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書籍詳細

コメディカルの治療薬マニュアル

コメディカルの治療薬マニュアル

奈良信雄 編著

B6判 596頁

定価5,390円(本体4,900円 + 税)

ISBN978-4-498-07602-0

2002年10月発行

在庫なし

基本的な薬剤,重要な薬剤について,作用機序,適応,投与法,副作用,禁忌などの知識を解説し,外来,病棟でのレファランスとして,また日ごろの知識の整理に役立つようまとめたマニュアル.
1頁に1薬剤の体裁でまとめた見やすく便利なポケットブック.
これだけは知っておきたい薬剤の知識をコンパクトにまとめ,外来や病棟で役立つ実践的な内容とした.

はじめに
 現代の医療はチーム医療を根幹としている.
 一人の患者の診療を巡り,従来のように医師一人だけではなく,看護師,薬剤師,管理栄養士,臨床検査技師,診療放射線技師,理学療法士,言語療法士など,数多くの専門職種が参画し,医療が行われている.この結果,それぞれの専門性が発揮され,高度で全人的な医療が実施されるようになった.
 チーム医療が適切に実施されるには,それぞれの職種が診療内容を十分に理解しておくことが要求される.ときにはカンファレンスなどを通じて合議することも必要になる.病態や診断はもちろん,治療方針についても理解しておかないと,せっかくのチーム医療も効を奏さず,かえって船頭多くして舟,山に登るのそしりを受けかねまい.
 現代医療の中で,治療としてもっとも基本的なのは,薬物療法である.投与薬を処方するのは医師であり,実際の薬物を調剤して患者に渡すのは薬剤師である.従って,薬物については,医師と薬剤師が精通してさえいれば不都合はないかもしれない.しかし,薬物の内容や副作用について,患者が看護師に質問してくるのは日常茶飯事である.管理栄養士が栄養指導を行う際,患者が服用している薬物の内容を把握しておかなければ,適切な指導が期待できない.臨床検査の結果に薬物が影響することも少なくなく,臨床検査技師が薬物の内容を知っておくことも必要である.そのほかのコメディカルにしても,薬物療法の内容を理解しておくことは,適切なチーム医療を確実に行う上できわめて重要なことである.
 医師,薬剤師を対象にした薬物療法の解説書は数多い.それに比べ,コメディカルを対象にした解説書はほとんど見あたらない.コメディカルにも薬物療法を理解しておくのが望まれる以上,薬物に関する解説書が必要であろう.
 本書は,コメディカルの方々が薬物療法の実際を理解していただけるよう,専門医に依頼して薬物療法をわかりやすく解説してもらった.医療の現場で活用していただき,チーム医療の向上に役立ててもらいたいと切望する.また,コメディカルを目指して学習に励まれている学生諸君にも,参考になると確信する.
 本書の企画・編集には中外医学社編集部にご尽力いただいた.ここに深謝する.

平成14年盛夏
編著者 奈良信雄

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目 次

A.抗炎症薬〈今井康文〉
  副腎皮質ステロイド
    1.ヒドロコルチゾン
    2.コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム
    3.プレドニゾロン
    4.メチルプレドニゾロン
    5.コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム
    6.デキサメタゾン
    7.ベタメタゾン(リン酸ベタメタゾンナトリウム)
  消炎鎮痛薬
    1.スルピリン
    2.ピリン系合剤
    3.アセトアミノフェン
    4.非ピリン系合剤
    5.アスピリン(アセチルサリチル酸)
    6.メフェナム酸
    7.フルフェナム酸アルミニウム
    8.ジクロフェナクナトリウム
    9.スリンダク
    10.フェンブフェン
    11.インドメタシン
    12.ナブメトン
    13.イブプロフェン
    14.フルルビプロフェン
    15.ナプロキセン
    16.プラノプロフェン
    17.ロキソプロフェンナトリウム
    18.チアプロフェン
    19.アルミノプロフェン
    20.ピロキシカム
    21.メロキシカム
    22.塩酸チアラミド
    23.エピリゾール

