パーキンソン病診療Q&A110
水野美邦 編著
B5判 366頁
定価9,460円(本体8,600円 + 税)
ISBN978-4-498-12864-4
2009年10月発行
在庫あり
パーキンソン病診療Q&A110
水野美邦 編著
B5判 366頁
定価9,460円(本体8,600円 + 税)
ISBN978-4-498-12864-4
2009年10月発行
在庫あり
パーキンソン病診療の際,日常的に遭遇する疑問について,この領域の専門家が回答するQ&A形式のハンドブック.診察室ですぐに役立つ,パーキンソン病診療,座右の書.
目 次
1.診断,症候,鑑別診断
Q1. パーキンソン病らしいと診断して治療を開始したいとき,どんな症状に注意すればほぼ正しく診断できますか? MRIなどの検査をせずに,治療をはじめても大丈夫ですか?〈久野貞子〉
Q2. パーキンソン病と多系統萎縮症は鑑別困難といわれますが,診察所見である程度見当づけることができるとしたら,どのような症状に注目すればよいですか?〈望月秀樹〉
Q3. 多系統萎縮症では,手にminipolymyoclonusがしばしばみられて診断に役立つと聞いたことがあります.姿勢振戦とどう区別したらよいでしょうか? またパーキンソン病や進行性核上性麻痺でもみられることがありますか?〈大熊泰之〉
Q4. Parkinsonian phenotypeのPSPがあると聞いたことがあります.どのような症状でくるのでしょうか? パーキンソン病と臨床的に区別できますか?〈高橋一司〉
Q5. 純粋無動症の臨床症候について教えてください.また PSP との関係を説明してください.〈今井壽正〉
Q6. パーキンソン病と症候性パーキンソニズムの臨床的鑑別で,歩行がbroad baseになるかどうかが,かなり役立つと聞いたことがあります.どう役立つのか説明してください.〈水野美邦〉
Q7. Essential tremorで長くみていて最近76歳になる患者さんが,動作緩慢,すり足歩行,後方突進などパーキンソン病のような症状をだしてこられました.このようなことはときどきあるのでしょうか? これは合併なのでしょうか?〈黒岩義之〉
Q8. パーキンソン病のふるえと本態性振戦のふるえを鑑別する方法として,姿勢をとったときre−emergent tremorがあるかどうかが鑑別に役に立つと聞いたことがあります.これはどのようなtremorなのでしょうか? 〈田久保秀樹〉
Q9. 本態性振戦とパーキンソン病の関係について教えてください.〈坪井義夫〉
Q10. 本邦ではドパミントランスポーターのイメージングが許可になっていないのですが,これがないことで我々が何か鑑別診断に困ることはありますか? またPETやドパミントランスポーターのSPECTでパーキンソン病と多系統萎縮症あるいは進行性核上性麻痺とを鑑別できるでしょうか? 〈篠遠仁〉
Q11. パーキンソン病のsubtypeにtremor−dominant typeとpostural instability−gait disturbance typeがあると聞いたことがあります.具体的にどのようにして分けるのでしょうか?〈大塚美恵子〉
Q12. Camptocormia とはどのような状態をいうのでしょうか? またこのような患者さんをみた場合,多系統萎縮症をまず考えるべきなのか,それともパーキンソン病を考えるべきなのかどちらでしょうか?〈蕨建夫〉
Q13. 頭が強く前屈して顎が胸につきそうになった患者さんをときどきみますが,このような状態は何とよべばよいのでしょうか? またこのような患者さんをみた場合,まず多系統萎縮症を考えるべきなのか,パーキンソン病を考えるべきなのかどちらでしょうか?〈濱田毅〉
Q14. Pisa症候群という言葉を聞いたことがあります.具体的にどのような状態をさすのでしょうか? また原因疾患は何が多いのですか?〈濱田啓子〉
