◆1.気管支喘息の診断
A.喘息診断の手順
1.喘息診断の基本
2.喘息を疑うポイント
3.診察開始時の重症度判別と注意点
4.喘息の診断手順
5.症状からの診断手順
6.呼吸機能からの診断手順
7.喘息診断の要点
B.問診のコツ
1.NIHとGINAにおける問診
2.問診のコツ
3.問診表の有用性
C.身体所見のとり方
1.急性喘息増悪の身体所見
D.臨床検査
D-1.喘息診断を目的とした検査
1.診断は疑いに始まる
2.喘息の診断基準
3.気道可逆性の検討
4.気道過敏性検査
D-2.気管支喘息の増悪因子を調べるための検査
1.喘息の発症に関わる危険因子
2.増悪因子の診断の重要性
3.in vivo検査
4.in vitro検査
◆2.気管支喘息の治療
A.喘息治療の基本
1.増悪因子の除去
2.合併症の治療
3.急性増悪(発作)時の治療法
4.喘息の長期管理における治療法
B.急性発作の対策と治療法
1.発作の初期診断,治療のポイント
2.家庭における喘息発作の管理
3.救急外来における治療
4.入院治療の条件
C.喘息の日常管理
C-1.誘因とその対策
C-2.重症度による日常管理
a.喘息治療管理薬
b.喘息コントロールの目標と長期管理
1.喘息コントロールの目標
2.目標達成のための喘息の長期管理
3.今後の動向
C-3.ピークフロー測定による喘息の管理
1.喘息診断におけるピークフローの有用性
2.ピークフロー測定の実際
3.ピークフロー測定値の評価
4.ピークフロー測定による喘息の管理
C-4.ステロイド薬の使用法
1.効果発現機序
2.ステロイドの種類
3.長期管理におけるステロイド療法
4.急性増悪におけるステロイド療法
5.副作用と対策
6.Steroid-sparing agent
C-5.β2刺激薬の使用法
1.β2刺激薬の作用機序と薬理作用
2.β2刺激薬の剤型と特徴
C-6.テオフィリンの使用法
1.気管支拡張作用
2.抗炎症作用
3.テオフィリンの抗炎症作用の機序
4.副作用
5.気管支喘息治療でのテオフィリンの位置づけ
C-7.抗アレルギー薬の使用法
1.抗アレルギー薬の種類と作用機序
2.抗ロイコトリエン薬
3.Th 2サイトカイン阻害薬
4.軽症間欠型(ステップ 1)に対する使用法
5.中等症以上に対する使用法
C-8.喘息の教育入院
1.クリニカルパスを利用した喘息患者の教育入院
2.リハビリテーション医学からの教育入院
3.その他の教育入院システム
4.実施可能な喘息教育モデル
C-9.妊婦と喘息
1.喘息に及ぼす妊娠の影響
2.妊娠,分娩に及ぼす喘息の影響
3.妊娠中の喘息の管理
C-10.手術と気管支喘息
1.術前の評価
2.術前のコントロール
3.インフォームドコンセント
4.前投薬
5.麻酔導入
6.気管内挿管
7.術中管理
8.発作時の対応
9.抜管
10.術後管理
D.患者への説明
・喘息とはどのような病気ですか
・喘息に何故なったのでしょうか
・発作を起こさないためにはどのような注意が必要ですか
・発作が収まらないときにはどうすればよいのでしょう
・薬を止めることはできないのですか
・気管支拡張薬の副作用にはどのようなものがあるのですか
・ステロイドは怖い薬ときいています.使い続けてもよいのですか
・抗アレルギー薬とはどのようなものなのでしょうか
・気管支拡張薬の吸入はどのくらいの回数を使ってもよいのですか
・運動療法は喘息によいのですか
・転地療法は喘息によいのですか
・私の喘息は子供にうつるのでしょうか.
また,子供が喘息にならないようにするにはどのような注意が必要ですか
・発作と心理的なストレスと関係がありますか
・喘息は進行する病気なのですか
・喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)とはどう違うのですか
・鼻ポリープと喘息とはどのような関係があるのでしょう
・たばこは喘息に悪いのですか
・咳喘息といわれました.どのような病気なのでしょうか
・食べ物で気をつけなければならないことはありますか
・運動すると喘息になります.運動はできないのですか
・花粉症の人は喘息になりやすいのですか
・アトピー性皮膚炎がありますが,喘息になりやすいのでしょうか
◆3.気管支喘息の疫学と病態
A.喘息の疫学
1.有症率の現況
2.臨床所見
■喘息死
B.気管支喘息の病態とその対策
1.喘息における気道の病理
2.喘息における気道炎症の機序
3.気道過敏性亢進,気道閉塞,気道リモデリングの機序
索引