目 次
基礎編
A外来処置の基本
1.消毒,麻酔(消毒の仕方,消毒薬,部位による麻酔の使い分け)〈是枝 哲〉
A.消毒
1.消毒薬の種類
2.処置前,術前消毒の方法
B.麻酔
1.皮膚の局所麻酔について
2.浸潤麻酔のコツ
3.伝達麻酔
4.表面麻酔
5.麻酔の合併症
2.穿刺,切開(穿刺による補助診断,せつ,ようの切開のタイミング,麻酔の有無など)〈是枝 哲〉
A.穿刺
B.切開
1.せつ,ようの切開
2.皮下膿瘍,膿皮症の切開
3.感染性アテローマの切開
4.切開に麻酔は必要か?
5.切開の応用(脂肪腫の手術)
3.皮膚生検(トレパン,メスを用いたもの.また,部位の特殊性:
顔,口唇,耳,粘膜,頭皮,爪,眼周囲など)〈藤井紀和〉
A.皮膚の生検の種類
B.皮膚生検に必要な器具
C.生検方法
1.生検方法の選択
2.生検部位の決定
3.臨床写真撮影
4.生検部位の消毒
5.パンチ生検
6.メスによる生検
7.シェーブ生検
D.部位別特殊性と注意点
1.顔面
2.口唇
3.耳介
4.頭皮
5.眼周囲
6.爪
E.疾患特殊性と注意点
1.炎症性疾患
2.ケラトアカントーマ
3.悪性黒色腫
4.パジェット病のマッピング生検
5.皮膚悪性リンパ腫
6.隆起性皮膚線維肉腫
B外来小手術の基本
4.表在性腫瘍の摘出〈立花隆夫〉
A.前処置
1.消毒
2.麻酔
3.切開線
B.単純切除術のポイント
1.皮膚切開
2.下床の【剥】離と離断
3.皮膚の取り扱い
C.皮膚腫瘍摘出の実際
1.作図
2.腫瘍の摘出
3.皮下【剥】離と止血
4.縫合糸,縫合針の選択
5.真皮(埋没)縫合
6.皮膚縫合
7.後処置
5.皮下腫瘍の単純切除(アテローマや脂肪腫など)〈米澤理雄〉
A.術前にすべきこと
B.手術の実際
1.紡錘形デザインによる単純切除法
2.脂肪腫の‘squeeze technique’
3.注意点
6.オープントリートメントとへそぬき法〈藤本徳毅〉
A.オープントリートメント
1.利点と欠点
2.適応
3.手技
4.術後
B.へそぬき法
1.利点と欠点
2.適応
3.手技
4.術後
7.褥瘡のデブリードマン,ポケット切開・切除〈藤井秀孝〉
A.デブリードマン
1.硬い壊死性痂皮のデブリードマン
2.軟らかい壊死性痂皮
3.創内に残存する壊死組織
B.ポケット切開および切除
8.リンパ節生検・筋生検〈山本有紀〉
A.リンパ節生検
1.リンパ節生検の実際
2.センチネルリンパ節生検
3.切除組織の病理への提出
B.筋生検
1.筋生検部位の選択
2.筋生検手術の実際
3.切除組織の病理への提出
9.止血手技〈吉川義顕〉
A.生体の止血機構
B.術前の出血対策
C.止血手技
1.ターニケット
2.指趾の止血
3.圧迫法
4.鉗子による方法
5.結紮法
6.電気外科療法
10.伝染性軟属腫の処置〈松村由美〉
A.伝染性軟属腫とは?
B.伝染性軟属腫は摘除すべきかどうか?
C.軟属腫摘除のコツ
1.何をつまみとるのか?
2.用意すべき道具は?
3.処置方法の実際
4.疼痛軽減の工夫
5.摘除以外の治療法
11.イボに対する治療〈中村元信〉
A.いぼ治療法
B.イボ治療のガイドラインによる評価
C.液体窒素療法
D.活性化ビタミンD3含有外用薬
E.ブレオマイシン局注