B.抗生物質,抗菌薬
  ペニシリン系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.ペニシリンGカリウム
    2.アンピシリン
    3.ピペラシリンナトリウム
  セフェム系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.セフジニル
    2.セファゾリンナトリウム
    3.セフメタゾールナトリウム
    4.セフタジジム
    5.セフォペラゾンナトリウム:スルバクタムナトリウム=1:1
    6.塩酸セフォゾプラン
    7.硫酸セフピロム
    8.塩酸セフェピム
  カルバペネム系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.イミピネム:シラスタチンナトリウム=1:1
    2.パニペネム:ベタミプロン=1:1
    3.メロペネム三水和物
  モノバクタム系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.アズトレオナム
  アミノグリコシド系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.硫酸アミカシン
    2.トブラマイシン
    3.硫酸イセパマイシン
    4.硫酸アルベカシン
  マクロライド系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.クラリスロマイシン
    2.クリンダマイシン
  ペプチド系〈三角素弘,桑山善夫,鈴木利哉〉
    1.硫酸ポリミキシンB
    2.塩酸バンコマイシン
    3.テイコプラニン
  テトラサイクリン系〈室橋郁生〉
    1.塩酸ミノサイクリン
  クロラムフェニコール系〈室橋郁生〉
    1.クロラムフェニコール
  ニューキノロン系〈室橋郁生〉
    1.塩酸シプロフロキサシン
    2.レボフロキサシン
  抗結核薬〈室橋郁生〉
    1.イソニアジド(アイナー)
    2.リファンピシン
    3.ピラジナミド
    4.塩酸エタンブトール
    5.硫酸ストレプトマイシン
  抗真菌薬〈室橋郁生〉
    1.アムホテリシンB
    2.フルシトシン(5-FC)
    3.ミコナゾール
    4.フルコナゾール
    5.イトラコナゾール
  カリニ肺炎治療薬〈室橋郁生〉
    1.ST(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)合剤
    2.イセチオン酸ペンタミジン
  抗ウイルス薬〈室橋郁生〉
    1.アシクロビル
    (抗サイトメガロウイルス薬)
    2.ガンシクロビル
    抗HIV薬(ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬)
    3.ジドブジン(アジドチミジン,AZT)
    4.ジダノシン(ジデオキシイノシン,ddI)
    5.ザルシタビン(ジデオキシチミジン,ddC)
    6.ラミブジン(3TC)
    7.サニルブジン(スタブジン,d4T)
    8.硫酸アバカビル
    抗HIV薬(非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬)
    9.ネビラピン
    10.エファビレンツ
    11.メシル酸デラビルジン
    抗HIV薬(HIVプロテアーゼ阻害薬)
    12.硫酸インジナビル・エタノール付加物
    13.メシル酸サキナビール
    14.サキナビル
    15.リトナビル
    16.メシル酸ネルフィナビル
    17.アンプレナビル
    18.ロピナビル,リトナビル配合剤
    抗インフルエンザ薬
    19.塩酸アマンタジン
    20.ザミナビル水和物
    21.リン酸オセルタミビル

C.抗癌薬〈長田 薫〉
  アルキル化薬
    1.シクロホスファミド
    2.メルファラン
    3.塩酸ニムスチン
    4.イホスファミド
  代謝拮抗薬
    1.シタラビン(Ara-C)
    2.エノシタビン
    3.フルオロウラシル
    4.テガフール・ウラシル配合剤
    5.メトトレキセート(MTX)
  アルカロイド
    1.硫酸ビンクリスチン(VCR)
    2.硫酸ビンデシン(VDS)
    3.パクリタキセル
    4.ドセタキセル
  抗生物質
    1.塩酸ダウノルビシン
    2.塩酸ドキソルビシン
    3.塩酸ブレオマイシン
    4.塩酸ミトキサントロン
  白金
    1.シスプラチン
    2.カルボプラチン
  ホルモン剤
    1.クエン酸タモキシフェン
    2.酢酸メドロキシプロゲステロン
    3.酢酸リュープロレリン
  その他
    1.注射用アスパラギナーゼ
    2.エトポシド
    3.トレチノイン

