目 次
I.循環器の生物学
1.循環器疾患におけるシステム生物医学 <児玉龍彦>
2.細胞の起源を知る <佐田政隆>
3.転写調節と心血管リモデリング <新藤隆行>
4.チャネル蛋白遺伝子異常と不整脈 <平岡昌和>
5.動脈管閉鎖機転におけるカリウムチャンネルの役割 <中西敏雄>
6.心臓発生過程におけるループ形成の機序 <白石 公 濱岡建城>
7.心臓流出路の形態形成に関わる新しい細胞系譜と遺伝子<山岸敬幸 仲澤麻紀 土橋隆俊>
II.疾患の病因と病態
1.高血圧モデル動物における遺伝子機序 <加藤規弘>
2.冠動脈攣縮の遺伝子解析 <小池城司 上運天 均>
3.心筋梗塞の遺伝子解析 <大西洋三 田中敏博>
4.本態性高血圧症におけるネフロン数 <平田恭信>
5.ステントによる再狭窄の機序 <はん 英洙 大澤政彦 伊倉義弘 上田真喜子>
6.川崎病血管病変の発生機序: 臨床と基礎 <寺井 勝>
7.先天性心疾患術後と自律神経機能 <大内秀雄>
8.先天性心疾患婦人の妊娠・出産とその管理 <姫野和家子 赤木禎治>
9.Fontan循環と凝固線溶系の異常 <石川司朗>
III.診断と治療─最近の進歩
A.虚血性心疾患
1.MRIによる心筋viabilityの評価 <佐久間 肇 竹田 寛 中野 赳>
2.冠動脈プラークの温度測定 <赤阪隆史>
3.虚血性心疾患における高感度CRP測定の臨床的意義<金城都博 佐藤 洋 堀 正二>
4.血栓性病変に対する冠インターベンションの進歩 <中村正人>
5.Drug-Eluting Stentの現況と展望 <田辺健吾>
6.左主幹部病変に対するカテーテル治療 <小菅邦彦 玉井秀男>
7.スタチンの早期心血管イベント抑制効果 <東方利徳 馬渕 宏>
8.虚血性心疾患に対するサプリメント療法 <斎藤 穎 高山忠輝 本江純子>
9.狭心症と女性外来 <天野恵子>
10.川崎病冠状動脈病変のインターベンション治療 <石井正浩 上野高史>
11.虚血性僧帽弁閉鎖不全の手術 <新沼廣幸 川副浩平>
12.虚血性心臓病への骨髄細胞移植による再生医療<辰己哲也 松原弘明 神畠 宏 岩坂壽二>
13.骨髄細胞移植による末梢動脈疾患の治療 <松井圭司 高橋将文 池田宇一>
B.心不全
1.うっ血性心不全の緊急診断におけるBNPの重要性 <川田啓之 斎藤能彦>
2.高齢者の大動脈弁狭窄症の治療方針 <中野清治>
3.植え込み型人工心臓の現況 <許 俊鋭>
C.不整脈
1.心房細動治療におけるリズムコントロールかレートコントロールか<西井伸洋 大江 透>
2.特発性心室細動の診断と治療 <田邊靖貴 相澤義房>
3.CARTOによる不整脈診断とその臨床的意義 <籏 義仁 小山耕太郎>
4.胎児の調律異常の診断 <堀米仁志>
D.心筋症
1.肥大型心筋症のシベンゾリン治療 <濱田希臣>
2.閉塞性肥大型心筋症に対する経皮的中隔心筋焼灼術PTSMA <高山守正>
E.高血圧・肺高血圧症
1.高血圧治療薬としてのACE阻害薬とARB <進藤 哲 桑原洋一 小室一成>
2.肺高血圧の治療,現況と展望−sildenafil(PDE5阻害薬)とET-1阻害薬による
ED(endothelial dysfunction)への治療効果− <佐地 勉>
F.先天性心疾患
1.先天性心疾患と吸入ガスによる肺血流コントロール <山村英司>
2.先天性心疾患における肺血管病変 <前田克英 八巻重雄>
3.動脈管開存症の胸腔鏡手術 <宮地 鑑>
4.完全大血管転位症に対する大血管転換手術の長期遠隔成績 <角 秀秋>
索引