目 次
第1章◆本書の概観
用語について
本書の起源と謝辞
第2章◆予防と早期介入のための前駆症の意義
1.前駆症には症状があり,みいだしうる
2.精神病「前駆症」への介入 -- 指向的予防モデル --
3.要約
第3章◆概念と背景の諸問題
1.精神病における前駆症状の概念
2.前駆症状の始まりの定義
3.精神病の発病の定義
4.前駆症の特徴
5.前駆症の特徴(要約)
6.前駆症を前方視的に認識する
7.囲い込み戦略
8.要約
第4章◆超高リスクサービスの開設
1.臨床のインフラを確立する
2.対象となる群をみいだし,サービスへの接近を促す
3.若者をサービスへ導入する
4.介入方法の開発と,サービス終結へ向けての計画
5.要約
第5章◆超高リスク患者の臨床ニーズ
1.臨床資源
2.超高リスク(UHR)集団の臨床ニーズ
3.超高リスク(UHR)群への臨床的介入
4.治療の終結
5.治療のための臨床ガイドライン案
6.要約
第6章◆臨床と研究の接点
1.超高リスク(UHR)研究の倫理
2.一般的な倫理事項
3.超高リスク(UHR)研究に関連する事項
4.超高リスク(UHR)研究に特有な事項
5.超高リスク(UHR)研究の実践的事項
6.要約
第7章◆超高リスク研究の成果
1.超高リスク(UHR)基準の検証
2.超高リスク(UHR)群における精神病発病に関連する因子の同定
3.精神病発病の神経生物学
4.治療研究
5.精神療法
6.結論
7.要約
第8章◆今後の方向性
1.若年者の精神疾患の増加傾向
2.重篤な精神疾患の疫学と成人期への移行 -- 陰性の相乗効果
3.指向的予防 -- 精神障害の予防の最先端?
4.将来の研究デザイン
5.神経生物学と神経防御
6.結論
◆付録
CAARMSの概要
思考内容の障害
知覚の異常
解体した会話
研究への編入基準
精神病閾/抗精神病薬治療閾
研究中断閾
攻撃性/危険行為
攻撃性/危険行為 -- 重症度評価尺度
自殺と自傷
索引