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書籍詳細

Annual Review 消化器 2013

Annual Review 消化器 2013

林 紀夫 他編

B5判 316頁

定価10,780円(本体9,800円 + 税)

ISBN978-4-498-14031-8

2013年01月発行

在庫なし

注目すべきトピックを選び,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評ある年刊書の最新版.

目 次


I.消化管

1.腸内細菌に対する腸管免疫応答誘導に重要なM細胞の機能と分化
〈大野博司〉
  GALTとFAE,M細胞
  M細胞特異的マーカー分子の探索と同定・機能解析
  M細胞の分化
2.消化管における再生医療の可能性
〈中村哲也 渡辺 守〉
  腸管上皮幹細胞
  腸管上皮幹細胞研究の進歩
  腸管上皮幹細胞培養技術の進歩
  培養上皮幹細胞を用いる再生医療の可能性
3.Functional dyspepsiaの最新の治療―海外の臨床試験も含めて―
〈木下芳一 古田賢司〉
  FDの病態理解に関する進歩
  Hp除菌治療の効果
  胃酸分泌抑制療法の効果
  消化管運動機能改善薬の効果
  胃酸分泌抑制薬と消化管運動機能改善薬の使い分け
  その他の薬剤の効果
4.炎症性腸疾患の新たな治療戦略―natural historyを変えられるか?
〈横山陽子 松本譽之〉
  炎症性腸疾患に対する生物学的製剤
  炎症性腸疾患に対する免疫調節剤
  炎症性腸疾患に対する血液成分吸着除去療法
  潰瘍性大腸炎におけるタクロリムス
5.炎症性腸疾患に合併する腸管感染症としてのCytomegalovirusとClostridium difficileの現状と問題点
〈松岡克善 日比紀文〉
  Cytomegalovirus
  Clostridium difficile
6.小腸疾患診断法の進歩―バルーン小腸内視鏡の有用性を含めて―
〈梅野淳嗣 松本主之〉
  バルーン内視鏡
  スパイラル内視鏡
  カプセル内視鏡
  CT enterography,MR enterography
7.NSAID潰瘍の予防と治療―COX-2選択的阻害薬かPPIの併用か?―
〈内藤裕二〉
  COX-2選択的阻害薬は消化管合併症が少ないか?
  NSAIDs使用者のGIイベントの予防
  COX-2選択的阻害薬 vs PPI+非選択的NSAIDs
  アドヘアランスの重要性
  NSAID潰瘍の治療
8.消化管疾患におけるCross sectional imagingの進歩―CT colonographyの現状―
〈三宅基隆 飯沼 元〉
  CTCにおける海外の多施設共同研究
  海外と本邦におけるCTCの保険適応の状況
  前処置
  自動炭酸ガス送気装置による腸管拡張
  ワークステーション
  computer-aided detection
9.咽頭癌・食道癌の内視鏡診断と治療
〈青山育雄 武藤 学〉
  咽頭癌および食道癌の内視鏡診断
  咽頭および食道癌の内視鏡治療
10.早期大腸癌治療―内視鏡治療の適応拡大か手術か?―外科医の立場から考える
〈内藤正規 渡邊昌彦〉
  早期大腸癌に対する内視鏡治療
  早期癌に対する腹腔鏡下手術
11.切除不能・再発胃癌に対する薬物療法の最近の進歩
〈市川 度 高橋威洋〉
  一次治療
  二次治療
  分子標的薬
12.大腸癌に対する化学療法―分子標的薬も含めた新たな戦略―
〈浜本康夫 高石官均〉
  二次治療としてBevacizumab継続使用が実証された: TML18147試験
  二次治療にてAfliberceptの有効性が実証された: VELOUR試験
  サルベージ治療としてRegorafenibの有効性が実証された: CORRECT試験
  サルベージ治療としてのTAS-102が有望: 検証的な第三相が開始された
  DREAM試験(維持療法としてのBevacizumab+Erlotinibの意義)
  EGFR耐性機構

