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書籍詳細

神経疾患データブック

神経疾患データブック

佐藤 修 監

A5判 600頁

定価15,400円(本体14,000円 + 税)

ISBN978-4-498-02912-5

1996年08月発行

在庫なし



 脳神経疾患の診断・治療学における最近の動向には,画像診断(diagnosticneuro-imaging)の発達による診断学の進歩とより非侵襲性(minimally invasive neurosurgery)を追求した治療学の展開が主体となり,20世紀のclinical neuroscienceが集大成されつつあることが強く感ぜられる.アメリカ合衆国では,今世紀紀最後の10年を“the decade of brain”として基礎医学,臨床医学,社会医学のあらゆる領域にその研究が推進され,“neuroscience”は今や飛躍的な発展を遂げつつある.
 しかしながら,このような最近の臨床神経学,神経外科学の急速な進歩は,決してその完成を意味するものではなく,発展のひとつの段階にすぎない.予想される将来像を考えれば,いわば,ひとつの通過点ともいえる.自然科学の究明は,ヒトの作成した機器を理解し,使いこなすといった単純なものでなく,極めて複雑かつ限りなく続く未知の現象を対象とするものである.臨床医学も例外ではなくこのような過程においては,臨床データの集積があってはじめて,臨床概念としてのスタンダードを築き上げるものである.そして,神経科学が急速な発展の過程にあるが故に,その基礎・臨床データはすさまじい速さで塗り変えられ,その厚みを増していく.
 神経疾患データブックは,中外医学社のスタッフの方々が,これらの背景から急速に発展していく神経科学の臨床データをまとめることの意義を重視され,その出版へと努力されたものである.その企画を依頼され,多くの先輩の諸先生,学兄,学友に御助言をいただき,このような形にまとめることとなった.幸いにも執筆者には,現在,基礎神経科学,臨床神経学の第一線で活躍されている方々に快く御参加いただき,それぞれ最も得意とされる分野の最近の情報をおまとめいただいた.心から御礼申し上げたい.集積されたデータは470に及んだが,これを明確な分類のもとにまとめ,また,学生の国家試験レベル,研修医・一般医家レベル,神経内科,脳神経外科専門医レベルの3段階に分けた.
 このような企画のもとに,学生諸君の神経学の最新の知識の整理から専門医レベルに至る詳細なデータの活用にまで,本書は,広い範囲にわたって必ず有為なデータブックになると自負している.また,恩師佐藤 修教授には,有難い御監修を賜わった.御支援,御指導を腸わった諸先生方,中外医学社の関係各位の方々には心から御礼申し上げる次第である.