Q15. Camptocormia,dropped head,Pisa症候群などの異常姿勢はなぜ起きるのでしょうか? また何か有効な治療法はありますか?〈木村珠喜〉
Q16. 心筋のMIBG心筋シンチグラフィーがパーキンソン病の鑑別診断に有用と聞きました.どのように有用なのでしょうか?〈織茂智之〉
Q17. 多系統萎縮症の画像診断で,進行例では線条体や橋の特有な変化がみられますが初期はどうなのでしょうか? 最初に現れる変化は何でしょうか?また途中で画像が変化することはありますか?〈永山寛〉
Q18. PSPの診断に有用な画像変化がありましたら教えてください.〈犬塚貴〉
Q19. 最近transcranial ultrasoundの有用性がいわれていますが,どのようなものですか? パーキンソニズムの鑑別に役立ちますか?〈三輪英人〉
Q20. パーキンソン病の重症度評価に使うHoehn and Yahrの重症度分類を説明してください.〈木村隆〉
2.病因,発症機序,病態生理
3.発症早期の治療
4.進行期の治療
5.非運動症状
6.その他
索 引
執筆者一覧
水野美邦 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院院長 編著
久野貞子 啓信会京都四条病院,京都いづがわ病院パーキンソン病・神経難病センター長
望月秀樹 北里大学医学部神経内科学教授
大熊泰之 順天堂大学医学部附属静岡病院脳神経内科教授
高橋一司 慶応義塾大学医学部神経内科先任講師
今井壽正 東京臨海病院神経内科
黒岩義之 横浜市立大学大学院医学研究科神経内科学教授
田久保秀樹 東京都保健医療公社荏原病院神経内科部長
坪井義夫 福岡大学医学部神経内科准教授
篠遠 仁 旭神経内科リハビリテーション病院副院長
大塚美恵子 自治医科大学附属さいたま医療センター神経内科講師
蕨 建夫 札幌山の上病院豊倉康夫記念神経センター
濱田 毅 北祐会神経内科病院院長
濱田啓子 北祐会神経内科病院
木村珠喜 青森県立中央病院神経内科
織茂智之 関東中央病院神経内科部長
永山 寛 日本医科大学内科神経・腎臓・膠原病リウマチ部門病院講師
犬塚 貴 岐阜大学大学院医学系研究科神経内科・老年学分野教授
三輪英人 和歌山県立医科大学神経内科教授
木村 隆 国立病院機構道北病院脳神経内科医長
水田英二 国立病院機構道北病院脳神経内科医長
水谷智彦 日本大学医学部内科学系神経内科学分野教授
武藤多津郎 藤田保健衛生大学医学部脳神経内科学教授
武田 篤 東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座神経内科学分野准教授
田中 真 育成会篠塚病院附属北関東神経疾患センター長
服部信孝 順天堂大学医学部内科教授
橋本隆男 慈恵会相澤病院神経疾患研究センター長
水澤英洋 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学教授
宮嶋裕明 浜松医科大学第1内科准教授
梶 龍兒 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部臨床神経科学教授
山本光利 香川県立中央病院神経内科主任部長
亀山 隆 岐阜県立多治見病院神経内科部長
伊藤和則 いわみざわ神経内科・内科クリニック院長
渥美哲至 あつみ神経内科クリニック院長
中島 誠 岡山赤十字病院神経内科部長
豊島 至 秋田大学医学部医学教育センター教授
長谷川康博 名古屋第二赤十字病院神経内科部長
服部達哉 本町クリニック・服部神経内科院長
服部優子 本町クリニック・服部神経内科副院長
荒木信夫 埼玉医科大学神経内科・脳卒中内科教授
横地正之 東京都保健医療公社荏原病院神経内科部長
