目 次
1.内科領域
1.我が国および国際的にみても成人の気管支喘息は増えているのか?〈岡田千春 高橋清〉
2.慢性咳嗽の鑑別診断としての咳喘息の位置づけと治療法のポイントは?〈新実彰男〉
3.現在の喘息治療状況のなかでの難治性喘息の疫学,病態と診断,治療法は?〈森 晶夫〉
4.高齢者喘息の診断と治療法は,若年成人,中年の喘息と異なるのか?〈池田容子 東田有智〉
5.喘息治療において早期介入・治療が必要といわれているが,
その効果の検証はされているのか?〈廣瀬敬 足立満〉
6.喘息における末梢気道の役割が昨今強調されているが,
そのエビデンスはあるのか?〈藤井偉 田中裕士 高橋弘毅〉
7.吸入ステロイド薬の併用薬の選択順位とその効果のエビデンスは?〈山口正雄 大田健〉
8.成人喘息における免疫療法の効果についてのエビデンスとその有効性の機序は?〈中込一之 永田真〉
9.非アトピー性喘息の病態機序と治療法および海外での喘息分類についての考え方は?〈下田照文〉
10.Aspirin/NSAIDs過敏喘息の疫学と病態解明の現状は?〈東 憲孝 三田晴久 谷口正実〉
11.喘息治療の診療現場では,段階的治療法として,
ステップアップとステップダウンのどちらが勧められるか?〈金子正博 石原享介〉
12.喘息死減少に向けた対策の成功例は? 〈中村陽一〉
13.GINAでは,患者教育,コメディカルとの連携の有用性が強調されているが
その効果の検証としてのエビデンスは?〈駒瀬裕子〉
14.喘息治療管理のモニタリング法の現状と将来の見通しは?〈松永和人 一ノ瀬正和〉
15.妊娠中,授乳中の喘息治療薬の安全性について,特に新薬についてのエビデンスはあるか?〈大友 守〉
16.アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)の疫学と病態機序,
治療法に関しての最近の知見は?〈谷口正実 谷本英則〉
17.アレルギー性肉芽腫性血管炎の疫学と治療法および原因としての
抗ロイコトリエン薬の可能性についての現在の考え方は?〈木村五郎 岡田千春〉
18.薬物アレルギーの疫学,診断・治療法,予防・予知法の最近の進歩はどうなっているか?〈山口正雄〉
19.薬剤アレルギーの検査として抗菌薬の皮膚テストは必要か? 〈池澤善郎〉
20.職業性アレルギーの疫学と変遷および国内外の新しい職業アレルギーに
ついての現状は?―職業性喘息を中心にして―〈土橋邦生〉
21.化学物質過敏症/シックハウス症候群の疫学および病態機序,
診断・治療法についての最近の研究成果は?〈長谷川眞紀〉
2.小児科領域
1.小児気管支喘息の病態生理は成人と同じか? 〈松井猛彦〉
2.小児気管支喘息における乳児喘息の特異性―病態,診断,治療,予後は?〈山田裕美 吉原重美〉
3.小児気管支喘息の発作時治療と用いる薬剤の位置づけは? 〈栗原和幸〉
4.小児気管支喘息の長期管理と用いる薬剤の位置づけは? 〈井上壽茂〉
5.小児気管支喘息に対する免疫療法の機序とその位置づけは? 〈藤澤隆夫〉
6.小児気管支喘息は治癒するのか? 治療のポイントは? 〈勝沼俊雄〉
7.小児アレルギー疾患の学校生活管理指導表はどのように用いるのか? 〈小田嶋博〉
8.食物アレルギーの診断と治療のポイントは? 〈今井孝成〉
9.特異的IgE抗体の評価も含めた食物アレルギーの病態生理は? 〈海老澤元宏〉
10.食物抗原の抗原分析についてはどこまでわかっているのか? 〈柴田瑠美子〉
11.経口免疫寛容とは? その治療への応用の現状は? 〈成田雅美〉
12.食物依存性運動誘発アナフィラキシーの病態,および治療の最近の知見は?〈相原雄幸〉