目 次
chapter A
関節リウマチの診断・薬物治療 岸本暢将・岡田正人
Overview 関節リウマチ治療のパラダイムシフト
〜スフィンクスもびっくり逆ピラミッド〜
1.診断時のこころえ
A.早期診断のコツ八カ条
1.Windows of opportunity〜治療開始のタイミングを逃すな〜
2.海外の診断基準も参考にしよう
3.多関節炎患者の鑑別疾患に注意!
4.リウマトイド因子・抗CCP抗体に頼りすぎないこと
5.関節MRIを活用しよう
6.2005年早期RA診断基準を理解しておくこと
7.新しい分類基準とその問題点も知っておこう
8.問題点を踏まえたうえで,2010年分類基準を使ってみよう!
B.活動性モニター(画像も含めて)
2.治療戦略
1.治療開始前にまず病期・予後診断
2.合併症
3.Treating RA To Target (T2T)〜日常診療での治療効果判定と治療目標〜
4.2008年ACRおよび2009年EULARの治療推奨
5.コントローラーとリリーバーという考え方
6.簡単なリウマチ治療推奨
7.最後にやっぱり個別化医療
3.よく使われる消炎鎮痛薬(NSAIDsおよびステロイド)
A.NSAIDsの使い方+注意事項
1.NSAIDsの副作用
2.NSAIDsとは?
3.NSAIDsの適応
4.NSAIDsの禁忌や注意事項
5.NSAIDsの使い分け
6.まとめ
B.ステロイドの使い方+注意事項
1.ステロイドの種類
2.ステロイドの副作用
3.ステロイドの投与法・減量法
4.2007年ステロイド使用に関する欧州リウマチ学会の推奨(EULAR recommendation)
4.よく使われる抗リウマチ薬
1.サラゾスルファピリジン(SSZ)
2.ブシラミン(BUC)
3.メトトレキサート(MTX)
生物学的製剤
・ポイント
・生物学的製剤とは何か
・生物学的製剤の種類と作用機序
・生物学的製剤の適応基準
・海外での生物学的製剤の適応基準
・RAに対するTNF阻害薬の効果の違い
・どのTNF阻害薬を選ぶのがよいか
・TNF阻害薬にMTXの併用は絶対に必要か
・TNF阻害薬でMTXが併用できない場合他のDMARDの併用はどうか
・TNF阻害薬で十分な疾患コントロールの得られない場合はどうするか
・生物学的製剤の副作用
4.インフリキシマブ(IFX)
5.エタネルセプト(ETN)
6.アダリムマブ(ADA)
7.トシリズマブ(TCZ)
8.アバタセプト(ABT)
5.その他の抗リウマチ薬
1.タクロリムス
2.レフルノミド
3.ミゾリビン(MZR)
6.脊椎関節炎(SpA)
1.SpAとは
2.SpAの特徴
3.SpAの臨床所見の感度と特異度
4.SpAの診断基準
5.SpAの診断のポイント─原因検索
6.強直性脊椎炎(AS)について
7.乾癬性関節炎(PsA)について
chapter B
こんな時どうする? 困った時のDMARDs選択 岸本暢将・岡田正人
1.肝障害がある患者のRA治療
2.腎障害がある患者のRA治療
3.肺障害がある患者のRA治療
4.挙児希望のある患者のRA診療
5.授乳中の抗リウマチ薬やその他の薬剤使用について
索引