EBMシリーズ
EBMがん化学療法・分子標的治療法2016-2017
西條長宏 監修
B5判 714頁
定価15,400円(本体14,000円 + 税)
ISBN978-4-498-02260-7
2015年10月発行
在庫なし
トップページ > 癌・腫瘍一般・緩和医療 > EBMがん化学療法・分子標的治療法2016-2017
EBMシリーズ
EBMがん化学療法・分子標的治療法2016-2017
西條長宏 監修
B5判 714頁
定価15,400円(本体14,000円 + 税)
ISBN978-4-498-02260-7
2015年10月発行
在庫なし
今日のがん化学療法・分子標的治療における代表的な文献,各種トライアルに基づき,EBMの実践のため,現状における診療の指針や方向性を示す実践的な臨床書.テーマに関連する代表的かつ具体的なエビデンスを挙げ,今日の時点における最新のコンセンサスや治療法,根拠となった臨床研究の問題点や限界,本邦の患者に適用する際の注意点など,現場で判断に迷うような事柄を解説し“がん治療”の方向性を指し示す内容となっている.
序
がん化学療法・分子標的治療に関するEBMシリーズの初版刊行から5年経過した.この間に数多くの分子標的治療薬が導入された.これら新薬を用いた臨床試験が展開され新たなEvidenceが生まれた.アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)では約25〜30演題のPress releaseがある.多くは教科書を書き換えるような比較試験結果である.これだけでも4年たつと100以上の新しいEvidenceが生まれることになる.実地医療で用いられる新しいEvidenceは,この何倍にもなる.最近ASCO学会での発表内容の多くは発表と同時にNew Engl J Medに発表される.この結果は当然様々なガイドラインに反映される.NCCNのガイドラインでは新しいEvidenceをタイムラグなくに取り入れている.我が国のドラッグラグは解消されつつあるが,なお欧米と比べ遅れ気味であることは否めない.本誌の構成は序論,コンセンサス,エビデンス(実際の臨床試験結果),根拠となった臨床試験の問題点(弱点)と限界,本邦の患者に投与するときの注意点,コメント,となっている.したがって学会の作成するガイドラインと異なり実地医療で遭遇する疑問に対して正確かつ,わかりやすい記載となっている.第1版出版後に得られたエビデンスが網羅されており,分子標的治療薬を中心とした新しい薬剤開発と治療への応用の過程がよくわかる.Driver変異に対する薬剤の導入により治療成績は大きく向上した.New generation sequence(NGS)は様々なDriver遺伝子の発見を現実化し,疾患がさらに細分化されつつある.また免疫チェックポイントに対する抗体の導入は免疫療法の逆襲を可能とした.現時点でメラノーマ,非小細胞肺がんに対する治療効果が報告されているが,今後多くの腫瘍に対する検討がなされるとともに治療効果の期待できる患者集団を同定することが重要な研究課題である.新しく導入された治療薬は優れた効果を示すものが多い一方,予測しえない副作用も経験されている.また高額なためCost/Benefitの問題が重要な課題となっている.
「EBMがん化学療法・分子標的治療法2016―2017」は,その領域の代表者が編集し活発に研究を展開している若手の研究者によって執筆されている.猛スピードで進歩するがん治療をタイミングよくキャッチアップし臨床に生かすとともに新たな臨床試験を計画するうえで必須の書籍といえる.薬剤を用いた実地医療に際しては添付文書に基づき適応と毒性を十分理解する必要があると思われる.
