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書籍詳細

医学部ガイダンス

医学部ガイダンス

中野隆史 監修 / 駒澤伸泰 編集

A5判 188頁

定価3,740円(本体3,400円 + 税)

ISBN978-4-498-14838-3

2023年07月発行

在庫あり

医学部志望・入学直後の人必携!「医学部とは何か,医師とは何か」がわかる一冊

医学部のカリキュラムは年々増大,高度複雑化しており,数十年前と比べると大きく変化している.外からではなかなかイメージが掴みにくい医学部6年間の学修の内容や医学生としてより良い学生生活を送るポイント,一般的な「医師」にとどまらない卒業後の多様な進路などについて,かつて医学部で学び,臨床や医学教育の第一線で活躍する医療者たちがレクチャーした.医学部志望者,入学直後の学生必携の一冊.

監修のことば

 我が国の医学部はつねに変化しています.私は約30年前に医学部を卒業しましたが(トシがばれてしまいますが……),たとえばその頃には私が専門である「微生物学」の講義は4年生時に行われていました.しかしいまの大阪医科薬科大学医学部では,微生物学に相当する授業科目(「病原体・生体防御2」)は2年生に教授しています.このように医学部カリキュラムはどんどん変化? 進化? していっています.
 そのような医学部カリキュラムを初学者である医学部低学年の方々や,あるいは医学部を志望する高校生の方々に理解していただくためには,現在医学部で教育の最前線に立っている先生方,あるいは医学部教育を受けて医学・医療の最前線で活躍している先生方に語っていただく必要があると考えました.本書は若手のリーダーとして医学教育分野で活躍されている駒澤伸泰先生が編者となり,医学教育にかかわる先生方が統一されたコンセプトのもとで執筆されている点が,まさに本書が類書にない特徴といえます.
 医学部とはいったいどんなところで,何を学び,そして卒業した医師がどのように社会に貢献しているのか,これらの疑問に本書は応えられるものと確信しております.是非ページを開いてみてください.

2023年7月
中野隆史

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序 〜かつての学修者から現在の学修者,そして未来の教育者へ〜

 医学部で学修する内容は,年々増大するだけでなく,高度複雑化しています.いわゆる「教養科目」,「基礎医学」,「社会医学」などの数十年前から医学部の根底を支えてきた基幹科目だけでなく,「データサイエンス・AI」科目,「多職種連携」科目などの新たな科目群も導入されています.また,病院での「臨床実習」も卒後臨床研修との一貫性を意識して「診療参加型臨床実習」と呼ばれるようになりました.
 医学部志願者や入学者は,医学部6年間および卒後における医師の進路に関してイメージが難しいと思います.世間には医学部受験本や医療問題に関する情報が溢れています.しかし,医学部で教鞭をとり,臨床活動を行っている医療者が自ら,医学部の現カリキュラム・卒後進路・各診療科の概要を述べた書籍はいまだ存在しません.多くの医学教育にかかわる先生方の支援をいただき,大きな視点から「医学部とは何か,医師とは何か」を紹介する,当事者による本物の「ガイダンス」を提供したいと思います.
 本書は4部構成となっており,1章が4年生中盤までの臨床実習前まで,2章が臨床実習から卒業まで,3章では医学部を目指す方や入学者の方に修得しておいてほしい学修姿勢やピットフォールをまとめています.そして4章では卒業後の様々な進路とやりがいをまとめました.
 著者たちはかつて学修者として医学生生活を送り,色々と失敗を経験し乗り越えてきました.「皆さんの医学部生活が最高に良いものになれば」と本著を編集しました.そして「皆さんが未来の教育者となった時に少しでも役立てば」とも祈っています.

2023年7月
駒澤伸泰

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CONTENTS

  「医学」・「医療」・「教育」・「考え方」に関する用語説明 〈駒澤伸泰・中野隆史〉

第1章 医学部の6年間 前半 (診療参加型臨床実習まで)
  1. 医学部の6年間 〈中野隆史〉
  2. GPAって何? 〈中野隆史〉
  3. 教養教育は将来に活きる 〈駒澤伸泰〉
  4. 医学概論・行動科学って何? 〈駒澤伸泰〉
  5. とても大切な「多職種連携」は学生時代から 〈駒澤伸泰〉
  6. 基礎医学  〈中野隆史〉
  7. 「基礎系実習」で注意すべきこと 〈近藤洋一〉
  8. 社会医学  〈中野隆史〉
  9. リサーチマインド・研究室配属 〈中野隆史〉
  10. 漢方医学の可能性 〈駒澤伸泰〉
  11. 「データサイエンス・AI」も必修科目に 〈駒澤伸泰〉
  12. 「早期体験実習」って何? 〈森 龍彦〉
  13. いよいよ始まる「臨床医学」 〈瀧谷公隆〉
  14. 最初の関門「共用試験CBT」 〈森 龍彦〉
  15. 「医療倫理」,「プロフェッショナリズム」って何だろう 〈寺崎文生〉
  16. 「医療安全」は最優先 〈寺崎文生〉
  17. 他文化に触れる〜留学と国際交流〜 〈寺崎文生〉
  18. 医療界もDiversity and Inclusionへ 〈駒澤伸泰〉
  19. 医師も英語ができなきゃ生き抜けない(?) 〈藤枝美穂〉
  20. いよいよベッドサイドへ〜入口の「OSCE」にトライ 〈駒澤伸泰〉

