目 次
§1.かぜ症候群 〈加地正英〉
1.かぜ症候群の予防にうがいとマスクは有効か?
2.かぜ症候群に抗生物質使用は必要か?
3.抗炎症薬(NSAID: nonsteroidal anti-inflammatory drug)は有効か?
4.鎮咳薬は有効か?
5.抗ヒスタミン薬は有効か?
6.かぜ症候群の原因ウイルスに対するワクチンは有効か?
7.COPDなどの肺に基礎疾患のある場合,健常者と治療は異なるか?
§2.インフルエンザ 〈高崎仁 間辺利江 工藤宏一郎〉
1.健康成人・高齢者に対する季節性インフルエンザワクチンは有効か?
2.新型インフルエンザワクチンは有効か?
3.新型インフルエンザ(H1N1)に対するオセルタミビル治療は有効か?
4.新規抗インフルエンザ薬の動向は?
5.新型インフルエンザ(H1N1)と二次性細菌性肺炎
§3.市中肺炎 〈森永芳智 桝原克紀 河野茂〉
1.原因菌の種類や薬剤感受性の変遷は?
2.PK/PD理論に基づく薬物療法と細菌の耐性化防止の関連は?
3.肺炎球菌性肺炎の外来と入院における治療法は?
4.マクロライド耐性マイコプラズマの現状と治療法は?
5.肺炎球菌ワクチンの再接種の是非は?
§4.特異な肺炎 〈三木誠 渡辺彰〉
1.クラミジア肺炎の位置づけは?
2.レジオネラ肺炎の位置づけは?
3.人工呼吸器関連肺炎の原因菌の種類,薬剤感受性,抗生物質選択の変遷は? 52
4.肺癌に合併する肺炎の原因菌の種類,薬剤感受性,抗生物質選択の変遷は? 61
5.誤嚥性肺炎の予防と治療は?
§5.肺膿瘍 〈大崎能伸〉
1.病因菌および薬剤感受性の変遷はあるのか?
§6.膿胸 〈中島由槻〉
1.診断と原因菌について
2.基礎疾患,リスクファクターについて変遷はあるか?
3.内科治療の限界は?
4.外科治療のタイミングは?
5.気管支瘻の合併の有無で治療法は異なるか?
§7.肺結核症 〈吉山崇 尾形英雄〉
1.世界の結核の動向は?
§8.非結核性抗酸菌症 〈網谷良一〉
1.非結核性抗酸菌症の動向は?
2.非結核性抗酸菌症の治療の現状と問題点
3.非結核性抗酸菌症の外科的治療の適応は?
§9.肺真菌症 〈前崎繁文〉
1.肺真菌症の動向は?
2.(1,3)-β-D-グルカン値は真菌症によって異なるか.
また診断の指標となるか?
3.各抗真菌薬の選択基準は?
4.抗真菌薬中止の時期の判断は?
5.ST合剤はステロイド投与中のニューモシスチス肺炎発生予防に有効か?
§10.過敏性肺炎 〈稲瀬直彦 吉澤靖之〉
1.ステロイド使用の適応は?
2.肺線維化をきたしやすい抗原はあるのか? その機序は?
3.診断の進歩は?
4.特発性間質性肺炎との関連性は?
§11.器質化肺炎 〈山口悦郎〉
1.器質化肺炎の原因にはどのようなものがあるか?
2.診断に有用な検査は何か?
3.OPの治療の標的
4.OPの治療に免疫抑制薬は必要か?
§12.好酸球性肺炎 〈伊藤亘 茆原順一〉
1.好酸球性肺炎の診断に有用な検査は何か?
2.喘息を伴う好酸球性肺炎の治療指針は?
3.好酸球性肺炎の急性型の診断と治療は?
§13.サルコイドーシス 〈森本泰介 吾妻安良太〉
1.サルコイドーシスの病因は?
2.ステロイド使用の適応と使用方法は?
3.免疫抑制療法の適応と使用方法は?
4.サルコイドーシス研究の動向は?
§14.Wegener肉芽腫症 〈山口正雄〉
1.Wegener肉芽腫症の診断に有効な検査は?
2.Wegener肉芽腫症の再燃例における有効な治療は?
3.Wegener肉芽腫症における併存症とその対策は?
§15.肺胞蛋白症 〈高田俊範 中田光〉
1.診断指針は?
2.病態におけるGM-CSFの位置づけは?
3.推奨される治療法と予後は?
索 引