血液ガスの歴史クイズ
第1章 血液ガスの基礎を築く
●血液ガスの曙:ラボアジェから19世紀末まで
酸素の発見と役割
業績は「ヤング率」だけに留まらない
ラプラスの法則
転換は肺か末梢組織か
一酸化炭素が酸素運搬を障害する事実の発見
ガスの動きは分泌か拡散か:分泌の主張
ガスの動きは分泌か拡散か:拡散と決定
●フィックの原理と物理学
機械論と生気論の対立
フィックの人となりと「拡散の法則」のこと
●ボーア効果
第1の論文
第2と第3の論文
ボーアの家系
●ヒルの酸素解離曲線計算
切れる頭脳と血液ガスを越えた業績:ヒルとヒルの式
酸素解離曲線のヒルの式
ヒルの式は直線に直せる
非整数nの意味とkの表現
酸素解離曲線を越えて
●クロー:マイクロトノメーターとマイクロ気泡
呼吸器学と機械論と生気論
機器と薬物開発者としてのクロー
ノーベル賞と循環器面の研究
●ヴァン=スライク:現在も残る含量測定の標準法
方法の解説
長文でこのまま参照できる
ヴァン=スライク法から電極法への道
大量の業績を長期に
●ライリー:気泡法の完成
ライリーによる気泡法Po2測定の完成
●オキシメーターの開発と完成
オキシメーターの開発と完成:ミリカンとウッド
●ヘンダーソンとハッセルバルフ
ヘンダーソンとハッセルバルフ
ヘンダーソンについて
ハッセルバルフについて
ヘンダーソン-ハッセルバルフ式の使い道
ヘンダーソン-ハッセルバルフ式の意味
●ホールデンの多彩な業績
実験は身体を張って:ホールデンの業績とその生涯
呼吸の調節が二酸化炭素によるとの発見
「酸素分泌説」におけるホールデンの役割
機械論と生気論の対立
酸素療法創設者としてのホールデン
●炭酸脱水酵素と拮抗薬
炭酸脱水酵素と拮抗薬
炭酸脱水酵素の役割
拮抗薬ダイアモックス(アセタゾルアマイド,アセタゾルアミド)
●ヴァン=スライクの生涯
生い立ちからロックフェラー研究所まで
臨床化学の創始とガス測定法の開発
友人たちと寄付金のことなど
自分の研究史
(以下,小項目は省略)
第2章 電極への道
●酸素を電流ではかる:ダニールの先駆
●ネルンスト:「電気化学」
●初期のガラス電極とpH の概念の確立
●ヘイロフスキーと水銀滴下電極
●pH測定装置と塩橋による血液pH測定
●アストラップとPco2測定
●クラークと酸素電極の創始
●ストウ氏/セブリングハウス氏のCO2電極
第3章 血液ガス装置を使う
●情報をまとめる:血液ガス装置:セブリングハウス氏
●血液ガス装置の製品化:ラジオメーターとILなど
●シガード=アンダセン氏とそのソフトウェアOSA
●Great Trans-atlantic Acid-base Debate
●麻酔と呼吸不全でのA-aDo2:ベンディクセンとナン氏
●酸素と二酸化炭素の移動と貯蔵
●全自動血液ガス装置登場
●酸素飽和度と含量の測定と装置の商品化:レイヴァー
第4章 血液ガス測定装置の現況と近未来
●血液ガス測定装置の現況と近未来
第5章 パルスオキシメトリーとカプノメトリー
●青柳/山西 両氏によるパルスオキシメトリー創始
●ニュー氏によるパルスオキシメーター完成
●医療過誤とモニターの標準との関係
●パルスオキシメトリーの現況と近未来
●ガス相二酸化炭素の測定:赤外線吸収
第6章 血液ガスの経皮測定
●経皮測定の創始と進展:フッフ夫妻の功績
付録 運動競技と酸素
付録 血液ガスの自分史
索引