I.虚血性心疾患
A.急性冠症候群
1.臨床症状から心電図所見,血清マーカーを含め,どのような組み合わせを
用いると精度の高い急性心筋梗塞の診断ができるか?
2.急性期のリスク層別化は?
3.primary PCI は血栓溶解療法より有効か?
4.ST 上昇型心筋梗塞: primary PCI の成績に影響を与える因子は―患者側因子
5.ST 上昇型心筋梗塞: primary PCI の成績に影響を与える因子は―医療施設,
PCI 施行者側因子
6.ST 上昇型心筋梗塞: 冠動脈内血栓吸引療法と distal protection の効果と評価は?
7.ST 上昇型心筋梗塞: primary PCI における DES(drug-eluting stent)使用は
8.ST 上昇型心筋梗塞: open-artery hypothesis による late reperfusion は有効か?
9.ST 上昇型心筋梗塞: 急性期の抗凝固療法,抗血小板療法の種類と投与量は?
10.ST 上昇型心筋梗塞: 梗塞サイズ縮小,心室リモデリング予防を考慮した
急性期の薬物療法は?
11.合併症を伴う場合の緊急管理のプロトコールは?―急性肺水腫
12.合併症を伴う場合の緊急管理のプロトコールは?―低心拍出量・心原性ショック
13.急性期の心室細動,心室頻拍に対する治療は?―欧米と日本の現状
14.長期予後を考慮した薬剤選択は?―β遮断薬
15.長期予後を考慮した薬剤選択は?―ACE 阻害薬,ARB
16.長期予後を考慮した薬剤選択は?―スタチン
17.長期予後を考慮した薬剤選択は?―硝酸薬
18.不整脈治療は?―心室性不整脈に対する薬物治療と ICD の適応は?
19.クリニカルパス導入の利点は?
20.不安定狭心症・非 ST 上昇型心筋梗塞: リスク層別化は?
21.不安定狭心症・非 ST 上昇型心筋梗塞: 薬物治療の有効性は?
―β遮断薬,硝酸薬,Ca 拮抗薬,抗血小板薬,血栓溶解薬,スタチンについて
22.不安定狭心症,非 ST 上昇型心筋梗塞: 血行再建の適応と効果,DES の
使用は?
B.慢性冠動脈疾患
1.診断のための検査: 負荷心電図,負荷心エコー,負荷心筋シンチグラムの
有用性と適応は?
2.冠動脈狭窄診断のための冠動脈 CT の現状は?
3.心臓 MRI の現状は? 心筋障害評価,冠動脈評価にどの程度使えるか?
4.薬物療法: 持続性硝酸薬,ニコランジル,Ca 拮抗薬は有効か?
5.1枝病変に対する PCI: 症状改善のみならず予後改善効果が認められるか?
6.多枝病変に対する PCI vs CABG は?
7.慢性閉塞病変(CTO)に対する PCI の現状―症状改善のみならず
予後改善効果が認められるか?
8.冠攣縮性狭心症の薬物治療: Ca 拮抗薬の中での選択は?
β遮断薬はいかなる場合も禁忌か?
9.無症候性心筋虚血: リスク評価は?
10.無症候性心筋虚血: 治療の意義,血行再建(特に PCI)の評価は?
11.IVUS guide stent は再狭窄防止効果があるのか?
12.再狭窄の関連因子は?
13.薬剤溶出性ステント(DES)時代の PCI: 適応が拡大した病態は?
14.薬剤溶出性ステントの問題点: ステント血栓症,
late incomplete malapposition,DES 後の再狭窄について
15.リハビリテーションの有効性は?
C.冠危険因子
1.メタボリックシンドロームの実態と予後に対する影響は?
2.冠危険因子の管理: カテゴリー別の治療目標とその根拠は?
3.生活習慣改善の効果とその根拠は?: 運動
4.生活習慣改善の効果とその根拠は?: 栄養
(以下,小項目は省略)
II.心不全
A.心不全の診断と予後予測
B.慢性心不全の治療
C.急性心不全の治療
III.不整脈
A.ペースメーカー
B.上室性不整脈
C.心室性不整脈
IV.高血圧,高脂血症
索 引