D.循環器用薬
  降圧薬
   1)アンジオテンシン変換酵素阻害薬〈近藤朗彦,齋藤宣彦〉
    1.カプトプリル
    2.マレイン酸エナラプリル
    3.塩酸テモカプリル
   2)アンジオテンシンII受容体拮抗薬
    4.ロサルタンカリウム
    5.カンデサルタンシレキセチル
   3)Ca拮抗薬
    6.ニフェジピン
    7.塩酸マニジピン
    8.ニルバジピン
    9.塩酸ニカルジピン
    10.塩酸ジルチアゼム
   4)β遮断薬
    11.酒石酸メトプロロール
    12.塩酸セリプロロール
    13.塩酸プロプラノロール
    14.塩酸カルテオロール
   5)αβ遮断薬
    15.塩酸ラベタロール
   6)α遮断薬
    16.塩酸プラゾシン
   7)中枢性交感神経抑制薬
    17.メチルドパ
   8)交感神経節遮断薬
    18.カンシル酸トリメタファン
   9)末梢交感神経抑制薬
    19.レセルピン
   10)血管拡張性降圧薬
    20.塩酸ヒドララジン
  昇圧薬〈高間晴之,齋藤宣彦〉
    1.ノルエピネフリン
    2.エピネフリン
    3.塩酸イソプレナリン
    4.塩酸ドパミン(イノバン)
    5.塩酸ドパミン(カタボンLow)
    6.塩酸ドブタミン(ドブトレックス)
    7.塩酸ドブタミン(ドブトレックスK)
    8.ドカルパミン
    9.メチル酸アメジニウム
    10.塩酸ミドドリン
  抗不整脈薬〈戸兵周一,齋藤宣彦〉
    1.プロカインアミド
    2.ジソピラミド
    3.硫酸キニジン
    4.塩酸リドカイン
    5.塩酸アプリンジン
    6.塩酸プロパフェノン
    7.酢酸フレカイニド
    8.塩酸プロプラノロール
    9.塩酸アミオダロン
    10.塩酸ベラパミル
    11.ジゴキシン
    12.硫酸アトロピン
  強心薬〈戸兵周一,齋藤宣彦〉
    1.ユビデカレノン
    2.カルペリチド
    3.デノパミン
    4.ドカルパミン
    5.ピモベンダン
    6.ミルリノン
  狭心症治療薬
   1)硝酸薬〈太田明雄,齋藤宣彦〉
    1.ニトログリセリン(NTG)
    2.ニトログリセリン(NTG)注射薬
    3.ニトログリセリン(NTG)経皮吸収製剤
    4.ニトログリセリン(NTG)スプレー
    5.硝酸イソソルビド(ISDN)
    6.一硝酸イソソルビド(ISMN)
   2)Ca拮抗薬
    7.ニフェジピン
    8.塩酸ジルチアゼム徐放剤
    9.ベシル酸アムロジピン
    10.ニコランジル
   3)β遮断薬
    11.酒石酸メトプロロール
    12.ニプラジロール
  その他〈高間晴之,齋藤宣彦〉
    1.カリジノゲナーゼ
    2.ニコチン酸トコフェロール
    3.塩酸ジラゼプ
    4.ジピリダモール

E.呼吸器用薬〈山口哲生,河野千代子〉
  気管支拡張薬
    1.テオフィリン徐放製剤
    2.アミノフィリン
    (交感神経刺激薬)
    3.エピネフリン
    4.塩酸イソプレナリン
    5.硫酸サルブタモール
    (副交感神経刺激薬)
    6.臭化オキシトロピウム
  去痰薬(気道分泌促進薬)
    1.塩酸ブロムヘキシン
    (気道分泌修復薬)
    2.カルボシステイン
    (気道潤滑薬)
    3.塩酸アンブロキソール
    (気道粘液溶解薬)
    4.アセチルシステイン
    5.チロキサポール
    (気道分泌細胞正常化薬)
    6.フドステイン
    (蛋白分解酵素)
    7.セラペプターゼ
    (多糖体分解酵素)
    8.塩化リゾチーム
  鎮咳薬(中枢性麻薬性鎮咳薬)
    1.リン酸コデイン
    (中枢性非麻薬性鎮咳薬)
    2.臭化水素酸デキストロメトルファン
    3.ヒベンズ酸チペピジン
    4.塩酸エプラジノン
    5.リン酸ジメモルファン
    (鎮咳去痰薬)
    6.桜皮エキス
    7.シャゼンソウエキス
  呼吸促進薬(中枢性呼吸刺激薬)
    1.ジモルホラミン
    (末梢性呼吸刺激薬)
    2.塩酸ドキサプラム
  吸入用ステロイド薬
    1.プロピオン酸ベクロメタゾン
    2.プロピオン酸フルチカゾン