1996年7月
東海大学医学部脳神経外科
大井静雄

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目 次

1章 神経疾患総論
 I.分類と疫学
   1 痴呆をきたす疾患
   2 国際疾病分類のなかの遺伝性神経疾患
   3 遺伝性神経疾患の推定頻度と白人集団との比較
   4 在宅痴呆老人の推移
   5 剖検例よりみた精神運動発達遅滞の病因別分類
   6 乳児死亡の死因順位と年次推移の国際比較
   7 身体障害者の推移
 II.病態と症候学
   8 大脳半球と症候群
   9 中脳の症候群
   10 小脳の症候群
   11 視床の症候群
   12 視床下部の症候群
   13 橋の症候群
   14 脊髄の症候・症候群
   15 延髄の症候群
   16 脳神経の症候群
   17 意識障害の数量的表現
   18 わが国の脳死判定基準
 III.診断学
  A.生理学的検査
   19 脳波の基礎律動の発達
   20 意識障害の脳波によるgrading
   21 脳波による睡眠段階の判定
   22 脳血流量の脳波に及ぼす影響
   23 局所脳血流量と脳波所見の関係
   24 遷延性昏睡の予後と連続脳波周波数分析との関係
   25 正中神経刺激による単潜時体性感覚誘発電位(SSEP)のgenerator 9
   26 正中神経刺激による大脳皮質誘発電位のgenerator
   27 大脳皮質誘発電位のparadoxical lateralization
   28 near field potentialとfar field potential
   29 聴性脳幹反応の波形とgenerator
   30 聴性脳幹反応の術中モニタリング
   31 体温の聴覚脳幹誘発電位に及ぼす影響
   32 短潜時体性感覚誘発電位
   33 体性感覚誘発電位の術中モニタリング
   34 後脛骨神経刺激体性感覚誘発電位(下肢SEP)の術中モニタリング
   35 誘発筋電図による顔面神経の術中モニタリング
   36 年齢と睡眠パターン
   37 末梢神経の種類と伝導速度
  B.生化学的検査
   38 脳脊髄液の生理
   39 脳脊髄液の酸塩基平衡と電解質
   40 脳脊髄液の色調・細胞数・細胞種類
   41 脳脊髄液の蛋白濃度
   42 脳脊髄液の蛋白組成
   43 髄液糖
   44 脳循環と代謝
   45 脳循環の自動調節能
   46 血圧,Pao2,Paco2が脳血流量に及ぼす影響
   47 脳血流量と脳灌流圧,Paco2およびPao2の関係
   48 意識障害と酸塩基平衡障害
   49 麻酔薬が脳血流量と脳酸素代謝に及ぼす影響
  C.画像診断
   50 頭蓋単純撮影:基準点と基準線
   51 頭蓋単純撮影:撮影法
   52 頭蓋単純撮影:読影のポイント
   53 CTの組織特異性
   54 脳室系・くも膜下腔系のCTによる評価
   55 小児脳実質のCTの特徴
   56 SPECTによる局所脳血流量の測定
   57 MRIの基礎知識
   58 組織とMRI信号強度
   59 髄鞘化とMRI信号強度
   60 脳内血腫のMRI上の経時的変化
   61 脳血管造影の適応と合併症
   62 PETによる脳循環代謝諸量
   63 PETによる局所脳血流量の正常値
   64 Transcranial Doppler(TCD)の正常値
  D.その他診断関連データ
   65 上位運動ニューロン疾患における弛緩性麻痺と痙性麻痺
   66 核間性眼筋麻痺
   67 優位半球と利き手の決定,言語に関する領域
   68 AIDSに伴う神経症状
   69 一過性全健忘の誘因
   70 脳の放射線障害
   71 皮膚節
 IV.治療学
  A.治療一投,内科的治療
   72 脳神経外科麻酔薬の脳循環に及ぼす影響
   73 脳循環改善剤および脳代謝賦活剤
   74 ステロイド剤の特徴
   75 抗てんかん薬の体内動態
   76 緊急時の降圧療法
   77 体循環降圧剤の頭蓋内圧に及ぼす影響
   78 脳浮腫治療剤の比較
   79 虚血脳の保護および治療
   80 気管内挿管チューブのサイズ選択
   81 DICの治療
   82 Septic shockの治療
   83 高張性脱水による高Na血症の治療
   84 非ケトン性高浸透圧性糖尿病性昏睡の治療
   85 Dopamineおよびdobutamineの作用
   86 Barbiturate療法の全身合併症と治療
   87 神経原性肺水腫の治療
   88 Central pontine myelinolysis
   89 SIADHとcerebral salt wasting syndrome
   90 DINDに対するhyperdynamic療法の実際
  B.外科的治療
   91 脳槽と血管・脳神経の微小解剖
   92 後交通動脈の分枝の閉塞症状
   93 CT・MRIのための脳底部穿通枝の灌流領域の検討
   94 Hypothalamic artery
   95 前大脳動脈近位部(A1 segment)
   96 HEUBNBR反回神経の起始部
   97 脊髄神経に分布する血管
   98 直(静脈)洞のvariation
   99 海綿静脈洞のsurgical trianglesについて
   100 脳幹部病変に対する経第四脳室法の外科解剖 非侵襲的侵入経路の検討
 V.リハビリテーション
   101 徒手筋力テスト(MMT)
   102 関節可動域(ROM)の表示とその測定法
   103 片麻痺機能テスト
   104 失語症の分類とテスト
   105 日常生活動作の評価BARTHEL Index