2015年9月
公益社団法人日本臨床腫瘍学会特別顧問 西條長宏
目 次
I.消化管がん
A.食道がん
1.食道がん周術期補助化学療法は必要か? また,その対象は? 〈浜本康夫〉
2.食道がんの化学放射線療法での3次元放射線治療計画の意義は?また,60 Gyと50.4 Gyの使い分けは
必要か? 〈小島隆嗣〉
3.放射線療法適応外の切除不能・再発食道がんに対して3剤併用療法は有効か?また,2次治療の意義
は? 〈對馬隆浩〉
4.食道がん薬物療法における経口抗がん薬の位置づけは? 〈大場彬博 加藤 健〉
B.胃がん
5.胃がんの術後補助化学療法は必要か? また,今後の展望は? 〈寺島雅典〉
6.胃がんの術前補助化学療法は必要か? また,その対象は? 〈深川剛生〉
7.シスプラチンの使用歴のある症例に対してオキサリプラチンを用いる意義はあるか? 〈佐藤太郎〉
8.切除不能・再発胃がんに対して3剤併用療法は有効か? 〈田村真吾 草場仁志 馬場英司〉
9.切除不能・再発胃がんに対する2次治療以降の治療戦略は? 〈新井裕之 廣中秀一〉
10.切除不能・再発胃がんに対して分子標的薬は有効か? 〈三好佐和子 設樂紘平〉
11.GISTの術後補助化学療法の適応は? また,その投与期間は? 〈澤木 明〉
12.イマチニブ(グリベック®)耐性のGISTに対する治療法は? 〈村中徹人 小松嘉人〉
C.大腸がん
13.大腸がん術後補助化学療法に対するFOLFOX療法の本邦での適応は? 〈津田享志 中島貴子〉
14.遠隔転移を有する大腸がんはどこまで切除可能か?術後補助化学療法は必要か?
〈山本祥之 兵頭一之介〉
15.切除不能・再発大腸がんのRAS遺伝子検査はどこまで必要か? 〈谷口浩也〉
16.大腸がん薬物療法での経口抗がん薬の位置づけは? 〈須藤一起 山田康秀〉
17.切除不能・再発大腸がんに対して3剤併用療法は有効か?その位置づけは?
〈若槻 尊 水沼信之〉
18.RAS遺伝子野生型大腸がんの1次治療は,抗VGEF抗体薬と抗EGFR抗体薬のどちらがよいのか?
2次治療を含めた治療戦略は? 〈松本俊彦 梶原猛史 仁科智裕〉
19.消化器がんに対する信頼できるバイオマーカーは? 〈高橋雅信 石岡千加史〉
20.RAS遺伝子変異型大腸がんの1次治療は,FOLFOXとFOLFIRIとどちらがよいのか?
2次治療を含めた治療戦略は? 〈山崎健太郎〉
21.切除不能・再発大腸がんに対する3次治療で推奨される薬剤は? 4次治療を含めた治療戦略は?
〈小谷大輔 福岡聖大 吉野孝之〉
II.肝胆膵がん
A.肝細胞がん
1.肝細胞がん根治的局所療法後の補助化学療法の有効性と 今後の展望は?
〈梶原崇弘 森口正倫 高山忠利〉
2.肝細胞がんの殺細胞性薬剤による化学療法の有効性と今後の展望は?
〈柴 知史 上野秀樹 奥坂拓志〉
3.肝細胞がんに対するTACEの位置づけと今後の展開は? 〈南 康範 工藤正俊〉
4.肝細胞がんに対して分子標的薬は有効か? 〈山下竜也 荒井邦明 金子周一〉
5.化学療法施行時のB型肝炎ウイルス対策は必要か? 〈池田公史〉
B.胆道がん
6.胆道がん術後補助化学療法の有効性と今後の展望は? 〈小西 大〉
7.切除不能・再発胆道がんの標準的1次化学療法は? 〈古瀬純司〉
8.胆道がん薬物療法での経口抗がん薬の位置づけは? 〈石井 浩〉
C.膵がん
9.膵がん術後補助化学療法の標準治療は? 〈松本逸平 亀井敬子 竹山宜典〉
10.Borderline resectable膵がんの概念と治療戦略は? 〈高橋進一郎〉
11.局所進行膵がんに対して放射線療法は必要か? 〈福冨 晃〉
12.FOLFIRINOX療法の対象は? また,GEMを含む化学療法との使い分けは?
