総論
1 歴史―脳血管内治療の歴史 〈瓢子敏夫〉
1.バルーンカテーテル前期
2.バルーンカテーテル
3.マイクロカテーテル
4.Guglielmi’s detachable coil(GDC)
5.脊髄疾患,虚血性疾患の治療
6.日本脳血管内治療学会の歴史
7.World Federation of Interventional and Therapeutic Neuroradiology
2 血管造影装置 〈安陪等思 広畑 優〉
1.脳血管内治療に求められる診断における各種モダリティーを概観
2.脳動脈瘤
3.脳動静脈奇形,硬膜動静脈瘻,脊髄血管奇形など
4.脳血管の狭窄性病変
5.現代のDSA装置に求められる基本性能
6.脳血管内治療に役立つアプリケーション
7.治療後の経過観察
8.デジタルデータの利点を活用
9.放射線被曝の低減化への努力
3 セットアップ・術前術後管理 〈長島 久〉
1.脳血管内治療のセットアップ
a)治療の準備
b)治療前のセットアップ
2.周術期管理
a)輸液,静脈内投与薬について
b)経口薬について
3.周術期管理に使用される薬剤の基礎的知識
a)ヘパリン
b)アルガトロバン
c)硫酸アトロピン
d)硫酸プロタミン
e)エダラボン
f)アスピリン
g)チクロピジン
h)クロピドグレル
i)シロスタゾール
4.クリニカルパス(クリティカルパス)
4 脳血管の機能解剖 〈田中美千裕〉
1.機能的血管解剖
2.大動脈弓(鰓弓動脈)の発生
3.内頸動脈系(頭蓋内)の発生
4.眼動脈の発生
5.前脈絡叢動脈
6.前大脳動脈(ACA)
7.外頸動脈
8.中硬膜動脈
9.副硬膜動脈
10.上行咽頭動脈
11.後頭動脈
12.椎骨動脈
13.脳底動脈
14.上小脳動脈
15.後大脳動脈
5 機材
A.血管形成バルーン(PTAバルーン) 〈松丸祐司〉
1.頭蓋内血管拡張用バルーン
2.頭蓋外血管拡張用バルーン
B.ステント 〈松丸祐司〉
1.頸動脈用ステント
2.四肢末梢血管用ステント
3.頭蓋内血管用ステント
C.プロテクションデバイス 〈松丸祐司〉
1.アンギオガードXPによるEP
2.パーキュサージガードワイヤーによるEP
3.バルーン付きガイディングカテーテルによるEP
D.コイル 〈杉生憲志〉
1.離脱式コイルの登場
2.ファイバー付きコイル
3.コイル離脱方式と離脱時間
4.プライマリーコイル径とコイルの柔軟性
5.Stretch Resistance(SR)機能
6.2Dから3D形状へ
7.次世代型コイル
E.液体塞栓物質 〈杉生憲志〉
1.適応疾患
2.NBCA(n-butyl 2-cyanoacrylate)
3.ONYX(ethylene-vinyl alcohol copolymer: EVOH)
4.Ethanol(無水アルコール)
5.Provocation test
F.離脱型バルーン 〈根本 繁〉
1.材質と離脱機構
2.離脱型バルーンの適応
a)瘻孔閉鎖
b)親動脈遮断
c)動脈瘤内塞栓
各論
6 出血性脳血管障害索 引