2章 腫瘍
 I.総論
   1 脳腫瘍のWHO国際分類
   2 脳腫瘍(原発性)の年齢別発生頻度
   3 脳腫瘍の組織別発生頻度
   4 脳腫瘍の組織型細分類に基づく発生頻度
   5 脳腫瘍の人種別組織系発生頻度
   6 頭蓋内の部位別にみた脳腫瘍の発生頻度
   7 神経膠腫,下垂体腺腫,髄膜腫の相対的頻度の年次変化
   8 脳腫瘍の免疫組織化学
   9 脳腫瘍の症候とその診断までの期間
   10 大脳半球腫瘍の組織型と診断時の大きさ
   11 原発性脳腫瘍の診断時臨床悪性度
   12 第三脳室・側脳室部の腫瘍発生頻度
   13 脳腫瘍の化学療法とその常用量・副作用
   14 脳腫瘍に伴う脳浮腫とステロイド療法
   15 脳腫瘍手術の内容
   16 放射線感受性の高い脳腫瘍の放射線療法の推移
   17 ガンマナイフによる脳腫瘍の治療
   18 主な脳腫瘍の相対生存率
   19 比較的稀な脳腫瘍の相対生存率
   20 脳腫瘍の初期治療終了時performance state
 II.各論
  A.神経膠腫
   21 グリオーマとくに星状細胞腫の悪性度
   22 グリオーマの発生頻度
   23 テント上およびテント下グリオーマの頻度および年齢別分布
   24 グリオーマの画像診断
   25 グリオーマの腫瘍マーカー
   26 グリオーマの増殖能
   27 グリオーマの生存率
   28 単純CT所見による天幕上グリオーマの相対生存率
   29 CT増強の程度による天幕上グリオーマの相対生存率
   30 CTの造影パターンによる天幕上グリオーマの相対生存率
   31 Epilepsyとglioma
   32 星状細胞腫のgrading(Mayo Clinic)(A)
   33 星状細胞腫のgrading(Mayo Clinic)(B)
   34 星状細胞腫,膠芽腫の年齢別分布
   35 膠芽腫の治療成績
   36 稀突起膠腫の年齢別・部位別頻度
   37 上衣腫の年齢別・部位別頻度
   38 膠芽腫の年齢別・部位別頻度
  B.神経膠腫以外の腫瘍
   39 髄膜上皮に由来する腫瘍の分類(WHO分類)
   40 髄膜腫の発生部位
   41 放射線誘発髄膜腫発生までの期間
   42 視交叉部腫瘍に対する内分泌検査法
   43 間脳下垂体腫瘍の画像診断上の鑑別点
   44 下垂体腺腫の解剖学的分類
   45 下垂体腺腫の組織学的分類とその頻度
   46 下垂体腺腫の発生頻度と年齢分布
   47 TSH産生下垂体腺腫
   48 人妊娠中および産祷期の血中プロラクチン(PRL)値の推移
   49 非機能性下垂体腺腫の形態学的分類
   50 下垂体腺腫の経蝶形骨洞手術の合併症
   51 松黒体部腫瘍の手術時の切離・除去が許される組織は?
   52 聴神経腫瘍における聴覚脳幹誘発電位の変化
   53 聴神経腫瘍手術後の顔面神経の温存
   54 錐体骨近傍腫瘍の進展様式
   55 海綿静脈洞腫瘍の分類
   56 斜台腫瘍の局在と手術到達法
   57 頭蓋咽頭腫の治療法による予後の差について
   58 頭蓋咽頭腫の治療成績
   59 ラトケ嚢胞の画像診断と治療
   60 脳内血管腫の自然経過
   61 頭蓋内脊索腫の臨床的評価
   62 悪性リンパ腫の組織型と表面マーカー
   63 神経線維腫症の診断
   64 鞍上部と松果体部に同時発生したgerm cell tumor
   65 HCG産生腫瘍と思春期早発症
  C.小児脳腫瘍
   66 先点性脳腫瘍(0歳児)の本邦での発生頻度
   67 小児の脳腫瘍の組織型細分類に基づく発生頻度
   68 小児脳腫瘍のテント上・テント下・年齢別頻度
   69 脳幹グリオーマの診断
   70 脳幹グリオーマの予後を決める因子
   71 Optico-hypothalamic gliomaとVRHの合併
   72 脳室上衣腫の特徴
   73 小児髄芽腫(PNET)の病期分類と治療
   74 小児髄芽腫(PNET)の予後
   75 過誤腫の臨床
   76 Primitive neuroectodermal tumorの治療別生存率
   77 小児脳腫瘍患者の全脳照射と知能発育障害
   78 小児脊髄腫瘍の診断
  D.転移性脳腫瘍
   79 転移性脳腫瘍の原発巣
   80 転移性脳腫瘍の頻度と原発巣
   81 転移性脳腫瘍の発生頻度と組織型
   82 転移性脳腫瘍の年齢別発生頻度
   83 転移性脳腫瘍の年齢・性別との関係,臨床症状
   84 中枢神経系における転移部位
   85 原発巣診断確定日から脳転移診断確定までの期間
   86 転移性脳腫瘍の治療と生存率
   87 転移様式と生存率
   88 腫瘍マーカー

