I.Basic Nephrology
1.腎臓病研究におけるプロテオミクスの現状 〈山本 格〉
2.糸球体上皮細胞: 蛋白尿・糸球体硬化症分子機序の最前線 〈張田 豊〉
3.レプチンと腎疾患 〈飯野則昭 濱ひとみ 竹田徹朗 下条文武 斎藤亮彦〉
4.進行性腎障害におけるklotho遺伝子の関与
〈春名克祐 佐藤 稔 冨田奈留也 柏原直樹〉
5.メガリンのアダプター蛋白ARHの役割
〈永井雅昭 竹田徹朗 斎藤亮彦 下条文武〉
6.SGKとイオン輸送 〈新里直美 丸中良典〉
7.腎におけるプロスタグランジンシグナリングの新展開 〈平田 拓 金井好克〉
8.尿細管形成の分子生物学 〈望月俊雄〉
II.診断・画像診断
1.腎予後予測マーカーとしてのFSP1 〈岩野正之〉
III.腎炎・ネフローゼ
1.特発性膜性腎症における最近の知見 〈黒木亜紀〉
2.ANCA関連血管炎と悪性腫瘍 〈軽部美穂 有村義宏〉
3.メサンギウム細胞増殖におけるfactor Xaとprotease-activated receptor 2の役割
〈田中美佐 荒井秀典 小野孝彦〉
4.小児腎疾患のキャリーオーバー 〈斉藤 陽 小板橋 靖〉
IV.間質・尿細管
1.急性尿細管障害に対する近位尿細管再生 〈藤垣嘉秀〉
2.アミノ酸尿症の遺伝子変異 〈小泉昭夫〉
V.腎と高血圧
1.高血圧性腎硬化 〈市原淳弘〉
2.メタボリック症候群における慢性腎臓病の頻度 〈井関邦敏〉
3.CKD(chronic kidney disease: 慢性腎臓病)の今後の展開 〈松尾清一〉
VI.腎不全
1.運動後急性腎不全 〈石川 勲〉
2.グレリンと急性腎不全 〈平田恭信〉
3.Geranylgeranylacetoneと急性腎不全 〈丸山彰一〉
4.腎性骨症とミニモデリング 〈乳原善文 曽川陽子 中西昌平 高市憲明〉
VII.血液浄化法
1.VAに関する最近の進歩 〈天野 泉〉
2.血液吸着療法―新たな展開 〈遠藤善裕 都築英之 清水智治 山本 寛 谷 徹〉
3.鉄代謝関連蛋白hepcidin発現と腎性貧血 〈土谷 健 矢吹恭子〉
4.JSDTによる二次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドライン 〈深川雅史〉
VIII.移植
1.免疫寛容―基礎と臨床 〈村上 徹 河合達郎〉
2.糖尿病性腎症に対する腎移植 〈馬場園哲也 田邊一成 寺岡 慧〉
3.免疫抑制療法のTDM―タクロリムスとミコフェノール酸モフェチルについて
〈相川 厚〉
IX.小児科領域
1.微小変化型ネフローゼ症候群とポドサイトB7-1 protein 〈佐々木 聡〉
2.小児MPGNに関する最近の知見 〈川崎幸彦〉
3.Hepatocyte nuclear factor-1β(HNF-1β)の異常と腎病変 〈北中幸子〉
4.長期腹膜透析患児の実態調査 〈本田雅敬〉
X.泌尿器科領域
1.男性更年期障害 〈安田弥子 堀江重郎〉
2.ARPKD 〈中西浩一 吉川徳茂〉
3.分子生物学的観点からみたヒト腎細胞癌の分類
〈執印太郎 蘆田真吾 田村賢司 山崎一郎〉
XI.電解質,酸塩基平衡
1.Hospital-acquired hyponatremia(医原性低Na血症) 〈関根孝司〉
2.腎尿細管のK+チャネルと機能調節 〈河原克雅 秋場理沙 川田英明〉
XII.治療法
1.ステロイド依存性ネフローゼ症候群に対するネオーラル食前1日1回投与法の効果
〈田中 完〉
2.AT1受容体活性: 選択的遮断作用と逆活性作用 〈三浦伸一郎〉
3.新規κ受容体アゴニストによる透析患者のかゆみの治療
〈熊谷裕生 丸山資郎 江畑俊哉 高森建二 猿田享男 鈴木洋通〉
4.前立腺肥大症の内科的・外科的治療 〈高橋 悟〉
附「血尿診断ガイドライン」について 〈東原英二 血尿診断ガイドライン検討委員会〉
索 引