F.消化器用薬〈藤本秀明〉
  胃腸機能改善薬,健胃薬
    1.タカヂアスターゼ,メタケイ酸アルミン酸マグネシウム,
      炭酸水素ナトリウム,沈降炭酸カルシウム,チョウジ
      (丁字)末,ウイキョウ(茴香)末,ケイヒ(桂皮)末,
      サンショウ(山椒)末,オウレン(黄連)末,カンゾウ
      (甘草)末などの配合剤
    (消化酵素)
    2.ジアスメンSS,スタラーゼ,モルシン,リパーゼMY,
      セルロシンA.P.,パンクレアチン4倍品の配合剤
    (抗ドパミン薬)
    3.塩酸イトプリド
    (セロトニン作動薬)
    4.クエン酸モサプリド
    (オピアト作動薬)
    5.マレイン酸トリメブチン
  制吐薬(抗ドパミン薬)
    1.メトクロプラミド
    2.ドンペリドン
  止痢薬(収斂薬)
    1.タンニン酸アルブミン
    (殺菌薬)
    2.塩化ベルベリンとゲンノショウコエキスの配合剤
    (乳酸菌製剤)
    3.ビフィズス菌
    (腸管蠕動抑制薬)
    4.塩酸ロペラミド
  下剤(塩類下剤)
    1.酸化マグネシウム
    (大腸刺激性下剤)
    2.センノシド
    3.炭酸水素ナトリウム,無水リン酸二水素ナトリウムの配合剤
    (経口腸管洗浄液)
    4.電解質配合剤(塩化ナトリウム,塩化カリウム,炭酸水素ナト
      リウム,無水硫酸ナトリウム).等張化剤としてマクロゴール
      4000(ポリエチレングリコール4000)を添加
  消化性潰瘍治療薬(プロトンポンプ阻害薬)
    1.ラベプラゾール
    (H2受容体拮抗薬,H2ブロッカー)
    2.ファモチジン
    (選択的抗ムスカリン薬)
    3.塩酸ピレンゼピン
    (粘膜防御因子増強薬)
    4.エカベトナトリウム
    5.スクラルファート
    6.塩酸セトラキサート
    7.テプレノン
    8.プラウノトール
    9.塩酸ベネキサートベータデクス
    10.レバミピド
    (粘膜防御因子増強薬,抗ドパミン薬)
    11.スルピリド
    (粘膜防御因子増強薬)
    12.水酸化アルミニウムゲルと水酸化マグネシウム配合剤
    (プロスタグランジン製剤)
    13.ミソプロストール
    (四級アンモニウム塩合成抗コリン薬)
    14.臭化ブチルスコポラミン
  腸疾患治療薬(過敏性腸症候群治療薬)
    1.臭化メペンゾラート
    2.ポリカルボフィルカルシウム
    (炎症性腸疾患治療薬)
    3.メサラジン
    4.リン酸ベタメタゾンナトリウム
  痔疾患治療薬
    1.吉草酸ジフルコルトロンとリドカインの配合剤
  その他
    1.フルタゾラム

G.肝・胆・膵疾患治療薬〈佐藤千史,二宮彩子〉
  肝庇護薬
    1.グリチルリチン製剤
    2.還元型グルタチオン製剤
    3.ポリエンホスファチジルコリン
    4.肝臓加水分解物
  インターフェロン
    5.インターフェロン(IFN)α・β
  肝不全治療薬
    6.ラミブジン
    7.リバビリン
    8.アミノ酸配合剤
    9.分枝アミノ酸製剤
    10.ラクツロース
  利胆薬
    11.ウルソデ(ス)オキシコール酸
    12.配合剤
  膵疾患治療薬
    13.メシル酸ガベキサート
    14.メシル酸ナファモスタット製剤
    15.メシル酸カモスタット
  その他
    16.フロプロピオン