3章 血管障害
 I.総論
   1 脳血管疾患の死亡率の年次推移と国際比較
   2 死因における脳血管疾患の位置と年次推移
   3 脳血管障害の死亡率
   4 脳血管障害の髄液所見
 II.各論
  A.出血性疾患
   5 くも腹下出血のrisk factor
   6 くも腹下出血の好発疾患
   7 くも腹下出血のwarning signについて
   8 くも腹下出血の重症度分類 1(HUNT and HESS)
   9 くも腹下出血の重症度分類 2(WFNS)
   10 CTによるくも腹下出血分類(FlSHER CT分類)
   11 くも腹下出血の予後不良危険因子
   12 原因不明のくも膜下出血
   13 くも膜下出血のsystemic effect
   14 血管撮影上の脳血管攣縮のgrading(FISIIER分類)
   15 脳動脈瘤のサイズと破裂率および年間破裂率
   16 巨大脳動脈瘤の大きさと部位
   17 破裂脳動脈瘤の発生頻度
   18 脳動脈瘤破裂による脳内出血
   19 脳動脈瘤破裂における中枢伝導時間の変化
   20 脳動脈瘤手術の時期に関する国際共同研究
   21 脳動脈瘤の再出血
   22 破裂脳動脈瘤の予後
   23 未破裂脳動脈瘤の分類・出血率
   24 末破裂脳動脈瘤の保有率
   25 未破裂脳動脈瘤の非侵襲的検出法
   26 未破裂脳動脈瘤のnatural history
   27 家族性脳動脈瘤およびその破裂年齢
   28 解離性脳動脈瘤の臨床データ
   29 解離性椎骨動脈瘤の特徴
   30 外傷牲脳動脈瘤の臨床的特徴
   31 細菌性脳動脈瘤の臨床的特徴
   32 Ophthalmic segmentの動脈瘤
   33 幼児脳動脈瘤の特徴(5歳末満)
   34 動静脈奇形のgrading system
   35 未治療動静脈奇形のnatural history
   36 脳動静脈奇形における頸静脈球酸素飽和度の変化
   37 脳動静脈奇形の長期予後
  B.出血性疾患(くも腹下出血を除く)
   38 脳内出血の原因
   39 高血圧性脳内出血例の無症候性脳内病変
   40 高血圧性脳内出血の急速血腫増大
   41 高血圧性脳内出血の再発
   42 アミロイド アンギオパチーによる脳内出血
   43 Primary silent hemorrhage(無症候性原発性脳内出血)
   44 皮質下出血の成因
   45 小脳出血の治療指針
   46 摘出血の予後決定因子
   47 被殻および視床出血に対する手術適応
  C.虚血性疾患
   48 一過性脳虚血発作(TIA),可逆性虚血性神経障害(RIND)の診断基準
   49 脳虚血発作の再発予防:薬物療法
   50 無症候性脳梗塞の頻度
   51 無症候性頸動脈病変と無症候性脳梗塞
   52 脳虚血時の局所脳循環代謝
   53 脳梗塞巣の経時的・空間的病態変化
   54 脳梗塞の危険因子
   55 心原性脳塞栓症とその原因
   56 心原性悩塞栓症の特徴と診断
   57 動脈血栓内膜切除術の有効性
  D.異常血管
   58 内頸動脈-脳底動脈吻合遺残の頻度・症状
   59 内頸動脈欠損症の臨床
   60 線維筋形成異常症の診断
   61 特発性WILLIS動脈輪閉塞症(もやもや病)の特徴・分類
   62 特発性WILLIS動脈輪閉塞症(もやもや病)の臨床・治療
   63 静脈の奇形