〈上野秀樹 奥坂拓志〉
13.切除不能・再発膵がんに対して2次化学療法は有効か? 〈水野伸匡 山雄健次〉
14.膵内分泌腫瘍に分子標的薬は有効か? また開始時期と副作用マネージメントは? 〈上野 誠〉
15.膵神経内分泌腫瘍と消化管神経内分泌腫瘍の治療法は違うのか? 〈伊藤鉄英〉
III.頭頸部がん,肺がん
A.頭頸部がん
1.頭頸部がんに対する標準的導入化学療法とは? 〈田原 信〉
2.頭頸部がんの(化学)放射線療法に用いる標準的薬剤は何か? 〈横田知哉〉
3.甲状腺がんに対する分子標的治療は標準治療とみなし得るか? 〈清田尚臣〉
B.肺がん総論
4.肺がんの薬理遺伝学的分類の可能性は? 〈矢野聖二〉
5.ドライバー変異を標的とした肺がんの個別化治療はどこまで進歩するか? 〈後藤 悌〉
C.手術可能非小細胞肺がん
6.II期およびIII期腺がんにUFTによる術後補助化学療法は妥当か?
〈佐治 久 丸島秀樹 中村治彦〉
7.III期非小細胞肺がんに対する術前化学療法は標準治療のひとつと考えられるか? 〈瀧川奈義夫〉
D.III期非小細胞肺がん
8.カルボプラチン連日投与と同時放射線治療は高齢者に対する標準治療か? 〈安宅信二〉
9.化学放射線療法に陽子線治療を併用するメリットは何か? 〈秋元哲夫〉
10.III期非小細胞がんに対する標準的な化学放射線療法は何か? 〈堀田勝幸〉
E.IV期非小細胞肺がん
11.維持療法の意味は? 〈林 秀敏〉
12.EGFR―TKIの使い分けは? 〈浦田佳子〉
13.EGFR―TKIのbeyond PDは一般臨床で許容されるか? 〈堀池 篤 西尾誠人〉
14.EGFR遺伝子変異陽性患者にcytotoxic chemotherapyは不要か? 〈井上 彰〉
15.ALK陽性肺がんにクリゾチニブは1st lineで使用すべきか? 〈武田真幸〉
16.血管新生阻害薬併用による肺がん治療成績の向上と問題点 〈野崎 要 瀬戸貴司〉
17.高齢者非小細胞肺がんに対する標準的化学療法はドセタキセルか? 〈武田晃司〉
F.限局型小細胞肺がん
18.限局型小細胞肺がんに対する標準治療はシスプラチン+エトポシドと加速過分割胸部放射線
治療(AHTRT)か? 〈久保田 馨〉
19.放射線治療は化学療法の1コース目から併用すべきか? 〈柳下薫寛 宿谷威仁〉
G.進展型小細胞がん
20.進展型小細胞肺がんの標準的治療の進歩の可能性は? 〈大泉聡史〉
21.Amrubicinの至適使用のタイミングは? 〈村上晴泰〉
22.進展型小細胞肺がんにPCIは実施すべきでないか? 〈赤松弘朗 山本信之〉
23.小細胞肺がん(sensitive relapse)に対する2次化学療法の標準治療は何か? 〈後藤功一〉
24.高齢者小細胞肺がんに対する標準的化学療法は何か? 〈佐藤 亮 下川恒生 岡本浩明〉
IV.乳がん
A.術前・術後の薬物療法
1.閉経前ホルモン受容体陽性乳がんに対する適切な術後ホルモン療法は?
タモキシフェンにLH―RHアゴニストを併用すべきか? 〈小林隆之 伊藤良則〉
2.術後ホルモン療法は何年間が適切か? 〈山口絢音 佐治重衡〉
3.乳房温存手術後の非浸潤性乳管がんに対しホルモン療法は推奨されるか?
〈杉山迪子 大崎昭彦 佐伯俊昭〉
4.HER 2陽性乳がんに対する術前化学療法にトラスツズマブの併用は推奨されるか?
〈山口 雄 向井博文〉
5.腫瘍径1 cm以下のHER 2陽性乳がんに対する術後補助療法としてトラスツズマブを併用すべきか?
〈田中仁寛 徳永えり子 前原喜彦〉
6.原発性乳がんの術後補助化学療法として経口フッ化ピリミジンは推奨されるか? 〈増田慎三〉
7.乳がん術後化学療法にアントラサイクリンは必要か? 〈市岡恵美香 清水千佳子〉
8.乳がん術後にビスホスホネートは推奨されるか? 〈清水華子 石黒 洋〉
9.乳がん術後化学療法の適応判断に遺伝子発現プロファイルを検査すべきか?