II.肝臓

1.肝炎・肝癌の疫学
〈片山惠子 田中純子〉
  肝癌発生数と肝癌のetiology
  肝炎ウイルスキャリア数
  肝炎・肝癌対策
2.C型肝炎ウイルス(HCV)の研究
〈脇田隆字〉
  HCVのウイルス学
  I
3.肝炎・肝癌の遺伝子研究
〈村田一素 溝上雅史〉
  B型肝炎における宿主側因子
  C型慢性肝炎の治療効果予測としての遺伝子解析
  副作用予測としての遺伝子解析
  肝癌と遺伝子
4.B型肝炎治療の現状と今後
〈田中榮司〉
  B型肝炎治療薬の実社会での有効性
  抗ウイルス療法と肝発癌抑制
  抗ウイルス療法とHBs抗原消失促進効果
5.C型肝炎に対する抗ウイルス療法
〈林 紀夫 小瀬嗣子 平松直樹 竹原徹郎〉
  DAAs併用療法
6.劇症肝炎とde novo肝炎
〈桶谷 眞 井戸章雄 坪内博仁〉
  劇症肝炎の現況
  de novo肝炎
7.肝硬変診療の進歩
〈前田直人 村脇義和〉
  肝硬変の成因
  非侵襲的肝線維化マーカーによる肝硬変の診断
  肝硬変の治療と病態
8.自己免疫性肝炎・PBC
〈田中 篤 滝川 一〉
  原発性胆汁性肝硬変(primary biliary cirrhosis)
  自己免疫性肝炎(autoimmune hepatitis)
9.NASH・NAFLD
〈山田和俊 金子周一〉
  NAFLDの疫学
  NASH発症のメカニズム
  NASHの診断
  NASHの治療
10.肝癌の画像診断
〈土谷 薫 泉 並木〉
  小型肝細胞癌の検出・診断および境界性病変との鑑別
  肝細胞癌の画像診断による悪性度評価
  CTとMRIの比較
  肝癌治療支援画像および治療効果判定
  造影超音波検査(CEUS)
  肝癌画像検査における肝硬度(Liver stiffness)と肝予備能
  肝癌遠隔転移の画像診断
  その他
11.肝発癌の分子機構
〈大塚基之 小池和彦〉
  次世代シークエンス技術による肝癌遺伝子の大規模シークエンス
  ゲノムワイドの網羅的SNP解析による肝癌発症感受性遺伝子の同定(GWAS解析)
12.肝細胞癌の内科的治療
〈池田健次〉
  ラジオ波焼灼療法
  ラジオ波焼灼療法以外の局所治療
  放射線治療(体外照射)
  ビーズ製剤による経肝動脈治療
  TACEに使用する抗癌剤
  進行肝癌に対する抗癌剤治療
  分子標的薬ソラフェニブ(ネクサバールTM)
  その他の分子標的治療薬
13.肝炎・肝癌の免疫応答
〈宮城琢也 巽 智秀 竹原徹郎〉
  ウイルス感染に対する免疫応答
  HCV感染に対する免疫応答
  C型肝炎における免疫応答
  C型慢性肝炎に対する治療における免疫応答
  B型肝炎における免疫応答
  肝癌における免疫応答
14.肝臓の再生療法
〈高見太郎 寺井崇二 坂井田功〉
  基礎研究;マウスGFP/CCI4モデル
  臨床研究
15.肝移植の現況
〈石崎陽一 川崎誠治〉
  世界における肝移植の現況
  心停止(Non-heart beating; NHB)ドナー
  HBV肝硬変に対する肝移植
  HCV肝硬変に対する肝移植
  肝細胞癌(HCC)合併肝硬変に対する肝移植
  生体肝移植における左葉グラフトの見直し

