目 次
I.透析医療における新しいエビデンス
1.日本の透析医療の現況と患者予後〈井関邦敏〉
2.透析医療の国際比較〈秋澤忠男 井上宙哉〉
3.透析医療における臨床研究方法の進歩〈福間真悟 福原俊一〉
4.KDIGOによるエビデンス評価と推奨度〈塚本雄介〉
5.急性腎障害の定義と分類〈大石大輔 柴垣有吾〉
6.早めの透析導入は生命予後良好なのか?〈山縣邦弘 佐藤ちひろ〉
II.血液浄化法の選択と条件設定
1.わが国では血液透析患者の透析量をどう設定すべきか?〈中井 滋〉
2.慢性腎臓病に対する特別な血液浄化法の選択と予後は?
a) PD〈中山昌明〉
b) HF,HDF〈川西秀樹〉
c) SDHD(短時間頻回透析),NHD(オーバーナイト透析),HHD(在宅血液透析)〈政金生人〉
3.急性腎障害に対し,どのタイミングで血液浄化療法を開始し,どの治療法を選択するべきか?〈阿部貴弥 藤岡知昭〉
4.バスキュラーアクセスの選択 : その管理と予後は?〈久木田和丘 米川元樹 川村明夫〉
5.無酢酸透析液と予後の関連は?〈斎藤 明〉
6.透析液の水質とエンドトキシンに関するエビデンスは?〈友 雅司〉
7.腹膜透析法と透析液の選択の根拠は?〈笠井健司〉
8.腹膜感染の管理の実際〈角田隆俊 上村克也〉
9.アフェレシス療法の新しいエビデンスは?〈篠田俊雄〉
10.透析患者における有用な体液量評価法は?〈藤井秀毅〉
III.CKD-MBD
1.KDIGOガイドラインをどのように用いるべきか?〈後藤俊介 深川雅史〉
2.CKD-MBDの目標値の達成度と予後は?〈横山啓太郎〉
3.25(OH)Dは透析患者の生命予後を予測するのか?〈濱野高行〉
4.FGF23は新規リン代謝マーカーとして有用か?〈駒場大峰〉
5.新しいリン吸着剤の臨床効果は?〈大矢昌樹 田中優紀 山中慎太郎 吉本 航 重松 隆〉
6.活性型ビタミンD製剤と予後の関係は?〈緒方浩顕 和田幸寛〉
7.シナカルセトは透析患者の予後を改善させるのか?〈小岩文彦 西脇宏樹〉
8.血管石灰化とその予防は?〈小川哲也 新田孝作〉
9.CKD患者の骨質に関するエビデンスは?〈風間順一郎〉
10.透析患者における骨折はどのように防ぐべきか?〈谷口正智〉
11.PTHは,どの測定法で,何を評価すべきか?〈加藤 仁 木場藤太 三谷知之〉
12.副甲状腺インターベンションの実際とその予後は?〈冨永芳博〉
13.カルシフィラキシス症例における有効な治療法は?〈林 松彦〉
IV.透析患者の心血管系病変
1.透析患者の適切な血圧管理とその予後は?〈常喜信彦〉
2.透析患者の心機能をどのように評価するか? 予後への影響は?〈長谷弘記〉
3.透析患者の虚血性心疾患をどう管理するか?〈池江亮太 小林修三〉
4.透析医療においてスタチンに意義はあるか?〈庄司哲雄 木本栄司〉
5.透析患者の血糖コントロールはどうすべきか?〈稲葉雅章〉
V.透析患者の貧血
1.腎性貧血治療ガイドラインをどう読むか?〈椿原美治〉
2.新しいESA(erythropoiesis stimulating agent)とは?〈西 慎一〉
3.Hb cyclingは生命予後に影響するのか?〈満生浩司 平方秀樹〉
4.腎性貧血治療における鉄の評価として何を用いるか?鉄剤の投与法は?〈中西 健 蓮池由起子 倉賀野隆裕〉
5.ESA療法低反応性貧血をどう捉え治療すべきか?〈山本裕康〉
VI.透析患者の新しい病態
1.新型インフルエンザ対策〈秋葉 隆〉
2.C型肝炎の透析患者をどのように診たらよいか?〈安藤亮一〉
3.血液透析患者のかゆみに対するナルフラフィンの有効性は?〈熊谷裕生 丸山資郎 中元秀友 鈴木洋通〉
4.透析患者の炎症・低栄養と予後の関係は?〈本田浩一 久野芳裕 秋澤忠男〉
5.尿毒症毒素は予後と関連しているか?〈丹羽利充〉
6.小児透析患者の適正な蛋白質摂取量は?〈秋岡祐子 服部元史〉
7.透析患者における消化器用薬の適正な使用法は?〈平田純生〉
VII.その他
索 引