〈小野田敏尚 中村清吾〉
B.進行乳がんの治療
10.1次ホルモン療法耐性の乳がんに対し2次ホルモン療法は推奨されるか? 〈高橋將人〉
11.転移・再発乳がんに対する化学療法にベバシズマブを併用すべきか? 〈渡邉諭美 鶴谷純司〉
12.HER 2陽性の転移・再発乳がんに対する1次治療として適切な薬物療法は何か?
〈北野敦子 田村研治〉
13.HER 2陽性の転移・再発乳がんに対する2次治療として適切な薬物療法は何か? 〈岩田広治〉
14.アントラサイクリン・タキサン耐性の乳がんに対して化学療法は推奨されるか? 〈青儀健二郎〉
15.乳がん再発時に可能な限り生検をすべきか? 〈山本 豊〉
16.乳がん骨転移に対してゾレドロン酸とデノスマブのどちらを使用すべきか?
〈小金丸茂博 三浦裕司 高野利実〉
17.タモキシフェンの効果予測を目的としてCYP2D6の遺伝子多型を調べることは推奨されるか?
〈本多和典 安藤雄一〉
V.婦人科がん,泌尿生殖器がん
A.卵巣がん
1.卵巣がんの初回化学療法として推奨されるレジメンは何か? 〈高野忠夫 八重樫伸生〉
2.卵巣がんの初回化学療法での維持療法は推奨されるか? 〈吉川裕之〉
3.卵巣がんの化学療法にベバシズマブの併用は推奨されるか? 〈朴 将源 松本光史〉
4.卵巣がんの初回化学療法後の経過観察でCA 125を測定すべきか? 〈温泉川真由〉
5.プラチナ耐性の卵巣がんに対する化学療法として推奨されるレジメンは何か?
〈利部正裕 杉山 徹〉
B.子宮体がん
6.子宮体がんの術後化学療法として最適なレジメンは何か? 〈喜多川 亮〉
7.子宮体がんの術後化学療法が適応となるのはどのような患者か? 〈西尾 真〉
8.進行期の子宮体がんに対する化学療法として推奨されるレジメンは何か? 〈菅野哲平 勝俣範之〉
9.進行期の子宮体がんに対してホルモン療法は適応となりうるか? 〈相原聡美〉
C.子宮頸がん
10.子宮頸がんの術後補助療法としてどのような治療が推奨されるか? 〈谷岡真樹〉
11.再発子宮頸がんに対する化学療法として推奨されるレジメンは何か? 〈原野謙一〉
12.子宮頸がんの化学療法にベバシズマブの併用は推奨されるか? 〈山中康弘〉
D.腎細胞がん
13.腎細胞がんの術後補助治療は推奨されるか? 〈篠原信雄〉
14.分子標的治療薬後の腎細胞がんに対して別の分子標的薬による2次治療は推奨されるか?
〈内野慶太〉
15.腎細胞がんに対してサイトカイン療法は推奨されるか? 〈江藤正俊 河野吉昭〉
16.腎細胞がんに対する1次治療として推奨される分子標的薬は何か? 〈高橋俊二〉
E.膀胱がん
17.筋層浸潤膀胱がんに対する根治的膀胱摘除術の術前化学療法として推奨されるレジメンは何か?
〈上田裕二郎 松原伸晃〉
18.転移・再発膀胱がんに対する化学療法として推奨されるレジメンは何か? 〈金 容壱〉
F.前立腺がん
19.前立腺がんに対してcombined androgen blockadeは去勢単独よりも推奨されるか?
〈畝川芳彦〉
20.去勢抵抗性前立腺がんに対するドセタキセル導入前の薬物療法として推奨されるレジメンは何か?
〈常森寛行 筧 善行〉
21.ドセタキセルが無効となった去勢抵抗性前立腺がんに対して有効な薬物療法はあるか?
