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症例から学ぶ 造血幹細胞移植
岡本真一郎 他編
B5判 218頁
定価6,820円(本体6,200円 + 税)
ISBN978-4-498-12532-2
2006年06月発行
在庫なし
典型例,稀な症例,対応に苦慮する症例を提示,実際にいかに対応したかを解説して,移植マネジメントの様々な問題点とその対応を学ぶことができるようまとめた書.
目 次 1章■ 移植前 A.造血幹細胞の選択/ドナーの問題 1.怯えているようにみえるドナー<森 慎一郎> 2.成人造血器腫瘍に対する臍帯血移植にどの臍帯血を選択すればよいか<大井 淳> B.患者側の問題 1.侵襲性アスペルギルス症の既往のある患者の同種造血幹細胞移植<福田隆浩> 2.HBs 抗体陽性患者に対する同種造血幹細胞移植<小沼貴晶,友成 章> 3.caregiver のいない 47 歳男性<八島朋子> 4.移植後に挙児を希望する 28 歳男性<相佐好伸,淡谷典弘> 5.HLA 適合血縁ドナーがいない Ph‐ALL<神田善伸> 6.成人 T 細胞性白血病/リンパ腫に対する同種造血幹細胞移植<加藤光次> 7.治療抵抗性 indolent lymphoma に対する同種造血幹細胞移植<伊豆津宏二> 8.血縁者にドナーがいない第一寛解期 AML の中年男性<淡谷典弘> 9.血縁者にドナーがいない第一寛解期 ALL の 25 歳女性<寺倉精太郎> 10.Ph1‐ALL を発症した HIV キャリアに対する同種造血幹細胞移植<友成 章> 11.抗 HLA 抗体を持つ患者に対する同種造血幹細胞移植<二見宗孔,高杉香志也> 12.自家末梢血幹細胞移植後に M 蛋白が残存した多発性骨髄腫<中世古知昭> 13.比較的高齢者の MDS に対するミニ移植<西脇嘉一> 2章■ 移植後早期(前処置から生着まで) 1.臍帯血移植後の造血回復遅延<下袴田陽子,大井 淳> 2.移植後 7 日目に認められた黄疸<大木 学> 3.移植 2 日後に発症した痙攣発作<相佐好伸> 4.口内炎発症のリスクが高い症例への L‐PAM の投与<八島朋子> 5.非血縁者間移植後早期に認められた発熱,皮疹,体重増加<久住英二> 6.同種末梢血幹細胞移植(PBSCT)7 日後に認められた急速に進行する貧血<田野崎隆二> 3章■ 移植後中期(生着から移植後 3 カ月まで) 1.臍帯血移植後に認められた皮膚 GVHD と嘔気・嘔吐<矢島知治,森 毅彦> 2.生着後に認められる持続性の下痢・腹痛<田近賢二> 3.標準量ステロイドに反応しない急性 GVHD<山崎理絵,岡本真一郎> 4.急性 GVHD の治療中に新たに発症した下痢と腹痛<森 毅彦> 5.ガンシクロビル治療中に増悪したサイトメガロウイルス抗原血症<友成 章> 6.HLA 一致同胞間移植後の day 25,全身の 60%の皮疹出現<大島久美,神田善伸> 7.同種臍帯血移植 22 日後に認められた血尿<菊繁吉謙,沼田晃彦,長藤宏司> 4章■ 移植後後期(移植後 3 カ月以降) A.慢性 GVHD 1.移植 150 日後より認められた咳嗽・労作時呼吸困難<清水隆之,岡本真一郎> 2.移植後後期の肝機能障害<横山明弘> 3.非血縁者間移植 124 日後の激しい心窩部痛<土岐典子> 4.非血縁者間骨髄移植 71 日後に認められた視力低下と眼痛<二見宗孔,大井 淳> 5.免疫抑制薬減量中に発症した間質性肺炎<仲里朝周> B.再発 1.血縁者間骨髄移植後の Ph 陽性急性リンパ性白血病の再発<酒井美和,坂巻 壽> 2.造血幹細胞移植後に再発し,根治治療が選択できない多発性骨髄腫症例<奥脇禎子> C.その他の後期合併症 1.移植後 1 年して生理がないことを相談にきた既婚の女性<岡本真一郎> 2.移植後約 10 カ月で発症した汎血球減少<森 有紀> 5章■ その他 1.慢性 GVHD 治療中に発見された肺結節性病変<島崎紀子> 索引
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