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NASH診療ハンドブック
西原利治 編著
A5判 166頁
定価3,520円(本体3,200円 + 税)
ISBN978-4-498-04292-6
2007年06月発行
在庫なし
近年大きな注目を集めているNASH(非アルコール性脂肪肝炎)をいかに発見して治療するか,第一線で診療に携る医師のために最新の知見をもとにわかりやすく解説した書.
I.NASH/NAFLDの歴史 〈谷川久一〉 II.疾患概念 〈岡上 武 光吉博則 安居幸一郎〉 1.NASH,NAFLDの疾患概念 2.NAFLDの分類 III.疫 学 〈小野正文 西原利治〉 1.本邦における肥満の現状 2.肥満と肝障害 3.肥満と脂肪肝 4.本邦におけるNAFLD,NASHの頻度 5.背景病態としての内臓肥満とインスリン抵抗性 6.NASH発症の遺伝的背景 7.NASHの自然史 IV.病 態 1.血液検査所見 〈鎌田佳宏 田村信司〉 1.NAFLDスクリーニングのための血液検査 2.NASHの血液検査所見 3.肝生検を勧めるべきNAFLD患者の血液検査所見 2.病理診断 〈橋本悦子〉 1.NASHの病理診断 2.NAFLD simple steatosisとNASHの病理診断 3.小児のNASH 病理診断 4.Burned-out NASH 3.画像所見 〈佐藤智佳子 斎藤貴史 河田純男〉 1.NASHにおけるルーチン画像所見 2.進行性病変としてのNASHの画像所見 3.NASH画像診断の新たな試み 4.メタボリックシンドロームとNASH 〈坪内博仁 宇都浩文〉 1.メタボリックシンドロームの定義と成因 2.メタボリックシンドロームにおける肝機能障害 3.メタボリックシンドロームにおけるNAFLD 4.メタボリックシンドロームとNASHの肝病変 5.メタボリックシンドロームの肝病変としてのNASHの治療 5.心血管イベントとNASH 〈島袋充生〉 1.心血管イベントの予測因子としてのNAFLD/NASH 2.NAFLDではなぜ心血管イベントが増えるのか 6.酸化ストレスと肝発癌 〈汐田剛史 星川淑子〉 1.NASHの発症における酸化ストレスの意義 2.NASHにおける脂肪酸代謝と酸化ストレス 3.NASHにおける酸化ストレスをめぐる悪性サイクル 4.NASH発症における鉄沈着の意義 5.NASHの肝発癌 6.肝発癌を視野に入れたNASH症例のフォローアップと予防 7.酸化ストレスを指標としたNASHの治療と経過観察 7.予 後 〈田中直樹 清澤研道〉 1.NAFLDの臨床経過 2.NASHと肝硬変 3.NASHと肝癌 8.NASHの病態とサイトカイン・アディポカインクロストーク 〈竹井謙之〉 1.TNFα 2.アディポネクチン 3.遊離脂肪酸(FFA) 4.インターロイキン6(IL-6) 5.PAI-1 6.アンジオテンシノーゲン 7.レプチン 8.NAFLD/NASHにおけるサイトカインバランス 9.小児肥満とNASH 〈大関武彦〉 1.小児肥満の最近の動向 2.小児におけるNASHの疫学的検討 3.肝機能検査と組織像 4.小児におけるNASHの発症要因 5.小児期において注意すべき症候性肥満 6.小児期の単純性肥満の発症要因 7.小児の肥満症とメタボリックシンドローム 8.小児におけるNASHの治療 V.治療・管理 1.食事療法 〈遠藤龍人 鈴木一幸〉 1.NASH発生・進展機序からみた治療のストラテジー 2.NASHにおける肥満治療の意義 3.食事療法の対象 4.NAFLD・NASHにおける食事摂取状況 5.食事療法の有効性 6.食事療法の実際 7.食事療法の継続 2.運動療法 〈西村治男〉 1.運動療法の概念とNASH・NAFLD 2.運動療法の種類 3.運動の強度 4.運動の持続時間 5.運動療法における個人差 3.薬物療法 〈山田剛太郎〉 1.インスリン抵抗性改善薬 2.抗酸化剤 3.肝庇護薬 4.高脂血症治療薬 5.アンジオテンシン II 受容体拮抗薬 索 引
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