神経内科ポケットリファレンス
桑原 聡 監
B6変 306頁
定価4,840円(本体4,400円 + 税)
ISBN978-4-498-12876-7
2010年06月発行
在庫なし
神経内科ポケットリファレンス
桑原 聡 監
B6変 306頁
定価4,840円(本体4,400円 + 税)
ISBN978-4-498-12876-7
2010年06月発行
在庫なし
ベッドサイドや診察室の臨床の現場で役立つ神経解剖、臨床評価スケール、診断基準、治療ガイドラインなどをコンパクトにまとめたポケットブック。
目 次
1 神経診断学:病歴から診断への基本的な考え方 〈桑原 聡〉
2 神経症候のみかた 〈桑原 聡〉
1.意識障害
2.精神症状
3.認知機能障害
4.失語・失行・失認
5.めまい
6.脳神経障害
7.運動麻痺
8.感覚鈍麻,しびれ・痛み
9.不随意運動
10.運動失調
11.手の症候学(At-a-glance Neurology)
3 検査法と所見の読み方
1.画像診断 〈伊藤彰一〉
A. MRI
A-1.撮像法
各撮像法の特徴
1)T2強調画像(T2-weighted imaging: T2WI)
2)T1強調画像(T1-weighted imaging: T1WI)
3)FLAIR画像(Fluid level attenuated inversion recovery: FLAIR)
4)T2*(スター)強調画像(T2*-weighted imaging: T2*WI)
5)拡散強調画像(Diffusion-weighted imaging: DWI)
6)MR angiography(MRA)
7)MR venography(MRV)
目的別の撮像プロトコール
A-2.MRI正常解剖
1)T2強調画像水平断
2)T2強調画像冠状断
3)T1強調画像矢状断
4)MR angiography
5)脳神経
A-3.血管支配領域
A-4.一次運動野の機能局在(ホモンクルス)
B. 核医学
1.脳血流SPECT
2.67Gaシンチグラフィ
3.123I-MIBGシンチグラフィ
4.18F-FDG-PET
2.電気診断 〈桑原 聡〉
A. 脳波・誘発電位
B. 神経伝導検査・筋電図
3.髄液検査 〈桑原 聡〉
4.神経・筋生検 〈桑原 聡〉
4 神経疾患各論: 診断と治療
1.脳血管障害 〈伊藤彰一〉
A. 無症候性脳血管障害
B. 一過性脳虚血発作(TIA)
C. 脳梗塞
D. 脳出血
E. くも膜下出血
F. 脳血管奇形
G. 危険因子の管理
2.頭痛 〈伊藤彰一〉
A. 一次性頭痛
B. 二次性頭痛
3.めまい 〈伊藤彰一〉
A. 良性発作性頭位めまい症
B. 中枢性頭位めまい
C. メニエール病(M始i俊e病)
D. 突発性難聴
E. 前庭神経炎
F. Ramsay Hunt症候群
G. 椎骨脳底動脈循環不全
H. 頚性めまい
I . 心因性めまい
4.髄膜炎・脳炎 〈伊藤彰一〉
A. ウイルス性髄膜炎
B. 単純ヘルペス脳炎
C. 細菌性髄膜炎
D. 結核性髄膜炎
E. 真菌性髄膜炎
5.パーキンソン病および関連疾患 〈朝比奈正人〉
A. パーキンソン病(Parkinson,s disease)
B. 家族性パーキンソン病(familial Parkinson,s disease)
C. 進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy)
D. 大脳皮質基底核変性症(corticobasal degeneration)
E. 多系統萎縮症(multiple system atrophy)
F. Huntington病(Huntington disease)
G. 脳血管性パーキンソニズム(vascular parkinsonism)
H. 正常圧水頭症,慢性硬膜下血腫
6.アルツハイマー病および関連疾患〈朝比奈正人〉
A. アルツハイマー病(Alzheimer's disease)
B. レビー小体型認知症(Dementia with Lewy bodies)
C. 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)・ピック病(Pick disease)
D. 脳血管性認知症(vascular dementia)
E. クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)
F. 正常圧水頭症(normal pressure hydrocephalus)
G. 慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)
7.内科疾患による神経障害・中毒〈朝比奈正人〉
A. 糖尿病に伴う神経障害
B. Wernicke 脳症(Wernicke-Korsakoff 脳症)
C. 肝性脳症
D. 傍腫瘍性神経症候群
8.てんかん〈朝比奈正人〉
9.多発性硬化症〈桑原聡〉
10.脊椎・脊髄疾患〈伊藤彰一〉
総論
各論
A. 脊椎変性疾患
B. 脊髄血管障害
C. 脊髄炎
D. HTLV-I 関連脊髄症(HAM)
E. 脊髄腫瘍
F. 脊椎腫瘍
G. その他の脊髄疾患
11.末梢神経疾患〈桑原聡〉
A.ギラン・バレー症候群(GBS)