〈塩澤真司 堀江重郎〉
VI.造血器がん
A.白血病/骨髄系腫瘍
1.急性骨髄性白血病の寛解導入においてダウノルビシンやシタラビンを増量すべきか? 〈柳田正光〉
2.急性骨髄性白血病では寛解期造血幹細胞移植を行うべきか? 〈稲本賢弘〉
3.急性リンパ性白血病では何歳までを若年者として小児プロトコールで治療すべきか? 〈今井陽俊〉
4.慢性骨髄性白血病慢性期におけるチロシンキナーゼ阻害薬治療は中止可能か? 〈高橋直人〉
5.骨髄異形成症候群におけるアザシチジン有効性の判断はいかに行うべきか? 〈鈴木隆浩〉
6.骨髄異形成症候群における芽球増加にはどのように治療すべきか? 〈波多智子〉
7.骨髄増殖性腫瘍に対するJAK 2阻害薬のエビデンスは? 〈桐戸敬太〉
B.リンパ腫
8.濾胞性リンパ腫の限局期あるいは進行期での標準治療は? 〈照井康仁〉
9.中枢神経リンパ腫のリスクと予防・治療は? 〈島田和之 冨田章裕〉
10.リンパ腫患者でB型あるいはC型肝炎ウイルスの既感染者の場合,治療の注意点は?
〈楠本 茂 田中靖人〉
11.再発・難治ホジキンリンパ腫の治療法は? 〈永井宏和〉
12.再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫における治療法の選択は? 〈鈴木達也〉
13.慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫に対する分子標的治療は? 〈樋口悠介 木下朝博〉
14.PET―CTはリンパ腫の経過観察に必要か? 〈伊豆津宏二〉
C.多発性骨髄腫
15.多発性骨髄腫でのファーストライン治療の適応と治療法は? 〈矢野寛樹 飯田真介〉
16.多発性骨髄腫の移植後維持療法に関するエビデンスは? 〈池田昌弘 鈴木憲史〉
VII.脳腫瘍,皮膚,小児,その他の希少腫
1.軟部肉腫(非円形細胞)に対し症状緩和を目的とした化学療法で推奨されるレジメンは?
〈柴田浩行〉
2.軟部肉腫(非円形細胞)に対する術後補助化学療法は推奨されるか? 〈山本春風〉
3.軟部肉腫(非円形細胞)に対して分子標的薬は有効か? 〈瓜生恭章 向原 徹〉
4.ユーイング肉腫に対する有効な化学療法レジメンは何か? 〈公平 誠〉
5.横紋筋肉腫に対して有効な化学療法レジメンは何か? 〈小山隆文 大山 優〉
6.初発膠芽腫に対して推奨される治療は何か? 〈成田善孝〉
7.悪性黒色腫に最も有効な薬物治療は何か? 〈清原祥夫〉
8.悪性黒色腫に術後補助療法は推奨されるか? 〈山崎直也〉
9.高度催吐性の化学療法の悪心・嘔吐の予防として最も推奨される治療は何か? 〈藤井博文〉
10.原発不明がんの原発巣推定に有用な腫瘍マーカーは何か? 〈白川 剛 江?泰斗〉
11.原発不明がんの原発巣推定に病理学的検査は必須か? 〈桂田由佳 津田 均〉
12.思春期および若年成人のがんにどのようなアプローチが必要か? 〈今村善宣〉
13.本当に効く免疫療法は? 〈吉田泰司 関根郁夫〉
索引
執筆者一覧
西條長宏 特定非営利活動法人 日本臨床腫瘍学会(JSMO) 特別顧問 監修
朴 成和 国立開発研究法人国立がん研究センター中央病院 消化器内科長 編集
大江裕一郎 国立開発研究法人国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科長 編集
南 博信 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科教授 編集
直江知樹 国立病院機構名古屋医療センター院長 編集
浜本康夫 慶應義塾大学病院 腫瘍センター
小島 嗣 国立がん研究センター東病院 消化管内科医長
對馬隆浩 静岡県立静岡がんセンター 消化器内科医長
大場彬博 国立がん研究センター中央病院 消化管内科
加藤 健 国立がん研究センター中央病院 消化管内科医長
寺島雅典 静岡県立静岡がんセンター 胃外科部長
深川剛生 国立がん研究センター中央病院 胃外科外来医長
佐藤太郎 大阪大学大学院医学系研究科 消化器癌先進化学療法開発学寄附講座教授
田村真吾 九州大学病院別府病院 内科
草場仁志 九州大学病院 血液・腫瘍内科
馬場英司 九州大学大学院医学研究院 九州連携臨床腫瘍学教授
新井裕之 千葉県がんセンター 消化器内科
廣中秀一 千葉県がんセンター 臨床試験推進部
三好佐和子 国立がん研究センター東病院 消化器内科
設樂紘平 国立がん研究センター東病院 消化器内科
澤木 明 川崎医科大学 臨床腫瘍学講師