H.血液疾患治療薬〈奈良信雄〉
  造血薬
    1.クエン酸第一鉄ナトリウム
    2.ビタミンB12(酢酸ヒドロキソコバラミン)
    3.葉酸(フォラシン)
    4.エリスロポエチン
    5.G-CSF(顆粒球コロニー形成刺激因子)
  止血薬
    1.アドレノクロム
    2.抗プラスミン薬
    3.凝固因子様作用薬トロンビン
    4.ゼラチン製剤
  抗血栓薬
    1.ヘパリンナトリウム
    2.クマリン系経口抗凝固薬
    3.抗トロンビン薬
    4.ウロキナーゼ製剤
    5.t-PA製剤チソキナーゼ
    (血小板凝集抑制薬)
    6.塩酸チクロピジン
  血液製剤
    7.人血清アルブミン製剤
    8.人免疫グロブリン製剤
    9.抗HBsグロブリン製剤
    10.血液凝固第VIII因子製剤(遺伝子組換え)
    11.アンチトロンビンIII製剤

I.腎・尿路疾患治療薬〈秋葉 隆,西田英一〉
  利尿薬
    1.フロセミド
    2.トリクロルメチアジド
    3.インダパミド
    4.スピロノラクトン
    5.アセタゾラミド
  結石排出促進薬
    1.ウラジロガシエキス
    2.フロプロピオン
  その他
    1.塩酸タムスロシン
    2.塩酸プロピペリン
    3.クエン酸シルデナフィル

J.内分泌系用薬〈原 義人〉
  甲状腺疾患治療薬(抗甲状腺薬)
    1.チアマゾール
    (甲状腺ホルモン)
    2.レボチロキシンナトリウム(T4)
  下垂体ホルモン製剤〔成長ホルモン(GH)〕
    1.ソマトロピン
    〔性腺刺激ホルモン(黄体化ホルモンLHと卵胞刺激ホルモンFSH)〕
    2.胎盤性性腺刺激ホルモン(HCG)
    〔副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)製剤〕
    3.酢酸テトラコサクチド
    (下垂体後葉ホルモン)
    4.バソプレシン
    5.オキシトシン
  女性ホルモン薬〔卵胞ホルモン製剤(エストロゲン,E)〕
    1.エストラジオール
    〔黄体ホルモン製剤(プロデステロン,P)〕
    2.プロゲステロン
    〔卵胞ホルモンと黄体ホルモン配合剤(EP)〕
    3.EP剤
    〔女性ホルモンと男性ホルモン配合剤(EA)〕
    4.EA剤
  男性ホルモン薬
    1.メチルテストステロン
  その他(GnRH誘導体)
    1.酢酸ブセレリン
    2.酢酸ゴナドレリン
    (TRH誘導体)
    3.酒石酸プロチレリン
    (麦角アルカロイド)
    4.メシル酸ブロモクリプチン

K.代謝疾患治療薬〈石澤 晋〉
  糖尿病治療薬
    1.スルホニル尿素(SU)薬
    2.ビグアナイド薬
    3.αグルコシダーゼ阻害薬
    4.インスリン抵抗改善薬
    5.速効型インスリン分泌促進薬
    6.超速効型インスリン
    7.速効型インスリン
    8.中間型インスリン
    9.混合型インスリン
    10.持続型インスリン
  高脂血症治療薬
    1.HMG-CoA還元酵素阻害薬
    2.プロブコール
    3.陰イオン交換樹脂
    4.クロフィブラート系
  高尿酸血症・痛風治療薬
    1.消炎鎮痛薬(痛風発作の薬)
    2.尿酸生成阻害薬
    3.尿酸排泄薬
    4.活性型ビタミンD3
    5.アレンドロン酸ナトリウム水和物(ビフォスフォネート)
    6.エルカトニン

