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書籍詳細

その心房細動,治しますか?付き合いますか? 3版

その心房細動,治しますか?付き合いますか? 3版

山根禎一 著

A5判 118頁

定価2,640円(本体2,400円 + 税)

ISBN978-4-498-13634-2

2014年09月発行

在庫なし

心房細動とは,いったいどんな病気なの? 命の危険はあるの? 一生薬を飲み続けなければならないの? 根治治療はあるの?などの基本的かつ素朴な疑問から,根治を目指すカテーテル・アブレーション手術の紹介まで“心房細動の第一人者”である著者が,かかりつけ医と患者のために書き下ろした入門書.第3版では心原性脳梗塞や新規抗凝固薬の使い分けなど,実臨床で役立つ内容を新たに加筆.さらに充実した内容となった.

●著者略歴

山根 禎一
1986年 浜松医科大学卒業
1986年 東京厚生年金病院内科
1991年 東京医科歯科大学大学院(難治疾患研究所)
1995年 土浦協同病院循環器センター内科
1999年 仏国ボルドー大学循環器病院留学
2001年 東京慈恵会医科大学循環器内科講師
2006年 東京慈恵会医科大学循環器内科准教授
2014年 東京慈恵会医科大学循環器内科教授

●日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会認定専門医、日本不整脈学会(評議員)、日本心電学会(評議員)
●浜松医科大学研究奨励賞、日本心電学会医科学応用研究財団論文賞、東京都医師会医学研究賞
●著書
「心房細動アブレーションを究める」メジカルビュー社,2009年.編
「不整脈のカテーテルデバイス治療」南江堂,2010年.共編
「3-D mapping:アブレーションにどう活用するか」メジカルビュー社,2012年.編
「カテーテルアブレーション実践テクニック」メジカルビュー社,2012年.共編
「そうだったのか! 臨床に役立つ不整脈の基礎」MEDSI,2012年.共著
「心房細動カテーテルアブレーション」メジカルビュー社,2013年.編
「こうすればうまくいく 心房細動の治し方、付き合い方」中外医学社,2014年.著

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改訂第3版の発行に際して

早いもので本書が世に出てから4年が経過しました。
この間に心房細動のカテーテルアブレーション手術はますます広く行われるようになり、年間2万人近い患者さんが手術を受けています。
しかし、心房細動の患者さん全員に手術の適応があるわけではありません。手術せずにうまく付き合ってゆく方が良い患者さんも沢山います。
本書は、心房細動と診断された患者さんが、自分の置かれている状況を把握し、今後どのような治療を受けるのが良いのかを考えていただく手助けになれば、という気持ちで執筆しました。
世の中に多くの類似書がある中で、「治すのか、付き合うのか」ということに焦点を当てた本は他になく、好評のうちに第2版が売り切れてしまいました。
今回の第3版では、ガイドラインの変更や新規抗凝固薬の使い分けなどの新しい面を取り入れるとともに全体的な見直しを行い、さらに読みやすい本になったと自負しています。
この本が、心房細動をもっている患者さんが自分の治療方針を他人任せにせず、自分で考えるための一助になれば、嬉しく思います。一緒に考えてゆきましょう。

2014年9月
東京慈恵会医科大学循環器内科
山 根 禎 一

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目 次

第1部 心房細動ってどういう病気なんだろう
 心房細動のイメージをもっていただくために
 心房細動の原因
 心房細動と年齢
 心房細動があると何がよくないの?
 心房細動は進行性の病気です
 心房細動って良性? 悪性?
 心房細動ってどうしたらいいの?

第2部 心房細動の治療法について
 心房細動にはどのような治療法があるの?
 レートとリズム
 心臓だけ見ていてもだめ
 抗不整脈薬の使い方
 抗不整脈薬はなぜ心房細動に効きにくいのか?
 「サンリズム一生飲め」
 発作性から慢性への進行
 どのような人が専門施設に行くべきか
 よく話し合うことからすべて始まる
 
第3部 脳梗塞の予防
 なぜ、脳梗塞の予防が重要なの?
 アスピリンじゃだめなの?
 ワルファリンの適正使用量は?
 CHADS2とは?
 ワルファリンの処方には抵抗がある?
 ワルファリンに代わる新規抗凝固薬
 新規抗凝固薬の使い分け
 
第4部 目の前の心房細動の患者さんを分析しよう
 患者さんの状態を把握するためのトライアングル
 年齢
 症状
 心房細動の進行度
 
第5部 カテーテルアブレーションとはどんな治療なのか?
 カテーテルアブレーションの原理
 心房細動に対するカテーテルアブレーション治療
 心房細動カテーテルアブレーションの治療成績
 心房細動カテーテルアブレーションを受ける時期
 大きな分かれ道
 
第6部 心房細動をいかにして早期発見するか:
 かかりつけ医の役割
 早期発見がなぜ大切か(かかりつけ医の立場から)
 どうやって早期発見するか(患者さんの立場から)
 すでに慢性心房細動になってしまった方へ
 
第7部 心房細動周辺の諸々のお話
 アップストリーム治療
 医療費のこと
 
第8部 具体例で見る心房細動の患者さんの治療
 症例1 心房細動カテーテルアブレーション治療記
 症例2 ペースメーカーが必要って言われたけど
 症例3 高齢だからって治療しなくていいの?
 症例4 慢性で無症状の患者さん
 症例5 心不全と心房細動
 症例6 妊婦さんの心房細動
 症例7 「治ると聞いて来たのに……」
 
第9部 心房細動のイメージ
 心房細動の患者さんは、徐々に拡がる川を舟に乗って下っている
 
索 引

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山根禎一 東京慈恵会医科大学循環器内科教授 著

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