村中徹人 北海道大学病院 腫瘍センター
小松嘉人 北海道大学病院 腫瘍センター診療教授
津田享志 聖マリアンナ医科大学 臨床腫瘍学講師
中島貴子 聖マリアンナ医科大学 臨床腫瘍学准教授
山本祥之 筑波大学医学医療系 消化器内科学病院講師
兵藤一之介 筑波大学医学医療系 消化器内科学教授
谷口浩也 愛知県がんセンター中央病院 薬物療法部医長
須藤一起 国立がん研究センター中央病院 消化管内科
山田康秀 国立がん研究センター中央病院 消化管内科外来医
若槻 尊 がん研究会有明病院 消化器センター消化器内科
水沼信之 がん研究会有明病院 消化器センター消化器内科部長
松本俊彦 国立病院機構四国がんセンター 消化器内科
梶原猛史 国立病院機構四国がんセンター 消化器内科
仁科智裕 国立病院機構四国がんセンター 消化器内科医長
高橋雅信 東北大学加齢医学研究所 臨床腫瘍学分野・東北大学病院 腫瘍内科講師
石岡千加史 東北大学加齢医学研究所 臨床腫瘍学分野・東北大学病院 腫瘍内科教授
山崎健太郎 静岡県立静岡がんセンター 消化器内科医長
小谷大輔 国立がん研究センター東病院 消化管内科
福岡聖大 国立がん研究センター東病院 消化管内科
吉野孝之 国立がん研究センター東病院 消化管内科科長
梶原崇弘 日本大学板橋病院 消化器外科
森口正倫 日本大学板橋病院 消化器外科
高山忠利 日本大学板橋病院 消化器外科教授
柴 知史 国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科
上野秀樹 国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科医長
奥坂拓志 国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科科長
南 康範 近畿大学病院 消化器内科講師
工藤正俊 近畿大学病院 消化器内科教授
山下竜也 金沢大学附属病院 地域医療教育センター・消化器内科特任教授
荒井邦明 金沢大学附属病院 地域医療教育センター・消化器内科
金子周一 金沢大学附属病院 地域医療教育センター・消化器内科教授
池田公史 国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科科長
小西 大 国立がん研究センター東病院 肝胆膵外科科長
古瀬純司 杏林大学医学部 内科学腫瘍内科教授
石井 浩 国立病院機構四国がんセンター 消化器内科・臨床研究センターセンター長
松本逸平 近畿大学医学部 外科肝胆膵部門准教授
亀井敬子 近畿大学医学部 外科肝胆膵部門講師
竹山宜典 近畿大学医学部 外科肝胆膵部門教授
高橋進一郎 国立がん研究センター東病院 肝胆膵外科医長
福冨 晃 静岡県立静岡がんセンター 消化器内科医長
水野伸匡 愛知県がんセンター中央病院 消化器内科部医長
山雄健次 愛知県がんセンター中央病院 消化器内科部部長
上野 誠 神奈川県立がんセンター 消化器内科医長
伊藤鉄英 九州大学大学院医学研究院 病態制御内科准教授
田原 信 国立がん研究センター東病院 頭頸部内科科長
横田知哉 静岡県立静岡がんセンター 消化器内科医長
清田尚臣 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
矢野聖二 金沢大学がん進展制御研究所 腫瘍内科教授
後藤 悌 国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科
佐治 久 聖マリアンナ医科大学病院 呼吸器外科准教授
丸島秀樹 聖マリアンナ医科大学病院 呼吸器外科講師
中村治彦 聖マリアンナ医科大学病院 呼吸器外科教授
瀧川奈義夫 川崎医科大学 総合内科学4教授
安宅信二 近畿中央胸部疾患センター 臨床研究センター部長
秋元哲夫 国立がん研究センター東病院 放射線治療科科長
堀田勝幸 岡山大学病院 呼吸器・アレルギー内科講師
林 秀敏 近畿大学医学部 内科学講座腫瘍内科
浦田佳子 兵庫県立がんセンター 呼吸器内科医長
堀池 篤 がん研究会有明病院呼吸器センター 呼吸器内科医長
西尾誠人 がん研究会有明病院呼吸器センター 呼吸器内科部長
井上 彰 東北大学大学院医学系研究科 緩和医療学分野教授
武田真幸 近畿大学医学部 内科学講座腫瘍内科部門講師
野崎 要 国立病院機構九州がんセンター 呼吸器腫瘍科
瀬戸貴司 国立病院機構九州がんセンター 呼吸器腫瘍科
武田晃司 大阪市立総合医療センター 腫瘍内科部長
