目 次
§1.疫 学
a.危険因子
Q1.前立腺肥大症や前立腺炎と前立腺癌の発生には関係がありますか? 〈塚本泰司,橋本浩平〉
Q2.前立腺癌の予防法にはどのようなものがありますか? またその有効性はどの程度ですか?〈鴨井和実,沖原宏治,三木恒治〉
Q3.生活習慣病と前立腺癌の発生には関連がありますか?〈窪田吉信〉
b.検診
Q1.前立腺癌検診は推奨されないと言われていますが,本当でしょうか? 〈伊藤一人〉
Q2.前立腺癌検診の対象になるのはどのような方ですか? 年齢の下限,上限はありますか?〈沖原宏治〉
Q3.2次検査として前立腺生検が推奨されるのはどのような場合ですか? 〈舛森直哉〉
§2.診 断
a.PSA・直腸診・超音波検査
Q1.前立腺癌の家族歴がある場合には,早めに前立腺癌の検査を行った方がよいのでしょうか?〈鈴木和浩〉
Q2.前立腺癌スクリーニングではPSA検査が最も精度が高いそうですが,直腸診は必要ないのでしょうか?〈藤岡知昭〉
Q3.初回生検でhigh-grade PINのみが指摘された患者はどのように経過観察したらよいのでしょうか?〈原 勲〉
Q4.前立腺生検の方法は経直腸,経会陰のどちらが検出率に優れていますか? また,合併症はどちらが少ないでしょうか?〈木瀬英明,杉村芳樹〉
Q5.Saturation生検の有効性,適応と方法を教えてください. 〈野村威雄,佐藤文憲,三股浩光〉
Q6.前立腺癌診断において,PSAV,PSADTなどのPSA kineticsやF/T ratioは有用ですか?〈川上 理〉
Q7.前立腺生検で陰性であった場合,その後のフォローの方法と次回再生検に踏み切るタイミングを教えてください.〈水野隆一,大家基嗣〉
Q8.根治的前立腺摘除術後のPSA再発は予測できますか?(ノモグラム) 〈黒岩顕太郎〉
b.病期診断
Q1.前立腺癌の局在診断や局所進展度診断に関するMRIの診断精度はどの程度と考えたらよいでしょうか?〈大杉 圭,陣崎雅弘〉
Q2.胸腹部CTや骨シンチなどは全ての症例の病期診断に必要でしょうか? 〈上村博司〉
c.病理
Q1.Gleason score分類が改訂されたそうですが,要点は何でしょうか? 〈白石泰三〉
§3.治 療
a.治療一般/手術療法
Q1.ステージA前立腺癌に対する治療は必要でしょうか? 治療方法は? 〈大堀 理〉
Q2.限局性前立腺癌に対するfocal therapyとはどのような治療概念でしょうか? 〈武藤 智,堀江重郎〉
Q3.臨床病期T3N0M0前立腺癌の前立腺全摘除術は有効なのでしょうか? また,手術方法は通常の前立腺全摘除術と同じでよいのでしょうか? 〈三宅秀明,藤澤正人〉
Q4.臨床病期D1に対する拡大手術の適応患者はありますか? 〈成田伸太郎,羽渕友則〉
Q5.腹腔鏡下根治的前立腺摘除術のメリット,デメリットや適応について教えてください.〈木下秀文,松田公志〉
Q6.ミニマム創内視鏡下前立腺全摘除の施行しにくい患者とはどんな患者でしょうか?〈木原和徳〉
Q7.経会陰式手術のメリット,デメリットは何でしょうか?〈井上省吾,松原昭郎〉
Q8.ロボット支援内視鏡下根治的前立腺摘除術のメリットと今後の展望は? 〈橘 政昭〉
Q9.前立腺全摘術において神経温存手術の適応はどんな患者でしょうか? 〈荒井陽一,海法康裕,伊藤明宏,石戸谷滋人〉
Q10.根治手術前のネオアジュバントホルモン療法は切除断端陽性の低下に寄与しますか? また,術後のPSA非再発率や生存率を向上させますか? 〈藤元博行〉
Q11.High risk前立腺癌に対する前立腺全摘除術の際のリンパ節郭清範囲はどこまで行えばよいのでしょうか?〈三木健太〉
Q12.病理所見にて切除断端陽性と診断されました.追加治療は必要ですか? また追加治療の方法,そのタイミングを教えてください.〈寺井章人〉
Q13.根治手術でpN1であった場合,ホルモン療法の開始時期は即時と遅延ではどちらがいいのでしょうか?〈野々村祝夫〉