第2章 医学部の6年間 後半 (診療参加型臨床実習から卒業まで)
  1.  医学生も診療に参加する「診療参加型臨床実習」 〈駒澤伸泰〉
  2. 病院実習で気をつけること 〈駒澤伸泰〉
  3. 身の引き締まる白衣授与式〜いよいよ「Student Doctor」だ 〈寺崎文生〉
  4. 「内科系実習」で注意すべきこと 〈森 龍彦〉
  5. 「外科系実習」で注意すべきこと 〈李 相雄〉
  6. 「クリティカルケア系実習」って何? 〈駒澤伸泰〉
  7. 「地域臨床実習」って何? 〈瀧谷公隆〉
  8. 出口のOSCE〜「臨床実習後OSCE」 〈駒澤伸泰〉
  9. 医師免許への最終関門!「医師国家試験」 〈駒澤伸泰〉
  10. 最初の就職活動〜初期臨床研修マッチング 〈駒澤伸泰〉
  11. 「医師免許」の重みを知る 〈瀧谷公隆〉
  12. 「初期臨床研修制度」とは 〈瀧谷公隆〉
  13. 「初期臨床研修」での心がけ 〈瀧谷公隆〉

第3章 医学部での学びを最大限にするために
  1. 学生生活における様々なピンチの乗り越え方 〈佐浦隆一〉
  2. 「社会コンプライアンス」って何? 〈佐浦隆一〉
  3. これでばっちり「レポート作成」〜地雷には気をつけて〜 〈森 龍彦〉
  4. 情報駆動型社会こそ「患者情報」の取り扱いに細心の注意を 〈駒澤伸泰〉
  5. 部活動に入ろう 〈李 相雄〉
  6. アクティブラーニングを活用しよう 〈駒澤伸泰〉
  7. オフィスアワーを活用しよう 〈駒澤伸泰〉
  8. グループ学修を活用しよう 〈駒澤伸泰〉
  9. 遠隔講義のマナー 〈佐浦隆一〉
  10. やっぱり大切「予習・復習」 〈駒澤伸泰〉
  11. 医療におけるSDGs実践の必要性 〈駒澤伸泰〉
  12. 心も体も健康に〜保健管理室を活用しよう 〈森 龍彦〉
  13. 学生生活支援センターは皆さんの味方  〈金沢徹文〉

第4章 卒業後の様々な進路とやりがい
  1. 研究医のやりがい 〈小野富三人〉
  2. 検疫所の医師の仕事 〈井村俊郎〉
  3. 医師の起業は可能か? 企業家として考える 〈洪里和良〉
  4. 病院勤務医の日常 〈宗宮浩一〉
  5. 病院長という仕事 〈田中源重〉
  6. 開業医のやりがい 〈山口和男〉
  7. 地域総合診療医としてのやりがい:私のキャリアパス 〈北 和也〉
  8. 「医師会」って何だろう? 〈御前 治〉
  9. 「医局」の意義を考える 〈内山和久〉
  10. 内科医を生きる 〈森 龍彦〉
  11. 外科医を生きる 〈李 相雄〉
  12. 分・秒単位の治療を行うクリティカルケアのやりがい 〈駒澤伸泰〉
  13. 「専門医資格」って必要ですか? 〈駒澤伸泰〉
  14. 医師の生涯学習はどうするの? 〈瀧谷公隆〉
  15. 医師のワーク・ライフ・バランス 〈瀧谷公隆〉
  16. 医師はいつ引退するのか 〈寺崎文生〉

COLUMN〈駒澤伸泰〉
  医学生にいつも伝えていること〜大学へ行こう〜
  『白い巨塔』の誰になりたいか?
  身近にある情報危機
  医科大学の新たな評価基準 6年間ストレート率
  診療参加型臨床実習の楽しみ
  希望進路は変化します〜オールラウンドな学修を〜
  OSCE突破にもっとも大切な‘態度’
  医師国家試験の合格率は低いのか,高いのか?
  医師国家試験の大学別合格率
  医師国家試験にもしも落ちてしまったら
  初期臨床研修マッチングの‘奥の手’
  西医体と東医体
  ‘ケータイ’にみるジェネレーションギャップ
  初期臨床研修に求められる‘ゼロからの’姿勢
  疲れてはいけない 〜効率的に休むのも仕事のうち〜
  医療は神への祈りか? 〜人のために祈ることは大切なこと〜
  AI時代の医師の役割
  再度,『白い巨塔』からキャリアデザイン【専門医の必要性】を考える
  「マンガ」も医療の勉強になる
  ‘楽な’診療科は存在するか?
  

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執筆者一覧

中野隆史 大阪医科薬科大学医学部医学教育センターセンター長,教授 監修
駒澤伸泰 香川大学医学部地域医療共育推進オフィス特命教授 編集
近藤洋一 大阪医科薬科大学医学部解剖学教室教授 
森 龍彦 大阪医科薬科大学医学部医学教育センター副センター長,専門教授 
瀧谷公隆 大阪医科薬科大学医学部医学教育センター副センター長,専門教授 
寺崎文生 大阪医科薬科大学医学部功労教授,宇治病院副院長 
藤枝美穂 大阪医科薬科大学医学部医学教育センター副センター長,教授 
李 相雄 大阪医科薬科大学医学部医学教育センター副センター長,一般・消化器外科学教授 
佐浦隆一 大阪医科薬科大学医学部リハビリテーション医学教授 
金沢徹文 大阪医科薬科大学医学部神経精神医学教授 
小野富三人 大阪医科薬科大学医学部生理学教授 
井村俊郎 高槻市保健所(元神戸検疫所長) 
洪里和良 こうり痛みと漢方の医院院長 
宗宮浩一 泉ヶ丘病院院長 
田中源重 第一東和会病院病院長 
山口和男 やまぐち整形外科・リウマチクリニック院長 
北 和也 やわらぎクリニック院長 
御前 治 みさき医院院長 
内山和久 大阪医科薬科大学医学部医学部長 

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医学部ガイダンス
   定価3,740円(本体3,400円 + 税)
   2023年07月発行
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