久保田 馨 日本医科大学付属病院 化学療法科・呼吸器内科部長
柳下薫寛 順天堂大学大学院医学研究科 呼吸器内科
宿谷威仁 順天堂大学大学院医学研究科 呼吸器内科
大泉聡史 北海道大学大学院医学研究科 呼吸器内科学准教授
村上晴泰 静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科医長
赤松弘朗 和歌山県立医科大学 内科学第3講座
山本信之 和歌山県立医科大学 内科学第3講座教授
後藤功一 国立がん研究センター東病院 呼吸器内科科長
佐藤 亮 横浜市立市民病院 呼吸器内科副医長
下川恒生 横浜市立市民病院 呼吸器内科医長
岡本浩明 横浜市立市民病院 呼吸器内科科長
小林隆之 がん研究会有明病院 総合腫瘍科
伊藤良則 がん研究会有明病院乳腺センター 乳腺内科部長
山口絢音 京都大学大学院医学研究科 乳腺外科
佐治重衡 福島県立医科大学 腫瘍内科学講座主任教授
杉山迪子 埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科
大崎昭彦 埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科教授
佐伯俊昭 埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科教授
山口 雄 武蔵野赤十字病院 腫瘍内科
向井博文 国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科医長
田中仁寛 九州大学大学院医学研究院 消化器・総合外科
徳永えり子 国立病院機構九州がんセンター 乳腺科部長
前原喜彦 九州大学大学院医学研究院 消化器・総合外科教授
増田慎三 国立病院機構大阪医療センター 乳腺外科科長
市岡恵美香 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科
清水千佳子 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科外来医長
清水華子 兵庫県立尼崎総合医療センター 乳腺外科医長
石黒 洋 京都大学大学院医学研究科 標準治療腫瘍学講座特定准教授
小野田敏尚 昭和大学病院 乳腺外科/横浜旭中央総合病院 乳腺外科兼任講師
中村清吾 昭和大学病院 乳腺外科教授
高橋將人 国立病院機構北海道がんセンター統括診療部長
渡邉諭美 近畿大学医学部 内科学腫瘍内科部門
鶴谷純司 近畿大学医学部 内科学腫瘍内科部門准教授
北野敦子 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科
田村研治 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科科長
岩田広治 愛知県がんセンター中央病院 乳腺科部部長
青儀健二郎 国立病院機構四国がんセンター 乳腺・内分泌外科 臨床研究推進部部長
山本 豊 熊本大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科准教授
小金丸茂博 虎の門病院 臨床腫瘍内科
三浦裕司 虎の門病院 臨床腫瘍内科
高野利実 虎の門病院 臨床腫瘍内科部長
本多和典 名古屋大学医学部附属病院 化学療法部
安藤雄一 名古屋大学医学部附属病院 化学療法部教授
高野忠夫 東北大学病院 臨床研究推進センター教授
八重樫伸生 東北大学大学院医学系研究科 婦人科学分野教授
吉川裕之 茨城県立中央病院 病院長
朴 将源 兵庫県立がんセンター 腫瘍内科
松本光史 兵庫県立がんセンター 腫瘍内科科長
温泉川真由 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科
利部正裕 岩手医科大学 産婦人科
杉山 徹 岩手医科大学 産婦人科教授
喜多川亮 NTT東日本関東病院 産婦人科
西尾 真 久留米大学医学部 産科婦人科学
菅野哲平 日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科
勝俣範之 日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授
相原聡美 佐賀大学医学部附属病院 産科婦人科
谷岡真樹 ノースカロライナ大学 ラインバーガー癌研究所
原野謙一 日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科
