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書籍詳細

不整脈トレーニング

不整脈トレーニング

小沢友紀雄 著

B5判 384頁

定価9,460円(本体8,600円 + 税)

ISBN978-4-498-03681-9

2003年11月発行

在庫なし

心電図判読の要ともいえる不整脈の見方,考え方を適宜問題を提示し,反復的に学習することにより容易に,確実にマスターできるよう著した.
長年この領域のロングセラーとして好評を博してきた書の全面改訂版.
今回の改訂で,一層わかりやすく,実践的になった.

目 次

第I部 不整脈判読に必要な基礎知識とそのトレーニング
A.不整脈の理解に必要な刺激伝達系の基礎的知識
 1.洞結節
 2.結節間伝導と心房の興奮
 3.房室結節
 4.ヒス束
 5.右脚と左脚
 6.プルキンエ線維
B.不整脈の心電図波形に馴れるためのトレーニング
 1.心電図の波形の意味は?
 2.心電図波形はどう表現するか?
  心電図波形の種類と命名
  (1)P波とTa波
  (2)P波の形と極性(陽性か陰性か)
  (3)QRSの形と命名
  (4)T波とSTの形とQT時間(QT間隔)
  (5)実際の不整脈の心電図波形の命名
 3.波形のタイミングの見方は?
  (1)P波が他の波形に重なったときの判別
  (2)P波同士とQRS同士のタイミングをよくみましょう
  (3)QRSの形が変わるとT波の形も変化します
  (4)不整脈の実例でPBP間隔とRBR間隔のタイミングをみましょう
 4.幅の狭いQRSと広いQRSとは?
 5.心拍数の簡単な見方は?

第II部 不整脈判読のポイント
A.基本になっている調律は何か?
 1.洞調律の判定
 2.異所性調律の判定
  I.上室調律の判定のポイント
  (1)心房(上部)にペースメーカーがあるとき
  (2)左房にペースメーカーがあるとき
  (3)房室接合部付近(心房下部を含む)にペースメーカーがあるとき
  (4)移動性ペースメーカー
  II.心室調律の判定のポイント
  III.心房粗動の判読のポイント
  IV.心房細動の判読のポイント
B.不整脈のおこり方はどうか?
 1.基本調律が整な場合
 2.基本調律が不整な場合
 3.RBRが途中で突然長くなった場合
  (1)洞結節からの刺激がときどき出なくなる場合(洞停止)
  (2)洞結節から刺激が規則的に出ていて,ときどき心房へ伝導されない場合
  (3)洞調律の心房の興奮がときどき心室へ伝導されなくなる場合
  (4)心室に伝導されない上室期外収縮
 4.RBR間隔が長い場合
  (1)P波とともに長い場合(洞徐脈)
  (2)PBP間隔の整数倍の長さのRBR間隔を示す場合
  (3)P波が不明な場合(洞停止あるいは洞房ブロック)
  (4)P波とQRSが無関係な場合(完全房室ブロック)
まとめ
C.不整脈出現時の波形の区別の仕方
 1.通常の洞調律のときの各心拍の波形はどうか?
  (1)洞調律の心電図波形
  (2)正常洞調律の時間関係
 2.P波を他の類似波形から区別するためには
 3.P波が他の波形に重なっているのを見分けるには
 4.幅広く変形したQRSをみたときにはどう考えたらよいか
  (1)ペースメーカーは房室接合部より上部にあるが,心室内伝導異常がみられるもの
  (2)不整脈発生の源が心室内のヒス束を除いてそれよりも下方にあるもの
  (3)心房の興奮が正常の伝導路を通らずに心室へ伝えられるとき
D.頻脈発作の心電図判読のポイント
 1.幅の狭いQRSの頻拍(narrow QRS tachycardia)
  I.発作性上室頻拍の機序による分類
  (1)洞結節リエントリー(回帰)性頻拍
  (2)心房内リエントリー(回帰)性頻拍
  (3)房室結節リエントリー(回帰)性頻拍
  (4)房室リエントリー性頻拍
  II.房室リエントリーの3つの型
 2.幅の広いQRSの頻拍(Wide QRS tachycardia)
  (1)心室内伝導異常のある上室頻拍
  (2)心室頻拍
  (3)偽性心室頻拍
E.不整脈の解析図の作り方
 1.洞調律の場合
 2.上室不整脈の場合
 3.心室不整脈の場合
F.どんな誘導が不整脈の解析によいか
G.不整脈判読のヒント

第III部 主な不整脈の種類と所見のまとめ
A.頻脈性不整脈
 1.洞頻脈
 2.期外収縮
  I.上室期外収縮
  II.心室期外収縮
 3.副収縮
 4.上室頻拍
 5.心室頻拍
 6.心房粗動と心室粗動
 7.心房細動と心室細動
  I.心房細動
  II.心室細動
B.徐脈性不整脈
 1.洞不全症候群
  I.I型 洞徐脈
  II.II型 洞停止と洞房ブロック
  (1)洞停止
  (2)洞房ブロック
  III.III型 徐脈頻脈症候群
 2.房室ブロック
  I.第1度房室ブロック
  II.第2度房室ブロック
  (1)第2度I型(Wenckebach型)房室ブロック
  (2)第2度II型(Mobitz II型)房室ブロック
  (3)2:1房室ブロック
  III.高度房室ブロック
  IV.第3度(完全)房室ブロック
C.心停止
D.人工ペーシングの心電図
  (1)心房ペーシング
  (2)心室ペーシング
  (3)心房心室ペーシング
  (4)ペーシング不全とセンシング不全

第IV部 不整脈判読のトレーニング
  (Case 1〜Case 74のQ&Aによるトレーニング)

巻末部 不整脈の治療と電気生理学的基礎知識
巻末第1部 不整脈治療の要点
 1.不整脈の診断と治療の要否
 2.治療を要する不整脈は?
  (1)致死的およびそれに移行する可能性のある不整脈
  (2)血行動態を悪化させる不整脈
  (3)症状の強い不整脈
  (4)頻脈発作の引き金になる不整脈
  (5)突然死を起こす可能性のある特殊な不整脈
  (6)慢性心房細動
  (7)慢性心室性不整脈の治療の判定
 3.抗不整脈薬
巻末第2部 不整脈の判読に必要な電気生理学的基礎知識の要点
 1.静止電位と活動電位
 2.心臓内の主な部分の活動電位の特徴
 3.活動電位の発生と伝導の機序の要点は?
  (1)細胞膜の静止状態でのイオンの分布はどのようになっているのでしょうか?
  (2)活動電位の成立メカニズムはどうなっているのでしょうか?
  (3)活動電位と不整脈の関係
 4.不応期と過常期

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