4章 神経外傷
   1 頭部外傷の荒木分類
   2 CTによる頭部外傷の新分類
   3 重症頭部外傷例のCT分類と転帰
   4 頭部外傷と年齢
   5 Talk and deteriorate(or Die)
   6 Talk and deteriorate例における頭蓋内血腫の検討
   7 外傷後時間がたってからCT上に認められる進行性病変
   8 重症頭部外傷例におけるverbal learning回復の過程
   9 重症頭部外傷例における脳損傷側と意識障害持続期間との関係
   10 重症頭部外傷例における頭蓋内圧および体血圧と転帰との関係
   11 重症頭部外傷例における脳血流,AVDO2と転帰との関係
   12 重症頭部外傷症例の超早期の局所脳血流
   13 重症頭部外傷における脳血流量の変化
   14 テント切痕ヘルニアによる聴覚脳幹誘発電位の変化
   15 外傷性び漫性脳損傷における聴覚脳幹誘発電位の変化
   16 閉鎖性頭部外傷例のMRI所見と意識障害および転帰との関係
   17 頭蓋骨骨折の形態別・部位別分類
   18 急性頭蓋内血腫の分類別・年齢別頻度
   19 重症急性硬膜下血腫における転帰不良因子
   20 重症急性硬膜外血腫例における脳実質損傷の意義
   21 外傷性脳内血腫の発現時期および完成時期の検討
   22 外傷性脳内血腫における血腫発現様式
   23 後頭蓋窩外傷(血腫)の検討
   24 小児頭部外傷の特徴
   25 小児虐待とshanken baby症候群
   26 重症頭部外傷小児例の検討
   27 思春期における頭蓋骨骨折と急性頭蓋内出血の関係
   28 小児の閉鎖性頭蓋骨陥没骨折の管理
   29 小児重症頭部外傷における脳実質外血腫と脳実質所見との関係
   30 高齢者の重症頭部外傷例の転帰
   31 高齢者の慢性硬膜下血腫の特徴
   32 スポーツによる神経外傷
   33 急性脊髄外傷例に対するmethylprednisoloneの効果
   34 全身状態と予後

5章 感染性疾患
   1 中枢神経系感染症の分類
   2 感染症サーベイランスよりみた神経系感染症の最近の動向
   3 中枢神経感染症の分類と各種疾患の髄液所見
   4 頭蓋内感染性疾患の治療方針
   5 各種髄膜炎にみられる髄液所見
   6 主要髄膜炎にみられる髄液所見(急性期)
   7 ウイルス性髄膜炎の病原ウイルス
   8 結核性髄膜炎の罹患率と死亡率
   9 本邦小児化膿性髄膜炎における起因菌の年齢別分布と年次的変遷
   10 小児化膿性髄膜炎における脳外科的合併症の発生率
   11 化膿性髄膜炎の年齢別起炎菌と選択抗生物質
   12 化膿性髄膜炎をのぞく各種髄膜炎・脳炎に対する薬剤
   13 脳炎の原因による分類,ウイルス脳炎の起炎ウイルス,chronic viral infection(slow virus infecdon)
   14 日本脳炎の患者発生数,罹患率および致命率
   15 脳膿瘍の原因病巣および起因菌
   16 脳膿瘍の起炎菌
   17 脳膿瘍形成に至る形態学的・病理組織学的所見
   18 脳膿瘍の死亡率
   19 脳膿瘍の局在
   20 小児脳膿瘍の先行感染症
   21 小児脳膿瘍の臨床像