山中康弘 栃木県立がんセンター 化学療法部腫瘍内科副部長
篠原信雄 北海道大学大学院医学研究科 腎泌尿器外科教授
内野慶太 国立病院機構九州医療センター 腫瘍内科科長
江藤正俊 熊本大学大学院生命科学研究部 泌尿器科学教授
河野吉昭 熊本大学大学院生命科学研究部 泌尿器科学講師
高橋俊二 がん研究会有明病院 総合腫瘍科部長
上田裕二郎 国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科
松原伸晃 国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科
金 容壱 聖隷浜松病院 化学療法科部長
畝川芳彦 埼玉医科大学国際医療センター 腫瘍内科教授
常森寛行 香川大学医学部附属病院 泌尿器・副腎・胃移植外科
筧 善行 香川大学医学部附属病院 泌尿器・副腎・胃移植外科教授
塩澤真司 順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器科学
堀江重郎 順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器科学教授
柳田正光 藤田保健衛生大学 血液内科講師
稲本賢弘 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科
今井陽俊 札幌北楡病院 血液内科主任部長
高橋直人 秋田大学医学部 血液腎臓膠原病内科教授
鈴木隆浩 自治医科大学医学部 内科学講座血液学部門講師
波多智子 長崎大学原爆後障害医療研究所 血液内科学研究分野准教授
桐戸敬太 山梨大学医学部 血液・腫瘍内科教授
照井康仁 がん研究会有明病院 血液腫瘍科担当部長
島田和之 名古屋大学病院 血液内科特任講師
冨田章裕 名古屋大学病院 血液内科准教授
楠本 茂 名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学講師
田中靖人 名古屋市立大学大学院医学研究科 病態医科学講座ウイルス学教授
永井宏和 国立病院機構名古屋医療センター 臨床研究センター部長
鈴木達也 国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科
樋口悠介 愛知県がんセンター中央病院 血液・細胞療法部
木下朝博 愛知県がんセンター中央病院 血液・細胞療法部部長
伊豆津宏二 虎の門病院 血液内科部長
矢野寛樹 愛知厚生連海南病院 血液内科部長
飯田真介 名古屋市立大学大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学教授
池田昌弘 日本赤十字社医療センター 血液内科
鈴木憲史 日本赤十字社医療センター 血液内科部長
柴田浩行 秋田大学大学院医学系研究科 臨床腫瘍学教授
山本春風 国立病院機構熊本医療センター 腫瘍内科医長
瓜生恭章 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
向原 徹 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科特命准教授
公平 誠 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科
小山隆文 亀田総合病院 腫瘍内科部長代理
大山 優 亀田総合病院 腫瘍内科部長
成田善孝 国立がん研究センター中央病院 脳脊髄腫瘍科科長
清原祥夫 静岡県立静岡がんセンター 皮膚科部長
山崎直也 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科科長
藤井博文 自治医科大学病院 臨床腫瘍科教授
白川 剛 宮崎県立宮崎病院 化学療法科科長
江崎泰斗 国立病院機構九州がんセンター 消化管・腫瘍内科臨床研究センター長
桂田由佳 防衛医科大学校 病態病理学
津田 均 防衛医科大学校 病態病理学教授
今村善宣 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
吉田泰司 千葉県がんセンター 呼吸器内科
関根郁夫 千葉県がんセンター 呼吸器内科部長
株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722
Copyright (C) CHUGAI-IGAKUSHA. All rights reserved.