III.胆膵
―膵臓―

1.感染性膵壊死に対する内視鏡的ネクロセクトミー
〈安田一朗 中島賢憲〉
  Walled-off pancreatic necrosis(WOPN)
  内視鏡的ネクロセクトミー
  内視鏡的ネクロセクトミー施行のタイミングと位置づけ
2.慢性膵炎と膵癌
〈上田純二 大塚隆生 高畑俊一 田中雅夫〉
  欧米での慢性膵炎と膵癌の関連性についての報告
  本邦における慢性膵炎と膵癌の関連性についての報告
  慢性膵炎患者における膵癌の発生機序
3.改訂自己免疫性膵炎臨床診断基準―狙いと活用―
〈岡崎和一〉
  診断項目のねらい
  解説
  参照 2型自己免疫性膵炎(IDCP)について
4.自己免疫性膵炎と膵外病変(IgG4関連疾患)の病理像
〈能登原憲司〉
  自己免疫性膵炎(AIP)の診断基準における病理所見の扱い: ICDCと本邦新基準
  IgG4関連疾患(IgG4-RD)における病理所見の扱い
  新たな臓器・病変でのIgG4-RDの提唱と潜在する問題点
5.膵発癌とmiRNA
〈濱田 晋 下瀬川徹〉
  膵癌前癌病変とmiRNA
  膵癌促進的に作用するmiRNA
  膵癌抑制的に作用するmiRNA
  癌幹細胞機能とmiRNA
  miRNAの診断・治療への応用
6.膵癌モデル動物とその応用
〈伊地知秀明〉
  内因性Kras変異型発現を基盤とした膵発癌モデル
  膵臓内限局的遺伝子改変誘導モデル―膵癌の起源細胞へのアプローチ―
  遺伝子改変モデルと移植モデルの相違点
  遺伝子改変膵発癌モデルを用いた膵癌の微小環境の検討
  膵癌の発癌進展に寄与する細胞内シグナル
  遺伝子改変モデルを用いた診断マーカー・標的分子の網羅的解析
7.膵癌の癌ワクチン
〈谷 眞至 山上裕機〉
  癌免疫療法の歴史
  免疫逃避機構
  腫瘍新生血管を標的とした癌ワクチン療法
  抗癌剤が免疫療法に及ぼす影響
  当科で行った第I相臨床試験
  膵癌細胞を標的としたワクチン療法
  複数のペプチドワクチンによる治療
8.IPMNの分子機序
〈古川 徹〉
  IPMNにおけるGNAS,RNF43遺伝子異常の発見
  GNAS,RNF43の機能
  IPMNにおけるGNAS,RNF43変異の臨床病理学的意義

―胆道―

9.胆道癌診断の最前線
〈藤田直孝〉
  欧米にみる胆道癌診断の動向
  組織学的診断に関する研究
  内視鏡的診断に関する研究
  画像診断に関する研究
10.胆道疾患のNOTES―現状と将来―
〈富川盛雅 橋爪 誠〉
  NOTESのアプローチ法と胆嚢摘出術
  NOTES胆嚢摘出術の現状
  今後の展望

IV.消化器外科

1.進行食道癌に対する胸腔鏡下手術の現況と課題
〈池田 貯 能城浩和〉
  進行食道癌に対する胸腔鏡下食道手術の現況
  鏡視下食道切除術の将来
2.腹腔内洗浄細胞診陽性(CY1)胃癌に対する治療戦略
〈藤谷和正 辻仲利政〉
  POCY1胃癌に対する胃切除術先行治療の成績と本邦における現時点でのreference arm
  POCY1胃癌に対する胃切除術先行治療の成績改善の可能性
  POCY1胃癌に対する術前化学療法の試み
  POCY1胃癌に対する欧米におけるアプローチ
  POCY1胃癌に対する治療上の問題点
3.難治性潰瘍性大腸炎に対する外科治療
〈辰巳健志 杉田 昭〉
  難治性潰瘍性大腸炎の手術
  難治性潰瘍性大腸炎に対する手術術式の選択
  術後経過,術後合併症
  術後QOL
  生物学的製剤と手術療法
  腹腔鏡下手術
4.消化器癌に対するロボット手術の現況と課題
〈森 和彦 山形幸徳 瀬戸泰之〉
  胃
  直腸・結腸
  食道
  膵頭十二指腸切除
  肝切除
5.消化器外科におけるERAS(Enhanced Recovery After Surgery)の意義
〈宮田 剛〉
  生体侵襲反応の軽減
  身体活動性の早期自立
  栄養摂取の早期自立
  周術期不安の軽減と回復意欲の励起

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