈八橋 弘〉
  HBs抗原の消失の意義
  HBVキャリアー自然経過におけるHBs抗原量とHBVDNA量の推移
  治療中のHBs抗原量の推移
  HBs抗原定量によるPegIFN治療効果予測

5.C型肝炎に対する抗ウイルス療法
〈林 紀夫 小瀬嗣子 平松直樹 竹原徹郎〉
  Peg-IFN/RBV併用療法
  Peg-IFN少量長期投与による予後改善効果
  新規抗ウイルス薬の開発状況

6.劇症肝炎の現況と治療
〈井戸章雄 桶谷 眞 坪内博仁〉
  劇症肝炎の現況
  新たな急性肝不全の概念,診断基準
  HBV再活性化による劇症肝炎
  劇症肝炎の治療

7.肝性脳症・腹水の治療
〈福井 博〉
  肝性脳症
  腹水

8.非アルコール性脂肪性肝疾患
〈西原利治 小野正文〉
  NAFLDの現状
  病態を巡る研究の進展
  新たな視点からの臨床研究の進展
  治療を巡る研究の進展

9.NASH
〈今 一義 渡辺純夫〉
  NASHの発症進展メカニズムの解明
  NASHの診断
  NASHの発症・進展と遺伝的素因の関係
  NASHの治療
  NASHの予後

10.肝癌の画像診断
〈池田健次〉
  肝癌画像スクリーニングの意義
  CTの撮像法
  MRIとCTの比較
  MRI拡散強調画像
  SPIO-MRI検査
  EOB-MRIのトピックス
  造影エコー検査
  リアルタイム・イメージ・フュージョン(real-time image fusion)画像
  PET検査
  その他の画像診断
  肝癌内科的治療後の効果判定方法
  分子標的薬治療の効果判定

11.肝発癌の分子機構
〈山下太郎 金子周一〉
  多段階発癌仮説,遺伝子異常集積の過程とwhole genome/exome sequencing
  癌の起源,発癌モデルと細胞の幹細胞性

12.肝癌の治療
〈泉 並木〉
  ラジオ波焼灼療法radiofrequency ablation(RFA)
  肝動脈塞栓術 Transarterial chemoembolization(TACE)
  癌幹細胞マーカーと予後
  分子標的治療薬

13.肝癌の免疫療法
〈巽 智秀 竹原徹郎〉
  HCC特異的癌抗原と癌抗原由来腫瘍ペプチドによるペプチドワクチン治療
  サイトカイン治療および養子免疫治療
  抑制性免疫細胞を標的とした治療法の可能性
  先天免疫を標的とした治療法の可能性

14.肝臓の再生治療
〈高見太郎 寺井崇二 坂井田功〉
  基礎研究; 骨髄細胞から肝細胞への分化・増殖モデル(GFP/CCl4モデル)
  臨床研究; 肝硬変症に対する自己骨髄細胞投与療法(ABMi療法)

15.肝移植の現況
〈石崎陽一 川崎誠治〉
  肝移植の現況
  HCV肝硬変に対する肝移植
  肝細胞癌(HCC)合併肝硬変に対する肝移植
  PSCに対する肝移植
  生体肝移植における過小グラフト症候群

III.胆膵

1.急性膵炎診断分類の国際的動向
〈武田和憲〉
  Atlanta国際臨床分類の問題点
  Atlanta改訂版2008
  Atlanta分類改訂と急性膵炎をめぐる今後の動向

2.膵性糖尿病の実態と治療指針
〈伊藤鉄英 五十嵐久人 河邊 顕〉
  膵性糖尿病の定義
  我が国における膵性糖尿病の疫学
  膵性糖尿病の診断
  最新の膵性糖尿病の治療
  自己免疫性膵炎に伴う糖尿病

3.膵星細胞研究の最近の動向
〈正宗 淳 下瀬川徹〉
  膵星細胞の活性化機構
  膵星細胞の起源
  膵星細胞の新しい機能
  膵癌細胞との相互作用

4.自己免疫性膵炎の国際コンセンサス診断基準
〈神澤輝実 下瀬川徹〉
  国際コンセンサス自己免疫性膵炎診断基準

5.IgG4関連疾患の診断基準の作成: 現状と問題点
〈岡崎和一〉
  IgG4関連疾患の疾患概念
  IgG4関連疾患としての各臓器病変の概念と診断法の概要
  IgG4関連疾患の診断基準作成の現状と課題

6.膵癌診療の最近の動向とガイドライン改訂にむけて
〈山口幸二 皆川紀剛〉
  ガイドラインの前書き
  分野とアルゴリズム
  診断法
  外科切除可能膵癌
  局所進行切除不能膵癌
  転移・再発性切除不能膵癌

7.IPMN国際コンセンサス基準の改訂
〈田中雅夫〉
  改訂に向けての問題点
  IPMN混合型の扱い
  分枝型IPMNとMCNその他の嚢胞性腫瘍との術前鑑別診断は万全か? 嚢胞液分析の役割は?
  分枝型IPMNの切除の時期: 仙台基準は妥当か?IPMNの組織学的亜型は悪性化予測に有用か?
  IPMN由来癌とIPMN併存癌
  分枝型IPMNの経過観察: 方法,頻度,その理由

8.肥満,糖尿病と膵癌
〈下瀬川 徹〉
  肥満・糖尿病と膵癌(疫学研究)
  肥満・糖尿病と膵癌(発症機序)

9.原発性硬化性胆管炎の病態と治療
〈田中 篤 滝川 一〉
  疫学・自然史
  病因―その遺伝的素因―
  診断
  合併症
  治療・予後

10.胆道癌治療の最前線
〈伊神 剛 江畑智希 梛野正人〉
  外科切除の可否
  肝機能評価
  胆道ドレナージ
  胆道鏡検査術後補助化学療法
  進行・再発症例の化学療法

IV.消化器外科

1.逆流性食道炎,バレット食道に対する内視鏡的,外科的治療
〈伊東英輔 小澤壯治〉
  GERDに対する内視鏡的治療
  GERDに対する外科的治療
  バレット食道に対する内視鏡的治療
  バレット食道に対する外科的治療

2.消化管GISTに対する治療戦略
〈神田達夫 石川 卓 畠山勝義〉
  切除不能・転移性GISTのイマチニブ治療
  集学的治療

3.進行大腸癌に対する腹腔鏡下手術の現況と課題
〈奥田準二〉
  早期から進行大腸癌に対する腹腔鏡下手術の適応と現状
  進行大腸癌に対する腹腔鏡下手術のガイドラインの現状
  腹腔鏡下大腸癌手術のトレーニング・教育,課題と今後の展望

4.腹腔鏡下肝切除における現況と課題
〈久保田喜久 大塚由一郎 金子弘真〉
  腹腔鏡下肝切除術式と適応の変遷
  安全な腹腔鏡下肝切除へ向けての手術器具の貢献
  腹腔鏡下肝切除の国内外の現況
  腹腔鏡下肝切除術の今後の課題と展望

5.膵疾患に対する腹腔鏡下手術の現況と課題
〈杉本光司 島田光生 宇都宮徹〉
  腹腔鏡下膵切除術の術式
  対象疾患と手術適応
  腹腔鏡下膵体尾部切除術の標準化・定型化
  腹腔鏡下膵切除術(自験例)

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