基本項目
1.MCIの総論
A.認知症の前駆状態・初期状態に関する概念の歴史
B.認知症の重症度評価表における認知症前駆状態の位置づけ
C.認知機能の低下に関する概念
D.MCI(mild cognitive impairment)
E.MCIに関する今後の課題
2.MCIの基礎疾患と鑑別診断
A.MCIの多様性
B.MCIの基礎疾患
3.外来におけるMCI診断のこつ
A.「物忘れ」の患者を診たら
B.急に生じたら身体疾患などに注意
C.それでも「物忘れ」がある場合
4.画像診断 : 形態・機能画像
A.画像統計解析手法の発展
B.アルツハイマー病における画像統計解析結果
C.アミロイドイメージング
5.生物学的マーカー
A.CSF Aβとタウ
B.CSFマーカーの臨床検討
C.MCIとCSFマーカー
D.血漿Aβ
6.若年認知症の初期と対応
A.臨床症状に対する初期の対応
B.心理面に対する初期の対応
C.経済面に対する初期の対応
D.BPSDに対する初期の対応
E.将来への対応
7.認知症の予防
A.加齢と認知症有病率
B.血管系危険因子
C.生活習慣上の危険因子・防御因子
D.危険因子の重複によるリスク増大
E.生活習慣改善による認知症予防
F.薬理学的介入による認知症予防
8.高血圧,糖尿病など生活習慣病とMCI
A.高血圧とMCI
B.糖尿病とMCI
C.脂質代謝とMCI
D.飲酒とMCI
E.喫煙とMCI
9.認知症の薬物治療
A.アルツハイマー病に対する塩酸ドネペジルの効果
B.Very early ADに対する塩酸ドネペジルの効果
C.MCIに対する塩酸ドネペジルの効果
D.アルツハイマー型認知症以外の認知症への効果
E.期待される根本治療薬と塩酸ドネペジルの将来的意義
F.サプリメント
G.今後の検討課題
(以下,小項目は省略)
10.告知と治療・生活指導
10-1.MCI患者に対する告知と治療・生活指導
10-2.Clinical base(精神科)の立場から
10-3.MCIの告知と治療・生活指導
10-4.MCI状態の人への告知と治療
10-5.MCIの告知
10-6.MCIへの対応
11.MCIと当事者
11-1.認知症を生きる―自分らしく生きる
11-2.認知症を生きる―患者のお願い
11-3.認知症を生きる―一番欲しいもの
11-4.認知症を生きる―認知症と明るく生きる太田正博氏
11-5.家族介護者から―MCI当事者本人の気持ちを考える
11-6.家族介護者から―若年認知症の早期の対応について
11-7.家族介護者から―若年性アルツハイマー病者の家族として
11-8.家族介護者から―MCIの時期に何をしてもらいたいか?(ピック病の場合)
12.地域の予防実践
12-1.医療の立場から―大崎市(旧田尻町)の取り組み
12-2.医療の立場から―大分県宇佐市安心院地区での取り組み
12-3.保健の立場から―茨城県利根町での認知症予防対策事業
12-4.保健の立場から―大崎市における認知症予防の取り組み
13.認知症患者の受診・相談行動 若年性認知症患者の実態
14.期待の新薬
注目すべきポイント
15.MCIを客観的に診断する必要性
16.ADに進行しないMCI状態
16-1.脳血管性認知症
16-2.うつとMCI
16-3.てんかんとMCI
16-4.前頭側頭葉変性症の初期
16-5.レビー小体型認知症の初期
16-6.神経原線維変化型認知症とMCI
17.MCIのトライアル―MCIの治療
青森ねぶたで跳ねて
索 引