目 次
CHAPTER 1 各種ショック,蘇生 〈又野秀行 前田重信〉
1.ショックの原因・種類がわからない
2.どうしても低血圧を補正できない
3.どうしても気管挿管できない
4.妊婦の心肺蘇生の手順がわからない
5.小児の気管挿管が難しい
6.小児で静脈路確保が難しい
7.炭酸水素ナトリウムの適応がわからない
CHAPTER 2 循環器系症候(高血圧,動悸,不整脈,胸痛,心不全)
〈綾部健吾 山下雅知〉
1.高血圧を主訴に来院されたが,降圧の必要があるのか
2.頻脈の型がわからない
3.臨床的に不安定な徐脈の対処法がわからない
4.来院時には動悸が収まっているが,帰宅させてよいか
5.来院時には胸痛が収まっているが,帰宅させてよいか
6.心不全の原因がよくわからない
7.大動脈解離の対処法がよくわからない
CHAPTER 3 呼吸器系症候(呼吸困難,喘鳴,喘息,COPD)
1.自然気胸に対するチューブ挿入や入院の適応が
わからない 〈樫山鉄矢〉
2.喘息発作で来院したが,吸入では改善しない 〈樫山鉄矢〉
3.入院中の患者が突然呼吸困難を訴えた 〈阪下健太郎 樫山鉄矢〉
4.市中肺炎への抗菌薬の選択がわからない 〈阪下健太郎 樫山鉄矢〉
5.咳嗽で来院した患者を帰宅させてよいかわからない 〈阪下健太郎 樫山鉄矢〉
6.喀血への対応がわからない 〈樫山鉄矢 阪下健太郎〉
CHAPTER 4 消化器系症候(腹痛,嘔吐,下痢,吐血,下血,腹膜炎)
〈川妻由和 粟国克己〉
1.右下腹部痛で来院されたが白血球増多やCRP上昇がみられない
2.X線で糞石を認めるが腹痛がない
3.下血で来院したが上部消化管出血か下部消化管出血かがわからない
4.吐血・下血で来院された症例の対処法がわからない
5.他院で止痢薬を投与されたが下痢が止まらない
6.高齢者の急性腹症の注意点がわからない
7.急性胃腸炎症状で来院した患者から“昨日食べた外食が原因だと考えるので,
全治1カ月との診断書を書いてほしい”といわれた
8.腸閉塞患者の初期治療で何に注意するか?
CHAPTER 5 中枢神経系症候
(頭痛,眩暈,意識障害,脳血管障害,髄膜炎,脳炎,失神,痙攣)
〈鈴木 昌〉
1.ジアゼパムを静注しても痙攣がコントロールできない
2.脳卒中を疑う患者の血圧が高いがすぐに降圧すべきか
3.失神で来院したが原因がよくわからない
4.病歴からくも膜下出血を疑うがCT上明らかな出血を認めない
5.明らかな神経学的異常所見のない眩暈患者を帰宅させてよいか
6.意識障害で来院したがCTではテント上に病変が認められない
7.臨床的に片頭痛を疑うがトリプタン製剤でも軽快しない
8.一過性意識障害を主訴に来院した患者が認知症患者で病歴がとれない
CHAPTER 6 外傷 〈山下雅知〉
1.外傷症例でショックの原因がわからない
2.コンパートメント症候群の診断と処置法がわからない
3.肩関節脱臼で来院されたがMilch法でも整復できない
4.関節穿刺の適応とやり方がわからない
5.他院でネコ咬傷の治療を受けてきたが軽快しない
6.交通事故の患者が頸椎カラーをつけて搬送されてきたが,はずす基準がわからない
7.頭部打撲の患者でCTを撮る基準がわからない
CHAPTER 7 感染症(発熱,敗血症) 〈森田浩史 小淵岳恒〉
1.発熱で来院されたが感染巣が不明である
―そもそもその発熱は感染症? 非感染症?―
2.血液培養の適応がわからない
3.敗血症を疑うが起炎菌が不明で,抗菌薬の選択がわからない
―ポイントをふまえてアプローチする―
4.好中球減少性発熱症例はどのように対処すればよいかわからない
5.ERにおける感染防御法がわからない
6.旅行者下痢症の対処法がわからない