目 次
1.体液の恒常性と腎臓〈遠藤正之〉
1.暴飲暴食でも体の内部環境は一定
2.水の調節
3.ナトリウム(Na)の調節
4.カリウム(K)の調節
5.カルシウム(Ca)・リン(P)の調節
6.酸塩基平衡の調節
2.電解質異常の見方と対処法
A.ナトリウム濃度の異常〈山内文夫〉
1.高ナトリウム血症
2.低ナトリウム血症
B.カリウム濃度の異常〈山内文夫〉
1.高カリウム血症
2.低カリウム血症
C.カルシウム濃度の異常〈堀田義雄,宮崎正信,河野 茂〉
1.血清カルシウム濃度
2.カルシウムバランスとその調節
3.PTHの分泌調節
4.高カルシウム血症
5.PTH作用の過剰状態
6.ビタミンD作用の過剰状態
7.骨吸収亢進状態
8.腎尿細管におけるカルシウム再吸収の亢進状態
9.その他
10.高カルシウム血症の鑑別診断
11.低カルシウム血症
D.リン濃度の異常〈西岡克章,宮崎正信,河野 茂〉
1.生体におけるリンの役割
2.生体におけるリンの分布と出納
3.リン濃度の異常
1)低リン血症
2)高リン血症
E.マグネシウム濃度の異常〈宮崎正信,河野 茂〉
1.マグネシウムは何をしている?
2.マグネシウムのバランス
3.高マグネシウム血症
4.低マグネシウム血症
3.酸塩基平衡異常の見方と対処法〈柳 秀高〉
A.アシドーシス
1.腎臓のH+排出,HCO3−再吸収のメカニズム
2.アシドーシスとアシデミア
3.血液ガスの読み方
4.代謝性アシドーシス
5.The plasma anion gap
6.The plasma osmolal gap
7.The urine AG (anion gap)
8.アニオンギャップ正常の代謝性アシドーシス(高クロール性)
9.アニオンギャップ陽性の代謝性アシドーシス
10.呼吸性アシドーシス
B.アルカローシス
1.代謝性アルカローシス
2.代謝性アルカローシスの治療
3.呼吸性アルカローシス
4.急性呼吸性アルカローシス
5.慢性呼吸性アルカローシス
4.浮腫の鑑別と対処法〈遠藤正之〉
1.浮腫とは
2.浮腫の分類
3.Starlingの法則
4.浮腫を呈する患者の見方
5.全身性浮腫のある患者の診察手順
6.浮腫への対処法
7.利尿薬
5.脱水の分類と対処法〈須藤 博〉
1.脱水症とは
2.脱水症の分類と病態生理
3.脱水症の治療の考え方
4.脱水症の治療の実際
6.輸液療法の実際
A.水・電解質輸液の基本〈須藤 博〉
■輸液を理解させるための生理学的基本■
1.体液分布
2.浸透圧について
3.浸透圧osmolalityと張度tonicity
4.浸透圧調節系と容量調節系
5.等張液とfree water
6.尿中電解質の意味
7.体液分画の状態を個別に推測する
8.どこに輸液するのか?
■輸液の実際■
1.維持輸液とは?
2.体液欠乏時の輸液の原則
3.輸液製剤の分類とその使い分け方
4.輸液の実際上の注意
B.栄養輸液の基本〈柳 秀高〉
1.低栄養のもたらす悪影響
2.経腸栄養か,経静脈的栄養か?
3.穿刺部位
4.栄養評価法
5.TPNにおける各栄養素投与量の決め方
索引