目 次
1●大腸X線検査の意義
A 本書を読むにあたって
B X線検査と内視鏡検査の比較
C X線検査の特徴
D X線読影の基本
E 本書の項目
2●大腸検査-前処置法
A 前処置法
B バリウムと器具
C 前処置を省いた検査
D 必要とされる大腸X線解剖
3●ルーチン検査と撮影のこつ
A 大腸ルーチンX線検査,撮影法
B 直腸撮影法
C S状結腸撮影法
D 上行結腸・盲腸撮影法
E 精密検査撮影法
4●読影法 - 盲点なく診断するためのこつ
A 基本的撮影手順
B 存在診断
C X線誤診原因とその対策
D 性状判断
5●大腸腫瘍の見逃し例(弱点対策):病変部位,重なり,空気量
A 病変部位の特徴
B 重なり
C 空気量
6●大腸腫瘍の見逃し例(弱点対策):撮影法;付着不良,前処置不良,読影ミス
A 撮影手技上の問題点
7●大腸良性ポリープ(腺腫)
A 形態分類
8●大腸の腺腫以外の良性隆起性病変(ポリープ,ポリープ様病変)
A 鑑別診断の進めかた
B 良性疾患の解説
9●大腸のポリポーシス
A 分類
B 遺伝性ポリポーシス
C 非遺伝性ポリポーシス
10●早期大腸癌:(1)表面型癌を中心に
A 大腸癌の肉眼分類
B 割面形態分類
C 早期大腸癌の実際
11●早期大腸癌:(2)sm癌を中心に
A 早期癌の内視鏡治療適応
B sm癌深達度細分類
C X線検査による深達度診断
D X線検査と内視鏡検査の違い
12●大腸癌の発育:遡及的経過例を中心に
A 大腸癌発育モデル
B 大腸癌の発育と実例
13●進行大腸癌
A 大腸癌の分類と記載方法
B 大腸進行癌のX線診断
C 潰瘍性大腸炎などの大腸炎に伴う進行癌
D 進行癌と便潜血検査
14●大腸の非上皮性悪性疾患
A 大腸非上皮性腫瘍の分類(大腸癌取り扱い規約)
B 大腸非上皮性悪性腫瘍のX線像
15●大腸の炎症性腸疾患に対するX線検査のありかた
A 炎症性腸疾患の分類
B 炎症性疾患に対するX線検査の適応と内視鏡検査との対比
C 追跡検査のありかた
D 炎症性腸疾患の鑑別診断の進めかた
16●潰瘍性大腸炎:典型例
A 潰瘍性大腸炎の診断手順
B X線検査の適応
C X線検査所見
D 病型(病変範囲)別X線像
E 活動性
17●潰瘍性大腸炎:非典型例
A 非典型的潰瘍性大腸炎
B 区域性病変,虫垂病変
C 潰瘍性大腸炎の合併症
18●Crohn病:典型例
A 概念と特徴像
B 診断基準
C X線診断
19●Crohn病:非典型例,合併症例
A 上部消化管病変
B 大腸病変
C 腸管合併症
20●Crohn病と潰瘍性大腸炎の鑑別:鑑別困難例とindeterminate colitis
A 潰瘍性大腸炎とCrohn病鑑別の意義
B Crohn病の疾患単位としての成立
C UCとCDの鑑別
D 鑑別の進めかた
E アフタ性潰瘍のみからなるCrohn病
21●大腸結核
A 腸結核の発症過程
B 腸結核の診断
C 腸結核診断基準
D 腸結核とCrohn病の鑑別
E 内視鏡検査とX線検査の比較
22●腸管Behcet病,単純性潰瘍
A Behcet病の診断基準
B 腸管Behcet病と単純性潰瘍の定義
C 非典型的腸管Behcet病
D 他の疾患との鑑別
23●腸管感染症
A 腸管感染症の分類
B 腸管感染症のX線学的分類
C 急性炎症
D 慢性炎症
24●その他の大腸炎:
(1)急性腸炎(感染症以外);虚血性大腸炎,薬剤性腸炎,憩室炎
A 虚血性大腸炎(ischemic colitis)
B 大腸憩室炎(diverticulitis)
C 薬剤性腸炎(drug induced colitis,含むNSAIDs起因性腸炎)
25●その他の大腸炎:
(2)慢性腸炎;変形と狭窄を生ずる大腸疾患
A 静脈硬化症
B 子宮内膜症
C 粘膜脱症候群
D 慢性関節リウマチに伴う腸炎
E 悪性腫瘍の浸潤転移
F 大腸のhypoganglionosis
G 魚骨の大腸刺入による腸炎(膿瘍)
26●その他の大腸炎:
(3)盲腸と虫垂の炎症性疾患と腫瘍性疾患
A 盲腸の炎症
B 炎症性疾患に類似した盲腸の腫瘍
C 虫垂の炎症
D 虫垂の腫瘍
索引