目次
総論
A.悪性リンパ腫を診断するために
1.リンパ節腫脹をきたす疾患 〔新津 望〕
1.リンパ節腫脹の病的意義について
2.リンパ節腫脹へのワークアップ
3.リンパ節が腫脹する代表的な非腫瘍性疾患について
2.リンパ節生検 〔新津 望〕
1.リンパ節生検の目的・適応
2.リンパ節生検の方法・検体の取り扱い
3.生検リンパ節の提出検査内容
4.病理診断に必要な臨床情報
3.病理診断 〔中峯寛和〕
1.概要
2.特性(他系統の腫瘍に比べたリンパ腫病理診断の特徴)
3.分類
4.形態学的所見/HE染色(主にリンパ節について)
5.免疫表現型/免疫組織染色
4.細胞表面形質(マーカー) 岡本昌隆〕
1.細胞表面形質とその検出法
2.細胞表面形質から推定する病理組織型
3.まとめ
5.染色体,遺伝子 〔岡本昌隆〕
1.はじめに─ヒト染色体の基本
2.染色体分析法
3.染色体異常
4.染色体分析結果の記載と解釈
5.リンパ腫の組織型に特異的な主な染色体異常
6.染色体分染法以外の染色体検査法
7.まとめ
B.悪性リンパ腫を治療するために
1.病期診断 〔新津 望〕
1.リンパ腫の病期診断
2.病期決定のために行う検査
2.予後予測因子 〔新津 望〕
1.Aggressiveリンパ腫:国際予後指標(IPI)
2.濾胞性リンパ腫:濾胞性リンパ腫国際予後指標(FLIPI)
3.末梢性T細胞性リンパ腫,非特異群:T細胞リンパ腫予後指標(PIT)
4.マントル細胞リンパ腫:マントル細胞リンパ腫国際予後指標(MIPI)
5.進行期Hodgkinリンパ腫:国際予後スコア(IPS)
3.薬物有害事象への対策 〔新津 望〕
1.化学療法開始前に行う検査と抗悪性腫瘍薬による臓器障害
2.抗悪性腫瘍薬の有害事象に対する対策
4.治療効果判定 〔新津 望〕
1.治療効果判定の実際
2.効果判定の注意点
各論
A.B細胞リンパ腫
1.Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(B−ALL/LBL) 〔岡本昌隆〕
2.濾胞性リンパ腫(FL) 〔新津 望,吉野 正〕
A.消化管濾胞性リンパ腫 〔吉野 正〕
3.マントル細胞リンパ腫(MCL) 〔新津 望,吉野 正〕
4.節性濾胞辺縁帯リンパ腫(NMZL) 〔新津 望,吉野 正〕
A.胃粘膜関連リンパ腫(胃MALTリンパ腫) 〔新津 望,吉野 正〕
B.眼付属器MALTリンパ腫 〔新津 望〕
C.脾濾胞辺縁帯リンパ腫(SMZL) 〔新津 望〕
5.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫,非特異群(DLBCL, NOS)〔新津 望,中峯寛和〕
A.血管内大細胞型B細胞リンパ腫(IVLBCL) 〔新津 望,中峯寛和〕
B.縦隔(胸腺)原発大細胞型B細胞リンパ腫(PMBL)〔新津 望,中峯寛和〕
C.中枢神経系原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(CNS DLBCL)〔新津 望,中峯寛和〕
D.Double translocation lymphoma(DTL) 〔新津 望〕
6.Burkittリンパ腫(BL) 〔新津 望,中峯寛和〕
7.節外性リンパ腫
A.消化管 〔新津 望〕
B.精巣 〔新津 望〕
C.乳腺 〔新津 望〕
D.甲状腺 〔新津 望〕
B.T細胞およびNK細胞リンパ腫
C.Hodgkinリンパ腫(HL) 〔新津 望,田丸淳一〕
D.免疫不全症関連リンパ増殖性疾患(ID−LPD) 〔新津 望,田丸淳一〕
索引