目 次
第1章 大腸の解剖 〈浦上尚之 歌野健一 千野晶子〉
A.大腸各部と位置関係
B.大腸の構造
C.直腸肛門の特殊性
D.大腸の脈管・神経系
第2章 大腸内視鏡および関連機材の種類・特徴と取り扱い 〈佐野村 誠〉
A.大腸内視鏡機種
B.大腸内視鏡の取り扱い
C.関連機材とその取り扱い
D.大腸内視鏡の洗浄・消毒
E.関連機材の消毒
F.スコープおよび関連機材の保管・保守
第3章 インフォームド・コンセント 〈日山 亨 吉原正治 田中信治〉
A.胃内視鏡検査の前投薬薬剤に関するICなどが問題とされた事例
B.大腸内視鏡検査前の,偶発症に関する説明が問題とされた事例
第4章 大腸内視鏡における感染管理 〈赤松泰次〉
A.大腸内視鏡の特殊性
B.大腸内視鏡を介して感染する病原微生物
C.感染経路
D.病原微生物の消毒薬に対する抵抗性
E.Spauldingの分類と内視鏡機器
F.消毒薬の選択
G.内視鏡室内の清掃・消毒
H.医療従事者への感染防止
第5章 大腸内視鏡の前処置と前投薬 〈赤松泰次〉
A.腸管前処置
B.大腸内視鏡の前投薬
C.大腸内視鏡のアフターケア
第6章 大腸内視鏡挿入法(基本と偶発症) 〈平賀裕子〉
A.まずはイメージトレーニングから
B.よく聞くキーワード
C.基本的なこと
D.上部消化管内視鏡検査での練習法
E.挿入のコツとポイント
F.偶発症
第7章 内視鏡観察法の目的別分類 〈田尻久雄〉
A.内視鏡観察法に関する分類の提唱
B.通常光観察(白色光)
C.画像強調観察
D.拡大内視鏡観察
E.顕微内視鏡観察
F.断層イメージング
G.分子イメージング
第8章 内視鏡観察の基本と実際,ピットフォール
1.通常観察(白色光)による病変の拾い上げ 〈岡 志郎 田中信治〉
A.前処置とスコープの状態
B.体位変換
C.空気量
D.屈曲部・死角部の観察
E.内視鏡観察時の心がまえ
F.表面型病変拾い上げのコツ
2.通常観察(白色光)による病変の観察 〈岡 志郎 田中信治〉
A.洗浄
B.観察の手順
C.炎症性病変の観察
D.腫瘍性病変の観察
3.色素による観察(インジゴカルミンによる通常観察) 〈岡 志郎 田中信治〉
A.コントラスト法の原理
B.コントラスト法の実際
4.拡大鏡観察 〈樫田博史〉
A.pit pattern分類と典型例
B.pit pattern診断の実際
5.NBI(原理と臨床的有用性) 〈平田真由子 田中信治〉
A.NBIの原理
B.大腸病変に対するNBIの臨床的有用性
C.色素拡大内視鏡観察にかわるregular pit patternの診断
D.早期大腸癌の質的(異型度・浸潤度)診断
6.FICE(原理と臨床応用) 〈冨樫一智 藤澤正宏 山本博徳〉
A.FICEの原理
B.FICEの臨床応用
7.AFI(原理と臨床的有用性) 〈松田尚久 斎藤 豊 中島 健〉
A.AFIシステムとは?
B.AFIの臨床的有用性
C.今後の展望
第9章 超音波内視鏡観察 〈小林清典 横山 薫 佐田美和〉
A.EUS検査の適応疾患
B.EUSの機種と関連機材
C.EUSの検査法
D.大腸疾患のEUSによる診断法
第10章 関連手技 体外式超音波 〈畠 二郎〉
A.大腸疾患診断における体外式超音波の有用性
B.大腸の走査法
C.画像の解析
第11章 内視鏡診断各論
1.大腸腫瘍に関する基本事項 〈岡 志郎 田中信治〉
A.大腸癌の肉眼形態分類
B.大腸腫瘍の病理組織分類
C.LSTとは
D.大腸癌の発育形態分類
2.腫瘍と非腫瘍性病変の鑑別 〈佐野 亙 生本太郎 小高雅人〉