目次
Chapter 1 気管支鏡の基本手技 〈品川尚文〉
概要
準備するもの
術前検査
前処置
1)絶食
2)静脈ルート確保
3)喉頭・気管内麻酔
4)硫酸アトロピン
5)ミダゾラム
機材の配置
術中管理
気管支鏡の操作
1)患者の姿勢
2)ファイバーの持ち方
3)気管支鏡の挿入
4)声帯の越え方
5)気管支鏡操作中のリドカイン麻酔のかけ方
6)末梢へ挿入する時の術者の姿勢
7)気管支鏡の回転操作
8)気管支鏡の先端の位置を保持する時
可視範囲の観察方法
検査終了後
気管支鏡の洗浄,消毒と保管方法
合併症と対策
1)低酸素
2)出血
3)リドカイン中毒
4)気管支喘息
コメント 基本手技のコツ1 〈浅野文祐〉
気管支鏡挿入時のコツ
「たるみ(弛み)」と「たわみ(撓み)」に留意
気管支鏡の先端位置を意識
コメント 基本手技のコツ 2 〈坂 英雄〉
経鼻挿管のすすめ
噴霧カテーテルによる気道麻酔のすすめ
Chapter 2 所見のとらえ方,分類 〈清嶋護之〉
概要
気管・気管支の構造・正常所見
1)気道の構造
2)気管支分岐と分岐異常
既存構造に着目した気管支鏡所見のとらえ方
1)気管・気管支分岐角
2)狭窄および拡張性変化
3)軟骨輪,軟骨
4)粘膜縦走襞
5)粘膜輪状襞
6)上皮下血管
肺癌の進展様式と気管支鏡所見
1)粘膜(主体)型増殖
2)粘膜下(主体)型増殖
気管支鏡所見による組織型の鑑別
1)扁平上皮癌
2)腺癌
3)小細胞癌
4)腫瘍と鑑別を要する注意すべき病変
コメント 気管支壁の層別用語 〈雨宮隆太〉
気管支鏡所見の解析に必要な解剖学とは
気管支壁の層別レベルの内視鏡的所見
Chapter 3 検体採取 〈沖 昌英〉
概要
準備するもの
1)TBB/TBLB/EBB
2)TBNA
3)ブラシ擦過
4)気管支洗浄/BAL
手技
1)TBB/TBLB
2)EBB
3)TBNA
4)ブラシ擦過
5)気管支洗浄/BAL
合併症と対策
1)リドカイン中毒
2)出血
3)気胸
4)発熱・感染症
コメント 大量出血 〈笹田真滋〉
中枢病変からの大量出血
末梢病変からの大量出血
合併症を有する場合
コメント 細胞診用検体の採取と評価 〈石田 卓〉
擦過ブラシの使い方
検体作成のコツ
ブラシ擦過ができない時の穿刺細胞診
コメント 安全対策─呼吸器内視鏡2010年全国調査─ 〈浅野文祐〉
Chapter 4 狭帯域光観察:NBI 〈渋谷 潔〉
概要
準備するもの
手技
合併症と対策
コメント NBIのコツ 〈栗本典昭 半田 寛〉
Chapter 5 自家蛍光気管支鏡 〈池田徳彦 本多英俊 臼田実男〉
概要
準備するもの
手技
1)麻酔
2)観察
3)生検
合併症と対策
Chapter 6 極細径・細径気管支鏡〈坂 英雄〉
概要
準備するもの
手技
1)同意
2)前処置,術中管理
3)挿入
4)局所麻酔の追加
5)操作・生検
6)検体の処理
7)検査終了後
合併症と対策
1)気胸
2)出血
3)感染症
コメント 末梢病変に対する気管支鏡検査のコツ〈浅野文祐〉
EBUS-GS
極細径気管支鏡
CTガイド下気管支鏡
Chapter 7 中枢気道に対する気管支腔内超音波断層法:EBUS〈栗本典昭 宮澤輝臣〉
概要
準備するもの
手技
1)バルーンプローブの準備
2)バルーンの膨張
3)超音波画像の回転
4)EBUS 画像の評価
合併症と対策
Chapter 8 Guide sheath を用いた気管支腔内超音波断層法:EBUS-GS〈栗本典昭 宮澤輝臣〉
概要
準備するもの
手技
1)GS の準備
2)GS の末梢気管支への誘導
3)EBUS の描出
4)GS の留置
5)GS からの細胞・組織採取
6)GS の抜去
合併症と対策
Chapter 9 超音波気管支鏡ガイド下針生検:EBUS-TBNA〈中島崇裕 吉野一郎〉
概要
準備するもの
手技
1)胸部CTの読影
2)EBUS-TBNAの準備
3)EBUS-TBNAの実際
合併症と対策