6章 代謝性・変性・脱髄性・内分泌疾患
  A.代謝性・変性・脱髄性疾患
   1 WlLSON病の病型頻度・血清セルロプラスミン値
   2 糖尿病の神経症状
   3 多発性硬化症の臨床診断
   4 多発性硬化症の生存曲線
   5 多発性硬化症の画像診断の有用性
   6 変性疾患における髄液HVAおよび5-HIAA濃度
   7 PARKINSON病の経過とstage分類
   8 PARKINSON病の臨床診断
   9 脊髄小脳変性症の予後不良因子
   10 オリーブ橋小脳変性症の臨床症状
   11 遺伝性脊髄小脳変性症の遺伝子分類と臨床症状
   12 正常者およびHUNTINGTON舞踏病患者髄液GABA濃度
   13 ALZHEIMER病の臨床診断
   14 筋萎縮性側索硬化症
   15 ミトコンドリア病の分類とミトコンドリア遺伝子異常
   16 PMEとPMA
  B.神経内分泌疾患
   17 神経性食欲不振症の発症年齢と身体症状の頻度および無月経との関係
   18 神経性食欲不振症における脳脊髄液のCRF様免疫活性とCRF試験に対するACTHとコルチゾールの反応
   19 神経性食欲不振症に認められる臨床検査の異常の頻度
   20 視床下部器質性病変の原因疾患の頻度
   21 頭蓋咽頭腫および胚芽腫にともなう視床下部症状
   22 視床下部障害と下垂体障害の鑑別
   23 視床下部障害と下垂体障害の下垂体ホルモン分泌異常の頻度
   24 甲状腺機能亢進症の神経症状

7章 脊椎・脊髄疾患
 I.総論
   1 脊髄灰白質の細胞構築
   2 脊髄自質の伝導路
   3 脊髄神経根支配領域
   4 筋力と深部腱反射と表在反射の髄節支配
   5 脊髄の計測値(矢状径・横径)
   6 椎弓間距離計測値
   7 成人脊椎管前後径計測値
   8 脊髄・脊椎の動脈支配
   9 脊髄の動脈系と静脈系
   10 脊柱の支持性(three column theory)
 II.各論
  A.脊髄・脊椎奇形,管随空洞症
   11 脊髄空洞症の発症年齢・発生頻度
   12 脊髄硬膜内くも膜嚢腫の発症年齢と発生レベル
   13 硬膜外くも膜嚢胞の発生部位
   14 Perineurial cyst
   15 Neuroenteric cystの発生部位別頻度
   16 Anomalous spinal nerve rootsの分類
   17 頭蓋底陥入症の原因
   18 環軸椎脱臼の臨床診断
   19 KLIPPEL-FEIL症候群の臨床診断
   20 Sacral agenesisの分類
  B.脊椎損傷,脊髄損傷
   21 日本における脊髄損傷発生の疫学
   22 脊椎損傷の部位・外傷機転・X線所見
   23 FRANKEL scale
   24 NASClS scale
   25 環軸亜脱臼の分類
   26 環軸亜脱臼でのinstability index(I.I.)
   27 脊髄腫瘍の分類
   28 原発性脊髄腫瘍の分類・頻度
  C.その他の脊髄・脊椎疾患
   29 頸部脊椎管狭窄症
   30 頸部変形性脊椎症(頸椎症)にみられるradiculopathy(根症状)と責任病変
   31 頸部変形性脊椎症(頸椎症)の病型分類
   32 日本整形外科学会頸椎症性脊髄症治療成績判定基準
   33 脊髄・脊椎疾患の症状判定基準
   34 後縦靱帯骨化症の好発部位
   35 脊柱靱帯骨化症のX線学的分類
   36 腰痛治療成績判定基準
   37 脊髄動静脈奇形の好発年齢・好発部位
   38 脊髄動静脈奇形の形態学的分類

8章 末梢神経・筋疾患
   1 運動神経伝導速度と針筋電図所見
   2 顔面神経麻痺評価法
   3 顔面神経麻痺と全身性疾患
   4 GUILLAIN-BARRE症候群の治療
   5 遺伝性ニューロパチーの分類と本邦での頻度
   6 薬剤(抗悪性腫瘍薬)中毒性ニューロパチー
   7 血清creatine kinase高値を呈す疾患
   8 進行性筋ジストロフィーとジストロフィン
   9 重症リ無力症の胸腺摘出術
   10 先天性ミオパチーの臨床症候からの鑑別

