1.熱傷の統計
A.東京都熱傷救急連絡協議会における熱傷データ
B.東京都熱傷救急連絡協議会のしくみ
C.年度別の推移
D.搬送手段
E.受傷原因別分類と症例数,死亡率
F.年齢の分布と死亡率
G.熱傷重症度と死亡率
H.受傷原因と年齢
I.気道熱傷
2.診断,重症度の判定,治療施設の選定
A.代表的な診断基準
B.臨床的な状態からみた重症度の判別について
3.病態
[1]熱の生体に及ぼす影響,局所反応
A.I 度熱傷(epidermal burn)
B.II 度熱傷(dermal burn)
C.III 度熱傷(deep burn)
D.治療
[2]体液変動 (青木克憲)
A.熱傷創からの体液喪失
B.神経内分泌反応による体液再分布
C.熱傷創の体液分布
D.非熱傷部の浮腫
E.細胞内溢水
F.abdominal compartment syndrome
G.対策
[3]循環動態
A.総論
B.治療―対策
C.ピットフォールと対策
[4]呼吸器系
A.急性期
B.refillingによる肺水腫
C.受傷後数日以降の呼吸機能障害
[5]消化器系
A.総論
B.治療―対策
C.ピットフォールと回避法
[6]内分泌代謝
A.総論
B.対策
[7]免疫とサイトカイン
A.炎症性サイトカイン
B.抗炎症性サイトカイン
[8]血液凝固・線溶系
A.総論
B.治療
C.ピットフォールと回避法
(以下,小項目は省略)
4.広範囲熱傷の治療
[1]現場での処置と搬送
[2]救急外来搬入時の診察と処置
[3]モニタリング
[4]ショック期の治療
(1)輸液療法(輸液計画・公式とその実際)
(2)血液製剤
(3)補助的薬剤投与法
[5]ショック離脱後の輸液治療
[6]合併症対策
(1)急性腎不全
(2)呼吸不全
(3)消化管合併症
(4)abdominal compartment syndrome(ACS)
(5)熱傷患者の精神医学的問題とその対応
5.熱傷の栄養対策
6.重症熱傷患者救命のための感染症対策・治療
7.重症熱傷患者での真菌感染症の診断と治療
8.疼痛対策
9.局所療法
[1]熱傷直後の創傷管理
[2]局所治療方針(重症熱傷)
[3]超早期手術と術後管理
[4]植皮術
[5]創傷被覆材
[6]培養表皮
[7]スキンバンク
[8]外来での小範囲熱傷の治療
[9]抗菌薬
[10]熱傷後肥厚性瘢痕予防と治療
[11]熱傷瘢痕癌
[12]microvision system (Hi-Scope)による早期熱傷深度判定方法
10.気道熱傷
11.小児熱傷
12.高齢者熱傷
13.特殊部位の熱傷
[1]顔面・頸部熱傷
[2]手指熱傷
[3]会陰部・肛門部熱傷
[4]下肢熱傷
14.低温熱傷
15.化学熱傷
16.電撃傷,雷撃傷
17.凍傷
18.放射線による皮膚障害
19.熱傷のクリニカルパス
20.熱傷患者の麻酔
21.熱傷看護
22.熱傷後のリハビリテーション
23.多数熱傷患者を伴う災害への対応
索引