I.総 論
A.細胞療法,再生医療の過去,現在,未来
B.細胞プロセシング業務の内容−東京女子医科大学の現状
C.細胞プロセシング業務の実際
1.血液成分分離採血法(サイタフェレシス)
2.細胞純化
3.細胞培養
II.各 論
1.固形腫瘍に対する造血幹細胞移植
A.はじめに
B.固形腫瘍に用いられる造血幹細胞移植の種類と特徴
1.骨髄移植と末梢血幹細胞移植
2.骨髄非破壊性同種造血幹細胞移植(ミニ移植)と移植片対腫瘍(GVT)作用
3.タンデム移植
C.造血幹細胞の採取法
1.末梢血への幹細胞の動員法
2.末梢血幹細胞の採取法
D.採取細胞の評価と必要細胞数
1.コロニーアッセイ
2.フローサイトメトリー
E.採取細胞の濃縮と凍結
1.造血幹細胞の濃縮法
2.造血幹細胞の凍結法
F.固形腫瘍の造血幹細胞移植前処置に用いられる薬剤
G.細胞の融解と患者への輸注
H.回復までの管理と合併症
I.各疾患における造血幹細胞移植の実際
1.成人を中心とした固形腫瘍
2.小児を中心とした固形腫瘍
2.がんに対する免疫療法−法的規制,CPC,活性化リンパ球療法,樹状細胞療法
A.はじめに
B.細胞療法・再生医療における法的規制の現状
1.ヒト細胞を扱う医療に関する法的規制
2.細胞調製における GMP 基準
3.がん免疫療法の施行における法的規制
C.細胞療法・再生医療のための CPC 整備
D.がん免疫療法
E.活性化リンパ球療法
1.LAK 療法
2.TIL 療法
3.CAT 療法
4.CTL 療法
5.γδ型 T 細胞療法
6.NKT 細胞療法
7.がん特異抗体併用 NK 療法
F.樹状細胞療法
1.樹状細胞がんワクチン療法
2.腫瘍内樹状細胞局注療法
3.ATVAC 臨床試験(樹状細胞がんワクチン+活性化リンパ球併用療法)
G.がん免疫療法の課題
(以下,小項目は省略)
3.がんに対する免疫療法−γδ型 T 細胞療法
A.意義・原理
B.適応
C.プロトコル作成
D.結核菌抗原類縁体を利用したがん標的免疫療法の確立−γδ型 T 細胞の示す
抗腫瘍作用の臨床応用−(臨床第 I/ II相試験)臨床試験実施計画書
E.自己活性化γδ型 T 細胞注射薬概要書
F.方法・手技
G.連続血球分離装置を用いた単核球分離
H.γδ型 T 細胞の培養
I.細胞の回収
J.細胞の投与
K.品質管理(quality control: QC)
L.成績
M.本法を行う際の注意点・問題点
N.細胞療法を目的とした細胞培養液
O.関連事項
4.薬剤抵抗性関節リウマチに対する白血球除去療法
A.意義・原理
B.適応
C.方法・手技
D.成績
E.LCAP に要する医療費
F.今後の展望
5.重症虚血肢に対する血管再生療法
A.再生療法の基礎
B.血管再生療法
6.歯槽骨再生療法−多血小板血漿(PRP)を用いた歯周組織再生治療
A.はじめに
B.歯周組織再生の原理
C.多血小板血漿(PRP)を用いた歯周組織再生
D.今後の展望
7.遺伝子治療
A.遺伝子治療とは
B.対象疾患
C.遺伝子導入法
D.造血幹細胞を用いた遺伝子治療
E.レトロウイルスによる遺伝子治療
F.レトロウイルスによる白血病発症機構
G.造血幹細胞を用いた遺伝子治療の安全性
H.レンチウイルスベクター
I.遺伝子導入時の培養条件
J.レンチウイルスベクターによる挿入部位
K.造血幹細胞の採取と遺伝子導入
L.RNA 干渉を応用した遺伝子治療
索引