9章 小児神経疾患,中枢神経系奇形
   1 頭囲成長曲線:全民族共通
   2 小児の頭蓋内圧
   3 小児の血液一般の正常値
   4 小児側脳室の人きさ
   5 胎児・新生児・乳児の脊髄円錐の位置
   6 超音波断層法におけろ胎児児頭横径の発育
   7 新生児の反射
   8 糖代謝 PETによる
   9 新生児痙攣の原因疾患と予後
   10 わが国における年齢別小児化膿性髄膜炎の起炎菌
   11 新生児髄膜炎の入院時症状
   12 妊娠・周産期母体頭蓋内出血
   13 脳室内出血の治療方針
   14 小児の輸液
   15 抗てんかん剤
   16 新生児頭蓋内出血実態調査
   17 中枢神経系奇形の発生段階別分類
   18 3大中枢神経系奇形の民族別発生頻度
   19 出生前に見出される奇形の種類別数
   20 中枢神経系異常の超音波断層法による出生前診断
   21 AFPによる胎児異常診断
   22 中枢神経系形態異常児の転帰
   23 滑脳症の分類・所見・症状
   24 先天性孔脳症・裂脳症・水無脳症の臨床
   25 くも膜嚢胞の頻度と部位別症候
   26 DANDY-WALKER奇形の臨床
   27 全前脳症の臨床
   28 先天性脳梁欠損症の臨床
   29 Spina bifida cystica site of lesion
   30 Different types&lesion of spinal dysraphysm
   31 二分脊椎患児におけるX線写真,CT,ミエログラム
   32 神経管癒合不全と母体αフェトプロティン
   33 diastematomyelia患者の有する症状
   34 二分脊椎症と抗痙攣剤との関連

10章 水頭症
 I.総論
   1 正常髄液組成
   2 正常頭蓋内髄液量
   3 MRIを用いた脳室内外髄液量の算出
   4 水頭症の定義と分類
   5 成人水頭症の分類と発生頻度
   6 難治性水頭症の定義
   7 胎生期に診断される水頭症の発生頻度
   8 新生児水頭症の出生前評価
   9 頭蓋骨縫合早期癒合症に舎併する水頭症の発生頻度
   10 正常圧水頭症における三徴候とシャント有効率
   11 成人正常圧水頭症の病態とその治療予後
   12 水頭症に対するinfusion testと持続頭蓋内圧測定の意義 523 13 小児水頭症の知能発達予後について
   14 小児水頭症の生命予後について
   15 小児のshunt感染に関して
   16 脳室腹腔短絡術におけるshunt機能不全の原因,合併症とその再建
 II.各論
  A.先天性水頭症
   17 先天性水頭症の分類・発生頻度
   18 先天性水頭症の長期予後
   19 先天性水頭症の疫学
  B.後天性水頭症
   20 CSF circulationとICPからの水頭症分類
   21 水頭症の原因
   22 水頭症の頭蓋内圧波形分析
   23 正常圧水頭症の診断基準および予後良好因子
   24 正常圧水頭症の脳血流
  C.短絡管設置後の水頭症病態特殊型
   25 短絡管設置後の特殊病態
   26 Slit like ventricle(SLV)とslit ventricle syndrome(SVS)
   27 脳室系の部分的隔絶化をきたす機序
   28 Isolated fourth ventricle(IFV)
   29 流量調節バルブによるoverdrainageの予防

11章 機能的疾患
   1 頭痛の国際分類
   2 頭痛・顔面痛の分類
   3 緊張型頭痛の診断基準
   4 片頭痛の診断基準
   5 群発頭痛の分類
   6 頭痛の頻度
   7 頭痛の疫学(大山町アンケート調査による)
   8 緊張型頭痛の疫学
   9 片頭痛の疫学
   10 てんかんの疫学
   11 てんかんの国際分類
   12 てんかんの頻度
   13 発展途上国におけるてんかんの疫学
   14 てんかんの原因
   I5 難治性てんかんの病理所見
   16 めまいの病態生理
   17 めまいの鑑別診断
   18 めまいの原因疾患
   19 失神の原因疾患
   20 大脳基底核疾患の病態生理
   21 振戦の分類および鑑別診断
   22 振戦以外の不髄意運動の鑑別診断
   23 コレア,ジストニア,ミオクローヌスをきたす主な疾患

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佐藤 修  監

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