目 次
1章 この本の使い方<櫛橋民生>
1)対象者
2)目次や索引の重要性
2章 どうしても避けられない基本事項<浮洲龍太郎>
1.マルチスライスCTの登場と医療現場への影響
2.本書の用語について
A)装置
1)マルチスライスCT
2)DAS,data acquisition system(データ収集装置)
3)空間分解能,高コントラスト分解能
4)密度分解能,低コントラスト分解能
5)時間分解能
6)スリップリング
B)撮影
1)ヘリカルスキャン
2)コンベンショナルスキャン
3)ヘリカルピッチ
4)コリメーション
5)管球回転速度
6)コーン角
C)画像
1)容積データ
2)再構成間隔
3)冗長データ
4)部分容積効果
5)等方性
6)補間再構成
7)再構成厚
8)再構成間隔
9)アーチファクト
D)HRCT,多断面構成,三次元表示など
1)High resolution CT; HRCT(高分解能CT)
2)Multiplanar reconstruction; MPR(多断面再構成)
3)Virtual bronchoscopy; VB(仮想気管内視鏡)
4)Virtual colonoscopy; VC(仮想大腸内視鏡)
5)CT angiography
E)その他
1)自動注入器
2)心電図同期ユニット
3)CT値
4)造影剤
5)造影剤の副作用
3.マルチスライスCT検査の基本
A)入室から検査開始まで
B)スキャンパラメータの設定
C)画像表示のポイント
D)造影剤の使用法
4.Recipeはいかが?
3章 フィルムレス環境下でのマルチスライスCT画像の取り扱い<櫛橋民生>
4章 疾患別プロトコール集
・各プロトコールの記載形式<櫛橋民生>
1)脳神経・頭頚部<浮洲龍太郎>
1.頭部単純
2.頭部外傷
3.頭部造影
4.脳動脈
5.脳腫瘍術前
6.眼窩骨折
7.顔面外傷
8.副鼻腔,下垂体腺腫術前
9.頚部の腫瘍・炎症
10.CCF(内頚動脈海綿静脈洞瘻)
11.頭蓋頚椎移行部
12.頚部動脈
13.中耳
2)胸部<藤澤英文>
1.胸部スクリーニング
2.びまん性肺疾患
3.非腫瘍性肺疾患精査(肺炎,結核,非定型抗酸菌症ほか)
4.気胸精査,ブラ
5.肺腫瘤-1 原発性肺腫瘍(疑い)初回・術前検査
6.肺腫瘤-2 転移性腫瘍,follow up症例
7.肺腫瘤-3 肺動静脈瘻,動静脈奇形
8.縦隔腫瘍精査
9.胸膜・胸壁病変
10.胸部外傷
11.仮想気管内視鏡(virtual bronchoscopy)
3)腹部・骨盤<武中泰樹>
1.上腹単純
2.上腹造影
3.全腹部単純
4.全腹部造影
5.骨盤単純
6.骨盤造影
7.腹部アンギオ
8.膵腫瘍
9.膵腫瘍(多相撮影)
10.尿路結石
11.腎ダイナミック
12.肝ダイナミック
13-1.肝CTAP
13-2.肝CTA
14.DIC-CT
4)骨軟部<藤澤英文>
1.骨盤骨折
2.関節内骨折
3.骨軟部腫瘍
4.関節内遊離体
5.椎体
5)大血管<武中泰樹>
1.胸部アンギオ
2.肺塞栓
3.下肢静脈
4.大動脈解離(急性期)
5.大動脈解離(経過観察期)
5章 広範囲のMSCTの上手な使い方<浮洲龍太郎>
1.躯幹転移検索
2.肝癌および転移検索
3.肺塞栓
4.脊髄動静脈奇形,硬膜動静脈瘻
6章 マルチスライスCT総論<武中泰樹>
1.スキャンパラメータ
A)検出器の構成
B)DAS,data acquisition system(データ収集装置)
C)コリメーション
D)ヘリカルピッチ
E)実際に検査を行う際の考え方
2.画像の作成と3DCT
A)画像の作成と運用
B)種々の3D処理
1)3D処理の関係
2)MPR系
3)MIP系
4)VR系
3.アーティファクト
4.造影剤
A)全般的な注意
B)投与経路の確保と注入
C)注入速度と留置針の関係
D)注入量と注入速度
索引
◆コラム
マルチスライスCTと医療被ばく
留置針と感染防止
肝癌に的を絞った検査
32スライス以上のマルチスライスCT