目 次
1.診断
Q1.今までは触診だけの乳癌検診を長い間やってきました.今後,予算がついたので画像を併用することになりました.超音波がいいでしょうか? やはりマンモグラフィでしょうか?〈河合賢朗,石田孝宣,甘利正和,大内憲明〉
Q2.マンモグラフィ検診で淡く不明瞭な石灰化の集簇を指摘されて来院されました.自覚症状はありません.どのように精査を進めればよいでしょうか?〈渡邉良二〉
Q3.乳頭から黄色透明の分泌液が時々あります.しこりは特にありません.精査の進め方について教えてください.〈岡崎 亮,岡崎 稔,渡部芳樹,佐藤文彦〉
Q4.デジタルマンモグラフィ装置を導入することになり,マンモグラフィもフィルムレスになることが決まりました.モニタ診断で注意すべきことは何ですか?〈遠藤登喜子〉
Q5.痛みを訴える場所に非浸潤癌かと思われる低エコー域がみられます.乳腺症かとも思いますが,拾い上げるべきでしょうか?〈武部晃司〉
Q6.母親にも,姉にも乳癌があり,遺伝のことをとても心配されています.どのように対応したらよいでしょうか?〈新井正美〉
Q7.超音波検査をしたら,小さな低エコー腫瘤が見つかりました.内部エコーも見られ,形もやや不整で癌が疑われます.良悪性の診断が必要と思いますが,穿刺は何を用いたらよいでしょうか?〈橋本秀行〉
Q8.乳房温存の予定で造影MRI検査を行ったところ,原発巣からやや離れて造影域が認められました.ここを含めて切除すべきでしょうか?〈五味直哉,山本弥生〉
Q9.乳房の超音波検査で楕円形の小さな低エコー腫瘤が描出されました.患者さんは痛い検査は嫌と言います.濃縮嚢胞と思うのですが刺して確認をする方法しかありませんか?〈伊藤吾子〉
Q10.患者さんが「子供が3人もいてすべて母乳で育てました.家族には乳癌の人はいません.私のような人が乳癌になるのは珍しいのでしょうか?」と言います.何と答えてあげたらよいでしょうか?〈村上 茂〉
Q11.小さな硬癌と思われるのでFNAをしましたが,検体不適性でレポートが返ってきました.的が小さくて針生検よりFNAがよいと思ったのですが,何が問題なのでしょうか?〈池永素子〉
Q12.MRIの専用コイルがないので,CTで広がり診断をしようと思います.撮影,読影上の注意点を教えてください.〈明石定子〉
Q13.石灰化病変をマンモトームで生検したのですが,病理医の間で良悪の意見が分かれてしまいました.今後どうしたらよいでしょうか?〈秋山 太〉
Q14.切除断端からどれくらい余裕があれば,取りきれていると判断してよいでしょうか? 乳腺の後面ぎりぎりまで癌が迫っているというのですが….〈堀井理絵,秋山 太〉
Q15.臨床的には著明に縮小し,PRと判断したのですが,病理学的にはあまり効いていないという判定でした.どちらを信じたらよいでしょうか?〈黒住昌史〉
2.化学療法,放射線療法
a.早期乳癌
b.転移乳癌
3.外科治療
4.治療の管理
5.トピックス
索 引