L.神経系用薬〈神田 隆〉
  パーキンソン病治療薬
    1.レボドパ・カルビドパ
    2.塩酸アマンタジン
    3.ドロキシドパ
    4.塩酸トリヘキシフェニジル
    5.塩酸セレギリン
    6.メシル酸ペルゴリド
    7.塩酸タリペキソール
  筋弛緩薬
    1.塩酸エペリゾン
    2.バクロフェン
    3.ダントロレンナトリウム
    4.臭化パンクロニウム
    5.塩化スキサメトニウム
  脳循環代謝改善薬
    1.シチコリン
    2.ニセルゴリン
    3.イブジラスト
  自律神経作用薬
    1.臭化ピリドスチグミン
    2.塩化アンベノニウム
    3.塩化エドロホニウム
    4.ネオスチグミン
  その他
    1.コハク酸スマトリプタン
    2.塩酸ロメリジン
    3.インターフェロンβ-1b
    4.リルゾール
    5.タルチレリン水和物
    6.塩酸ドネペジル
    7.A型ボツリヌス毒素
    8.ピラセタム
    9.オザグレルナトリウム
    10.アルガトロバン
    11.エダラボン

M.精神系用薬〈車地暁生〉
  抗精神病薬
    1.ハロペリドール
    2.クロルプロマジン
    3.レボメプロマジン
    4.リスペリドン
    5.オランザピン
  抗うつ薬,抗躁薬
    1.マレイン酸フルボキサミン
    2.塩酸アミトリプチリン
    3.塩酸マプロチリン
    4.塩酸イミプラミン
    5.塩酸クロミプラミン
    6.アモキサピン
    7.塩酸パロキセチン水和物
    8.炭酸リチウム
  抗不安薬
    1.エチゾラム
    2.ジアゼパム
    3.アルプラゾラム
    4.クロチアゼパム
  睡眠薬
    1.トリアゾラム
    2.ブロチゾラム
    3.フルニトラゼパム
    4.ニトラゼパム
    5.ゾピクロン
  抗てんかん薬
    1.バルプロ酸ナトリウム
    2.カルバマゼピン
    3.フェニトイン
    4.ゾニサミド

N.免疫アレルギー系用薬〈小竹 茂〉
  免疫抑制薬(CyAなど)
    1.シクロホスファミド
    2.アザチオプリン
    3.シクロスポリン
  免疫強化薬
  抗リウマチ薬
    1.金チオリンゴ酸ナトリウム
    2.D-ペニシラミン
    3.オーラノフィン
    4.ブシラミン
    5.アクタリット
    6.サラゾスルファピリジン
    7.ミゾリビン
    8.メトトレキサート
  抗アレルギー薬
    1.クロモグリク酸ナトリウム
  抗ヒスタミン薬
    1.ジフェンヒドラミン
    2.d-マレイン酸クロルフェニラミン
    3.塩酸フェキソフェナジン
  サイトカイン(G-CSF,Epo,インターフェロンなど)
    1.フィルグラスチム
    2.エポエチンアルファ
    3.ミリモスチム
    4.インターフェロンγ-1a
    5.テセロイキン

O.皮膚科用薬〈加藤卓朗〉
  鎮痒薬
    1.塩酸オロパタジン
  抗菌薬
    1.ナジフロキサシン
    2.イトラコナゾール
    3.塩酸テルビナフィン
    4.アシクロビル
  消炎・鎮痛薬
    1.酪酸プロピオン酸ベタメタゾン
    2.タクロリムス
    3.シクロスポリン
  その他
    1.トラフェルミン
    2.エトレチナート
    3.カルシポトリオール

P.眼科用薬〈村上喜三雄〉
  白内障治療薬
    1.ピノレキシン
    2.グルタチオン
    3.チオプロニン
    4.パロチン
  抗菌薬,抗ウイルス薬
    1.レボフロキサシン
    2.スルベニシリンナトリウム
    3.塩酸セフメノキシム
    4.硫酸ミクロノマイシン
    5.エリスロマイシン・コリスチン点眼薬
    6.塩酸オキシテトラサイクリン・硫酸ポリミキシンB眼軟膏
    7.クロラムフェニコール・コリスチン点眼液
    8.塩酸バンコマイシン
    9.ピマリシン
    10.アシクロビル
  アレルギー用薬,消炎薬
    1.クロモグリク酸ナトリウム
    2.ペミロラストカリウム
    3.フマル酸ケトチフェン
    4.塩酸レボカバスチン
    5.リン酸ベタメタゾンナトリウム
    6.フルオロメトロン
    7.メチルプレドニゾロン・硫酸フラジオマイシン眼軟膏
    8.プラノプロフェン
    9.ジクロフェナクナトリウム
    10.アズレン
  緑内障治療薬
    1.ラタノプロスト
    2.マレイン酸チモロール
    3.ニプラジロール
    4.塩酸ベタキソロール
    5.塩酸ブナゾシン
    6.塩酸ジピベフリン
    7.塩酸ピロカルピン
    8.塩酸ドルゾラミド
    9.アセタゾラミド
    10.D-マンニトール
  その他
    1.ヒアルロン酸ナトリウム点眼液
    2.シアノコバラミン
    3.ヒアルロン酸ナトリウム注入液
    4.マイトマイシンC
    5.トロピカミド・塩酸フェニレフリン点眼液
    6.硫酸アトロピン
    7.塩酸オキシブプロカイン
    8.エチルセルロース
    9.フルオレセインナトリウム
    10.オキシグルタチオン