コメント EBUS-TBNAのコツ〈栗本典昭 井上健男〉
Chapter 10 ナビゲーション:VBN〈浅野文祐〉
概要
準備するもの
手技
1)CT dicom dataの準備と確認
2)仮想画像作成(Bf-NAVIの場合)
3)ナビゲーション
合併症と対策
Chapter 11 局所麻酔下胸腔鏡〈石井芳樹〉
概要
準備するもの
検査の準備
1)実施場所
2)術者の準備
3)システムのセットアップ(レイアウト)
4)体位
手技
1)術前検査
2)前処置
3)術中管理
4)トロッカーの留置
5)胸水ドレナージ
6)胸腔内の観察
7)生検
8)ドレナージチューブの留置
9)術後管理
治療への応用
1)急性膿胸のドレナージ
2)胸膜癒着術
3)難治性気胸の治療
合併症と対策
1)出血
2)気胸
3)再膨張性肺水腫
4)感染
5)その他
コメント ITナイフによる胸腔鏡下全層胸膜生検〈笹田真滋〉
適応
準備するもの
手技の実際
全層胸膜生検の限界と対策
コメント タルク懸濁液注入による胸膜癒着術(Slurry法)〈坂 英雄〉
タルクによる胸膜癒着術
タルクslurry投与法の実際
コメント 胸腔鏡下タルク噴霧による胸膜癒着術(Poudrage法)〈石田敦子 中村美保 宮澤輝臣〉
タルクpoudrage法の実際
Chapter 12 異物除去〈坂 英雄〉
概要
1.軟性気管支鏡の場合
準備するもの
手技
2.硬性気管支鏡の場合(成人)
準備するもの
手技
合併症と対策
1)出血
2)気道損傷
コメント 異物の種類と摘出器具の選択〈木田博隆 宮澤輝臣〉
Chapter 13 硬性気管支鏡〈古川欣也〉
概要
準備するもの
手技
1)硬性鏡手技の麻酔法
2)硬性鏡挿入法
3)硬性鏡下気道拡張術
4)硬性鏡下異物除去術
合併症と対策
コメント 呼吸器インターベンション用硬性気管支鏡〈宮澤輝臣 延山誠一〉
Chapter 14 気管・気管支ステント治療〈宮澤輝臣 西根広樹〉
概要
準備するもの
手技
合併症と対策
コメント ステント治療のポイント〈坂 英雄〉
ステント留置は危険を伴う処置である
右上葉の温存
Chapter 15 高周波凝固法・マイクロ波凝固法〈古川欣也〉
概要
1 高周波凝固法
1-a アルゴンプラズマ凝固法
準備するもの
手技
合併症と対策
1-b 高周波スネア
準備するもの
手技
合併症と対策
1-c 高周波凝固子,ホットバイオプシー,高周波ナイフ
準備するもの
手技
合併症と対策
2 マイクロ波凝固法
準備するもの
手技
合併症と対策
Chapter 16 Nd-YAGレーザー〈吉井直子 丹羽 宏〉
概要
準備するもの
手技
1)CT画像による狭窄・閉塞部の確認
2)麻酔
3)レーザー照射
合併症と対策
1)気管支穿孔
2)血管穿孔
3)肺炎・呼吸不全
4)発火
5)眼損傷
Chapter 17 光線力学的治療:PDT〈臼田実男 池田徳彦〉
概要
準備するもの
手技(レザフィリンⓇの場合)
合併症と対策
Chapter 18 気管支充填術─ EWSⓇを用いた気管支充填術を中心に─〈渡辺洋一〉
概要
準備するもの
手技
1)EWSⓇを用いた気管支充填術の実際
2)EWSⓇの抜去
3)気管支充填術後の治療
合併症と対策
集学的気管支充填術が有効であった難治性気胸症例〈笹田真滋 西根広樹 宮澤輝臣〉
症例提示
気管支造影の活用
バルーンカテーテルを用いたフィブリノーゲン加第XIII因子充填
Chapter 19 気管支喘息に対する気管支温熱療法と気腫型COPDに対する気管支内一方向弁留置術〈峯下昌道 宮澤輝臣〉
概要
1.喘息に対する気管支温熱療法
準備するもの
手技
合併症と対策
2.気腫型COPDに対する気管支内一方向弁留置術
準備するもの
手技
合併症と対策
Chapter 20 Cryotherapy〈坂 英雄〉
概要
準備するもの
手技
合併症と対策
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