目 次
§1.統合失調症
1.統合失調症の遺伝子研究でどこまでわかってきたのか?
2.統合失調症と非定型精神病の幻覚妄想状態の相違
3.神経画像解析からみた統合失調症
4.統合失調症薬物療法のスタンダード
5.Rapid tranquilizationはどのようなときに行う?
6.小児統合失調症について
7.統合失調症の脳の構造異常について
8.統合失調症の陰性症状の治療方法は?
9.統合失調症に対する心理社会療法
§2.感情障害
1.双極性障害の薬物療法スタンダード
2.一般人口におけるうつ病有病率
3.うつ病の予後
4.プライマリケア(一般身体疾患診療現場)における大うつ病治療
5.初発うつ病の維持療法はいつまで?
6.血管性うつ病,血管性躁病
7.精神病後うつ病の治療は?
8.スルピリドはうつ病治療に有効か?
9.うつ病治療にベンゾジアゼピン併用の意義は?
10.うつ病のクリニカルパスについて教えてください
11.自殺企図の予防について
§3.せん妄,器質性精神障害
1.老年期の幻覚妄想状態で鑑別すべき疾患は何か?
2.老年期の痴呆を診断するコツ
3.精神科診療で髄液検査を行う場面とは?
4.身体疾患患者の精神疾患合併率について
5.認知症前駆状態の診断
6.パーキンソン病の精神症状と治療について
7.せん妄に対する薬物の選択について
8.脳外傷後精神障害に対する向精神薬療法
9.DRS-R-98について
10.HIV痴呆について
11.インターフェロンによる精神障害
12.アルコール離脱予防,治療方法は?
§4.その他の精神障害
1.てんかんによる精神症状とその治療方法は?
2.心疾患患者のパニック障害への対応について
3.強迫性障害の成因と治療
4.インターネット関連精神障害
5.摂食障害の集団療法,家族療法
6.性同一性障害
7.解離性障害について
8.月経関連症候群について
9.対人恐怖症の臨床 ‐診断と治療
10.疼痛性障害にはTCAが有効で,SSRIとSNRIはあまり効果がないのか?
11.強迫症状とその他の「こだわり」との相違
§5.精神科的治療
1.鎮静処置を安全に行うにはどのようにすべきか?
2.電気けいれん療法の感情病・統合失調症以外への適応
3.抗うつ薬による躁転はどのように考えたらいいのか?その治療は?
4.睡眠相後退症候群の治療について
5.身体疾患患者への集団精神療法
6.重度痴呆にアリセプト(donepezil)使用は?
7.求心路遮断性疼痛に対する電気けいれん療法の作用機序について
8.アニマルセラピーの現状と課題
9.アルツハイマー病の治療薬としてのAchE阻害薬
10.うつ病のaugmentation therapy(効果増強治療)
11.森田療法の今日的意義
12.精神科領域におけるアロマセラピー
13.心疾患とうつ病を合併した患者における抗うつ薬の使用
14.妊娠・授乳期の向精神薬療法
15.腎不全・透析患者の向精神薬療法
16.肝障害患者の向精神薬療法
§6.副作用
1.悪性症候群,横紋筋融解症,SIADHなど抗精神病薬の副作用
2.むずむず脚症候群
3.セロトニン症候群
4.ベンゾジアゼピン受容体
5.SSRIの離脱症状
6.睡眠導入薬のやめ方
7.精神科領域における静脈血栓塞栓症(肺血栓塞栓症,深部静脈血栓症)への対応
8.妊娠中の精神疾患症例へ向精神薬を投与する際に考慮すべき事項
§7.緩和ケア
1.がん患者への精神療法
2.尊厳死と安楽死について
3.終末期患者との会話に困ったときに
4.予後1カ月以内のがん患者のうつ病治療は?
5.緩和ケア診療加算について
6.精神科医が緩和ケアチームに加わる際の知識や技術
7.遺族ケア
§8.児童・思春期
1.精神科医療における子ども虐待が関与する事例への対応
2.アスペルガー症候群
3.ADHD
4.成人に達した高機能広汎性発達障害と統合失調症の鑑別
5.小児科とのコンサルテーション・リエゾン精神医学
§9.産業精神医学
1.リストラ関連のうつ病
2.職場不適応
3.職場におけるPTSDと労災認定
§10.新しい制度
1.日本精神神経学会専門医制度について
2.リエゾン精神医学と専門医制度
3.成年後見制度における精神科医の役割
§11.その他
1.エビデンス精神医療について
2.精神科スタッフの受傷を防ぐ ‐病院に持ち込まれた暴力事への対処,ピース・キーピング・マニュアル‐
3.コミュニケーションスキルトレーニング
4.精神科領域におけるインフォームド コンセント
5.スポーツ精神医学とは?
6.運動の脳と心への効果について
7.医療者のメンタルケア
8.救急医療における家族へのケア
索引