B.フィッシャー症候群(Fisher 症候群)
C. 慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)
D. 糖尿病性ニューロパチー
E. 薬剤性ニューロパチー
F. 圧迫性ニューロパチー
G. Charcot-Marie-Tooth 病
12.神経筋接合部疾患〈桑原聡〉
A. 重症筋無力症(Myasthenia Gravis: MG)
B. Lambert-Eaton 筋無力症様症候群(LEMS)
13.筋疾患〈桑原聡〉
A. 多発性筋炎・皮膚筋炎
B. 進行性筋ジストロフィー
14.脊髄小脳変性症〈朝比奈正人〉
A. 多系統萎縮症
B. 晩発性小脳皮質萎縮症
C. 遺伝性脊髄小脳変性症(SCA1-28,16-ADCA,DRPLA,EA1-6)
D. 家族性(遺伝性)痙性対麻痺
15.運動ニューロン疾患 〈桑原聡〉
A. 筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis: ALS)
5 臨床に役立つ付録
1.主要疾患臨床評価スケール〈朝比奈正人〉
A.パーキンソン病
A-1. Hoehn & Yahr の修正重症度分類
A-2. Unified Parkinson's Disease Rating Scale(UPDRS)Part III
B.認知機能
B-1. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール
B-2. Mini-Mental State Examination(MMSE)
C. 運動失調評価スケール: International Co-operativeAtaxia Rating Scale(ICARS)
D. 多発性硬化症: Expanded Disability Stats Scale(EDSS)
E. 重症筋無力症: Quantitative MG Score for DiseaseSeverity(QMG score)
F. ギラン・バレー症候群の重症度スケール: Hughes のfunctional grade
G. 脳卒中: modified NIH Stroke Scale
2.遺伝性疾患と遺伝子座〈朝比奈正人〉
A. パーキンソン病
B. ジストニア
C. 舞踏運動
D. 脊髄小脳変性症
E. 痙性対麻痺
F. Charcot-Marie-Tooth 病
G. 筋ジストロフィー
H. 運動ニューロン疾患
I. 脳血管疾患
3.脳死判定〈桑原聡〉
4.インターネット検索に有用なサイト集〈桑原聡〉
コラム 1 なぜ神経障害でしびれ・痛みが生じるか?
コラム 2 過換気症候群ではどうしてしびれるか?
コラム 3 軟口蓋ミオクローヌスはミオクローヌスか振戦か?
コラム 4 筋萎縮性側索硬化症におけるsplit hand のメカニズム
コラム 5 T2 強調画像とT1 強調画像
コラム 6 拡散強調画像とADC map
コラム 7 一次運動野の同定
コラム 8 言語野の同定
コラム 9 一次視覚野の同定
コラム 10 米国と欧州における針筋電図検査の差異:安静時放電と運動単位電位分析
コラム 11 腰椎穿刺後の安静は必要か
コラム 12 小梗塞と血管周囲腔
コラム 13 ラクナ,ラクナ梗塞,ラクナ症候群
コラム 14 脳底動脈先端症候群
コラム 15 抜歯,消化管内視鏡時に抗血小板薬・ワルファリンの中止は必要か?
コラム 16 Braak 仮説.Parkinson 病は どこから始まるのか
コラム 17 L-dopa と脱炭酸酵素阻害薬(DCI)
コラム 18 Parkinson 病の治療はいつから始めるべきか?
コラム 19 PSP-Parkinsonism(PSP-P)
コラム 20 MSA の臨床型分類
コラム 21 Huntington 病の発病前診断と倫理
コラム 22 Alzheimer 病の病態仮説
コラム 23 Alzheimer 病の病態仮説に基づいた治療法−免疫療法
コラム 24 認知症を伴うParkinson 病とレビー小体型認知症
コラム 25 前頭側頭葉変性症と前頭側頭型認知症
コラム 26 TDP-43 蛋白と前頭側頭型認知症および筋萎縮性側索硬化症
コラム 27 Brown-Sequard 症候群
コラム 28 間歇性跛行
コラム 29 脊髄梗塞の誤解
コラム 30 脱髄型,軸索型を区別することの臨床的意義
コラム 31 Fisher 症候群とBickerstaff 脳炎の関係
コラム 32 治療後有痛性ニューロパチーの機序と治療
コラム 33 見逃されている糖尿病性体幹ニューロパチー
コラム 34 n-ヘキサンニューロパチーの変遷
コラム 35 Phalen 徴候と逆Phalen 徴候
コラム 36 術前にステロイド療法を行うか
コラム 37 LEMS の命名
コラム 38 孤発性ALS とTDP-43
索引
執筆者一覧
桑原 聡 千葉大学大学院医学研究院教授 監
株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722
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