植木 彰 自治医科大学附属さいたま医療センター神経内科教授
橋本しをり 東京女子医科大学総合研究所准教授
深澤俊行 さっぽろ神経内科クリニック院長
岡山健次 おかやま神経・内科クリニック院長
徳田隆彦 京都府立医科大学大学院医学研究科神経内科講師
林 理之 京都市立病院神経内科部長
山田人志 横浜神経内科・内科クリニック院長
永井将弘 愛媛大学大学院医学系研究科病態治療内科准教授
井上聖啓 札幌山の上病院豊倉康夫記念神経センター長
高橋裕秀 東海大学医学部神経内科教授
野元正弘 愛媛大学大学院医学系研究科病態治療内科教授
高橋良輔 京都大学大学院医学研究科臨床神経学教授
千葉 進 札幌山の上病院院長
鈴木則宏 慶応義塾大学医学部神経内科教授
村田美穂 国立精神・神経センター病院神経内科部長
大崎康史 高知大学医学部附属病院老年病科・神経内科
小野寺宏 国立病院機構西多賀病院神経内科副院長
内山 剛 聖隷浜松病院神経内科医長
長岡正範 順天堂大学大学院リハビリテーション医学教授
鈴木昌彦 東京慈恵会医科大学神経内科講師
宇川義一 福島県立医科大学神経内科教授
鎌倉惠子 防衛医科大学校内科3部門准教授
長谷川一子 国立病院機構相模原病院神経内科医長
久保紳一郎 順天堂大学医学部脳神経内科准教授
河野 豊 茨城県立大学神経内科講師
下濱 俊 札幌医科大学神経内科教授
横地房子 東京都立神経病院脳神経内科部長
片山容一 日本大学医学部脳神経外科教授
深谷 親 日本大学医学部脳神経外科教授
吉井文均 東海大学医学部神経内科教授
川嶋乃里子 かわしま神経内科クリニック院長
持尾聰一郎 東京慈恵会医科大学神経内科教授
石川光紀 石川医院院長
澤田秀幸 国立病院機構宇多野病院臨床研究部長
野村哲志 鳥取大学医学部附属病院神経内科
宮本智之 獨協医科大学神経内科准教授
平田幸一 獨協医科大学神経内科教授
立岡良久 立岡神経内科院長
野川 茂 東京歯科大学市川総合病院内科准教授
山田達夫 福岡大学医学部神経内科教授
柏原健一 岡山旭東病院神経内科主任医長
東海林幹夫 弘前大学大学院医学研究科附属脳神経血管病態研究施設脳神経内科学教授
森 秀生 順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院神経内科教授
森 悦朗 東北大学大学院医学系研究科高次能機能障害学教授
中島健二 鳥取大学医学部脳神経医科学講座脳神経内科学分野教授
山田正仁 金沢大学大学院医学系研究科脳老化・神経病態学(神経内科)教授
山根清美 太田熱海病院脳神経センター長
菊地誠志 国立病院機構札幌南病院副院長,神経内科
長谷川泰宏 聖マリアンナ医科大学神経内科医教授
馬場郁子 国立病院機構東名古屋病院神経内科医長
吉田一人 旭川赤十字病院神経内科部長
佐藤信行 公立刈田綜合病院神経内科部長
内藤 寛 三重大学附属病院神経内科病院教授
梁 正淵 北里大学医学部神経内科講師
前田哲也 秋田県立病院機構秋田県立脳血管センター神経内科診療部長
家田俊昭 市立四日市病院神経内科部長
平山正昭 名古屋大学附属病院検査部講師
川村 満 昭和大学医学部内科学講座神経内科学部門教授
狭間敬憲 大阪府立急性期・総合医療センター神経内科主任部長
大生定義 立教大学社会学部教授・立教学院診療所所長
林 明人 順天堂大学医学部附属浦安病院リハビリテーション科教授
紀平為子 関西医療大学教授(神経内科)
平澤基之 順天堂大学医学部附練馬病院脳神経内科准教授
藤本健一 自治医科大学神経内科准教授
村松愼一 自治医科大学神経内科准教授
根来 清 山口大学大学院医学系研究科神経内科学准教授
冨山誠彦 青森県立中央病院神経内科脳卒中ユニット部長
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