Q.耳鼻咽喉科用薬〈奥野秀次〉
  局所血管収縮薬
    1.硝酸ナファゾリン
  抗菌薬
    1.ロキシスロマイシン
    2.オフロキサン(点耳液)
  副腎皮質ホルモン製剤
    1.プレドニゾロン
    2.リン酸デキサメタゾンナトリウム
  アレルギー用薬
    1.塩酸フェキソフェナジン
    2.マレイン酸クロルフェニラミン(ベタメタゾン配合薬)
    3.プロピオン酸フルチカゾン
    4.臭化フルトロピウム
    5.塩酸レボカバスチン

R.歯科用薬〈藤村長久〉
  含嗽薬
    1.アズレン
    2.ポビドンヨード
    3.塩化ベンゼトニウム
  トローチ薬
    1.アセチルキタサマイシン
    2.臭化ドミフェン
    3.クロトリマゾール
  口内炎治療薬
    1.トリアムシノロンアセトニド
  人工唾液
    1.人工唾液
  その他
    1.ミコナゾール
    2.塩酸セビメリン水和物
    3.アミノ安息香酸エチル

S.その他
  解毒薬〈小山完二〉
    1.活性炭
    2.メチレンブルー
    3.フルマゼニル
    4.アセチルシステイン
    5.硫酸アトロピン
    6.塩酸ナロキソン
    7.エタノール
    8.グルコン酸カルシウム
    9.亜硝酸ナトリウム
    10.ジメルカプロール(BAL)
  麻酔薬,麻薬〈槇田浩史〉
    1.臭化ベクロニウム
    2.塩化スキサメトニウム
    3.プロポフォール
    4.セボフルラン
    5.ペンタゾシン
    6.塩酸モルヒネ
    7.塩酸リドカイン
    8.ミダゾラム
    9.メチル硫酸ネオスチグミン
  造影剤〈渋谷 均〉
    1.硫酸バリウム
    2.アミドトリゾ酸
    3.ヨード化ケシ油
    4.イオパミドール
    5.イオヘキソール
    6.イオトロラン
    7.ガドペンテト酸メグルミン
    8.ガドジアミド水和物
    9.フェルモキシデス
    10.ガラクトース・パルミチン酸混合物
  漢方薬〈西元慶治〉
    1.黄蓮解毒湯(おうれんげどくとう)
    2.加味逍遙散(かみしょうようさん)
    3.葛根湯(かっこんとう)
    4.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
    5.柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
    6.十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
    7.小柴胡湯(しょうさいことう)
    8.小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
    9.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
    10.八味地黄丸(はちみじおうがん)
    11.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    12.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
  輸液製剤(等張電解質輸液)〈秋葉 隆,西田英一〉
    1.生理食塩水
    2.リンゲル液
    3.ブドウ糖加リンゲル液
    4.乳酸リンゲル液
    5.ブドウ糖加乳酸リンゲル液
    6.ソルビトール加乳酸リンゲル液
    7.マルトース加乳酸リンゲル液
    8.酢酸リンゲル液
    9.ブドウ糖加酢酸リンゲル液
    (低張電解質輸液)
    1.開始液
    2.補充液
    3.維持液
    4.術後回復液
    (高カロリー輸液用基本液)
    (高カロリー輸液用キット製品)

薬品名一覧

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執筆者一覧

奈良信雄  編著

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